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中川財務相、泥酔疑惑に「ごっくんしていない」答弁

2009年2月16日18時27分

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 中川財務・金融相は16日午後の衆院財務金融委員会で、主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見でもうろうとした状態でかみ合わないやりとりを繰り返した問題について「若干風邪を引いておりまして、風邪薬を普段より多めに飲んだ」と釈明した。飲酒による泥酔との指摘には「飲んだのと、たしなむのは意味が違う。飲んだのを『ごっくん』ということであれば、『ごっくん』はしていない」と否定した。

 民主党の中川正春氏らの質問に答えた。

 この日の質疑で、財務相は当初、「13日のG7夕食会合でワインを飲み、風邪薬は少し多めに飲んだ。14日の午後1時50分からアルコールは一切飲んでいない」と説明したが、その後、「(14日の)昼食に乾杯したが、たしなむ程度。文字通り口にちょっと含んだ。グラス1杯飲んでいない」と微妙に修正した。

 中川正春氏は「なんであそこまで酩酊(めい・てい)して、会見にでていくのか。何が起こっていたのか。見た限りでは泥酔状態じゃないか」と批判。さらに、民主党の松野頼久氏は、危機管理での財務省の判断ミスを追及したが、財務相は「仮にアドバイスがあったとしても、そのまま突っ込んでいた」と答弁した。

 財務相は会見の様子が世界に配信されたことについて「ああいう形で映像、発言が世界、日本に報じられたことは、国民に大変申し訳ない。深く反省している」と陳謝したが、「記者会見の場面で風邪薬などの影響が出て、報道で出てしまったことは誠に反省しているが、会議の目的は十分達した」と釈明もした。

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