麻生首相と会談後、記者の質問に答える中川財務・金融相=16日夜、首相官邸、河合博司撮影
G7後にもうろうとした状態で記者会見した中川財務・金融相は16日深夜、かかりつけの病院で診断を受けたことを明らかにしたうえで「風邪の症状と時差ぼけ。抗ヒスタミンというか風邪薬の過度の症状でああいうことになったというような診断が17日に正式に出る」と述べ、薬の副作用が原因と説明した。東京都内の自宅前で記者団に語った。
自らの進退については中川氏は「罷免されない限り、大事な時期なので職責を全うしたい」と、辞任する考えがないことを強調した。
また、中川氏は16日の国会審議では、G7昼食会から日ロ財務相会談の間はアルコールは飲んでいないと説明していた。しかし、夜になって飲酒を認め、「程度問題だが、ほとんど飲んでいない状況だった。本当に口を付けた程度だった」と説明した。