2月16日のながさきニュース
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長崎新聞
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佐世保で不登校体験者による講演会 「まず仕事に挑戦を」と隈元さん

| 一輪車に乗って紙吹雪を舞わせ、会場を沸かせる桜子さん=佐世保市、アルカスSASEBO |
佐世保市で不登校の子どもらに居場所を提供している「フリースペース・ふきのとう」(山北眞由美代表)は十五日、不登校体験者らによる講演会「伝える−希望 学ぶPART〓」を三浦町のアルカスSASEBOで開いた。
昨年の創立二十周年記念事業の一環。「私たちの自立への道」と題して、不登校体験記「あかね色の空を見たよ」著者の堂野博之さん(38)、登校拒否などを経て佐世保市で飲食店店長として働く隈元祐輔さん(27)が講演。東彼川棚町出身で不登校を乗り越えて全国で活躍するプロジャグリングパフォーマーの桜子さん(26)が華麗な技を披露した。
堂野さんは、学校へ無理やり行かせようとしていた母が、中学卒業の日に「よく五年間頑張ったね。お母さんも頑張ったんよ。つらかったんよ」と初めて心が通い合う言葉をかけてくれたと回想。
隈元さんは不登校で悩む子どもに「学校以外でも職場など学べる場所はある。まず仕事に挑戦してみて」と呼び掛けた。桜子さんは一輪車に乗って紙吹雪を舞わせ、会場を沸かせた。
広木克行神戸大名誉教授(臨床教育学)の講話もあり「不登校には必ず出口がある。自力で出口を開けるまで、親は子どもの心に寄り添うことが大切」と語った。
【編注】〓は、ローマ数字2
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