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産科診療所:国内初の医師会立 神奈川・鎌倉に誕生

開設された「ティアラかまくら」で受け付けをする受診者(左)=神奈川県鎌倉市小町1で2009年2月17日午前8時半、吉野正浩撮影
開設された「ティアラかまくら」で受け付けをする受診者(左)=神奈川県鎌倉市小町1で2009年2月17日午前8時半、吉野正浩撮影

 医師会立の産科診療所としては国内初となる「ティアラかまくら」が17日、神奈川県鎌倉市小町1に開設された。市が旧デイケア施設を改修し、委託を受けた市医師会(細谷明美会長)が運営する。家賃や医療機器リース代は市が負担する。

 診療所(鉄筋2階建て、延べ638平方メートル)は個室が5室、3人部屋が1室の計8床。雨森良彦院長(76)ら産科医3人、助産師9人、看護師3人が常駐し、合併症などの危険性がない通常分娩(ぶんべん)や妊婦健診などを担う。

 これまで市内の産科施設は民間病院の1カ所だけで、07年度の新生児1274人のうち761人が市外で生まれた。市内での出産を望む声は強く、市は昨年5月に市医師会と協定を交わしていた。

 午前8時半の開業時には早くも女性5人が診察に訪れた。長女(7)の出産時は福島県の実家に里帰りしたという鎌倉市笛田の主婦(31)は「今回は家の近くで産みたいので安心です」と話していた。【吉野正浩】

毎日新聞 2009年2月17日 11時43分(最終更新 2月17日 12時15分)

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