生徒指導の課題を話し合う「生徒指導推進協議会」(委員長=阪根健二・鳴門教育大大学院准教授)が13日、岡山市の県立図書館であった。県教委、PTAの委員が不登校などの課題を協議した。
同協議会は学校、家庭、地域の連携を進める目的で今年度に設置された。県教委によると、県内の昨年度の30日以上の長期欠席者の割合は小学校が1・26%で全国2位、中学は4・53%で同3位。長期欠席者のうち心理的、情緒的、社会的要因などを背景に登校しない、またはしたくても出来ない不登校のケースは、小学校が0・47%で全国5位、中学は3・19%で同10位。
県教委は不登校の子供を持つ保護者との意見交換会で、周囲の無理解で非難されたり、連絡を頻繁に取れる教員が助けになった--などの意見を報告。委員からは「家庭を孤立させない必要がある」「家族が子供に無関心な場合は(立ち直りが)難しかった」などの意見が出た。【椋田佳代】
毎日新聞 2009年2月16日 地方版