ネットショップ運営には、パソコン故障や人的トラブルなどさまざまな問題が潜んでいる。「お客様を失う」という致命的な問題が発生する前に万全の準備を整えておこう。
使用中のパソコンやインターネット環境に思いがけないトラブルが生じ、一時的にせよ営業中断の憂き目に遭った、というネットショップ・オーナーは少なくありません。通常業務に数分で戻れる程度の軽微な問題もあれば、お客様から多数のクレームが寄せられたり、多額の売り上げ損失を被った、という深刻なケースまで、被害の実態もさまざまです。
ネットショップは「情報システムという土台の上に建てられた仮想店舗」です。土台に生じたトラブルは、地震のようにその上のネットショップを直撃します。自らの被害だけでなく、お客様の被害を防ぐ意味でも、パソコンのトラブルを未然に回避する手だてがあれば、意識的に講じておくべきなのは言うまでもありません。
とはいえ、特に少人数で運営するネットショップにとっては「言うは易し、行うは難し」なのも事実。目の前にある日常業務をこなすだけで精一杯、パソコンのトラブル対策にあれこれ手を回す余裕などないのが現実でしょう。
ところがうまいことに、そんなショップに最適な対策があるのです。Windows Home Server(以下ウィンドウズ・ホーム・サーバー)を採用したサーバーの導入です。
ウィンドウズ・ホーム・サーバーは、LANに接続された10台までのパソコンに対し、データ共有などいくつもの便利な機能を提供する、マイクロソフト社の最新サーバー用OSです。家庭での使用を想定した低価格で使いやすいという特徴は、少人数のネットショップに見逃せないポイント。
ウィンドウズ・ホーム・サーバーが稼働するサーバーマシンに各自のパソコンを接続すれば、データ共有、自動バックアップ、セキュリティ管理など、一段も二段もトラブルに強い環境が苦もなく実現できてしまうです。
「パソコンのトラブル対策って、何からはじめるの?」といった若葉マークのオーナーだけでなく、すでにバックアップなどの対策を実行中の中堅店主にとってもサーバー導入メリットは大きいはずです。10台までのパソコンの集中管理を簡単に実現できるうえ、パソコンごとに対策を講じる手間や費用を削減できるからです。パソコン環境のトラブル対策はお店の信頼度に直結するのですから、オーナー一人で営業中のネットショップであっても、標準装備として検討したいツールといえるのではないでしょうか。
※ウイルス被害額算出モデル研究会、独立行政法人・情報処理推進機構『2005年 企業における 情報セキュリティ事象被害額調査』(2006年11月)より抜粋
超重要データすべて消失! 突然パソコンが動かなくなった...致命的なパソコントラブルの代表といえば、なんといっても本体内蔵ハードディスクのクラッシュ。ショップ運営に不可欠な保存済みデータが一瞬にして丸ごと消滅してしまうことも。専門業者に相談して復旧できる場合もあるが、費用は極めて高額。 |
全パソコンのデータをまとめて自動バックアップWindows Home Serverがパソコンのハードディスクをまるごとサーバーへバックアップ。このバックアップ作業は自動的に行われるため、日常業務に支障も来さない。データだけでなく、インストールされたOSとアプリケーションもバックアップされているため、万が一のときでも元の状態へすばやく復旧させることが可能。 |
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広告画像の価格表記にミス発覚! 製作担当者は風邪でダウン中...誤ったデータを修正しようにも、担当者がいないので元のデータがどこにあるのか誰にもわからなかった、という情けない話もよく聞く。たとえパソコン同士をLANでつないでも、データを各自のパソコンで勝手に管理しているかぎり、問題は根本的に解決しない。 |
原本データを一カ所に集めて管理できるデータ共有よく使うファイルや業務データの「原本」をサーバーの共有フォルダに保存しておけば、どのパソコンからもつねに同じファイルにアクセスでき、データの分散や重複防止を図れる。ハードディスクを2台以上搭載しているサーバーなら、サーバー内でのデータの二重化も可能。ハードディスク障害や、誤ってサーバーのデータを削除してしまった場合も元に戻すのは簡単。 |
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DM発送業者宛の顧客リストを誤送信! 仕事を手伝っただけなのに...個人情報のカタマリのようなマル秘データを外部の事業者へ渡す必要のあるときは、言うまでもないが慎重に慎重を重ねた手順で実行する必要がある。誤送信した担当者を責める前に、マル秘データを自由にアクセスできる状態そのものが大きな問題なのだ。 |
「うっかり漏えい」を防止する、担当者ごとのアクセス許可サーバーの共有フォルダとその各ファイルに対して、読み書きを特定のユーザーにだけ許可することも可能。たとえば個人情報が含まれた顧客リストには店長以外がアクセスできないように設定しておくと、断りなくデータを使われたり、こっそりデータを持ち出されたりする事態を容易に防げる。 |
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ウイルス感染メールがお客様に! そのパソコンだけ対策が甘かった...アンチウイルスソフト更新などのセキュリティ対策を担当者の自己責任にしていては、全体のセキュリティレベルを一定に保つことなど不可能。相当な手間とはいえ、店長が毎日点検して回るしかないのだろうか。セキュリティを守るためのルール作りも大変そうだ。 |
全パソコンのアンチウイルスソフト稼働状況を一括管理セキュリティ管理機能によって、各パソコンのファイアウォール、アンチウイルスソフトの設定および更新状態などを管理できる。外部からの脅威に対して防御力の低いパソコンを簡単に特定できるため、全体のセキリティレベルの監視・点検作業に必要な負担を大いに減らすことができるはず。 |
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過去のデータが手元にない! 絶好の仕入れチャンスがフイに...外出時の携行用にノートパソコンやネットブックを用意しても、必要なデータがコピーされていなければ仕事にならない。しかしデータをコピーすればしたで、更新したデータと元のデータとの同期が必要になるし、盗難にあったときに情報漏えいとなるリスクも抱えてしまう。 |
外出先からでも事務所のデータを参照可能なリモートアクセスWindows Home Serverのユーザーは専用の独自ドメインを取得できる。あらかじめ共有フォルダへのアクセス権を設定しておけば、ウェブブラウザでこのURLにアクセスし、事務所のデータを外部から参照することもできる。携帯用のノートパソコンやネットブックにデータをコピーする必要もなくなるため、情報漏洩対策としても有効だ。 |
NEC製の「Express5800 110Ge Windows Home Server バンドルモデル」は、OSのバンドル化やハードディスクのオプション化により、小さなショップでも導入しやすい価格を実現。バンドルされたOSはユーザーがインストールすることになるが、作業の大部分は自動化されているので簡単そのもの。3年間の翌日オンサイト保守(出張保守)とパーツ保証も付いており、長く安心して使える製品だ。
CPU:インテル Celeron430(1.80GHz)
メモリ:512MB(ECC付きDDR2-800)
HDD:ディスクレス(同時購入も可能)
光学ドライブ:DVD(6倍速〜最大16倍速)
LAN:1000BASE-T LANコネクタ×1
「Express5800 110Ge Windows Home Server バンドルモデル」をさらに詳しく知りたい人はこちらへアクセス!
http://club.express.nec.co.jp/Store/server/whs.html
提供・協力 NEC