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【千葉】NICU 市民優先のベッド確保 周産期医療対策 浦安市、順天堂大病院に2009年2月17日 新生児集中治療室(NICU)が満床などの理由で、妊婦や新生児が医療機関に受け入れてもらえない問題を受け、浦安市は市民を優先的に受け入れる空きベッドを市内の中核病院に確保するなど、周産期救急医療の充実に乗り出す。市は病院側に支払う運営費二千九百四十万円を二〇〇九年度当初予算案に計上した。 市内で唯一、NICU三床を設置する順天堂大付属浦安病院の一床と、母体を守るため同病院産婦人科の集中治療室(ICU)一床を確保する計画。満床の場合も、ほかの空きベッドを病院側が市民に提供するなどの措置を取ってもらう。 市民がベッドを利用しなくても、年間管理用の診療報酬の半額を市が病院側に運営費として支払う契約。運営費は専門性の高い医師を増員するなど周産期救急医療の充実にも使用してもらう。 松崎秀樹市長は「病院側にはNICUのベッドを三床程度増やす考えがあるようだ。増床につながる呼び水にしてもらいたい」と述べた。 (林容史)
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