動物愛護団体ARK-ANGELS 代表ブログ「ずばり一言!」

ペット小売反対



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* 「太宰府ブリーダー崩壊レスキュー」の報告
昨日の朝、保護したアフガンの1頭がグタっと横たわっており息づかいが荒い、体温を測ると40,5度あった。
食事も取らない。水も飲まない。すぐに獣医に電話をかけ指示を仰ぐ。
5分後、近くの動物病院へと搬送。
治療をしてもらい注射を打ち、診察を終えた。
結果は痩せており衰弱と肝数値が高いので抗生剤の投与をし、しばらく経過観察をすることとなった。
大事には至らなくホッとした。
ときたま、この子はそうだったが全頭、気を許してはいけない状態には変わりはない。

今後も注意深く、観察を行っていかなければいけない。
餌を残す子もいるし便が軟い子も居る。
他の子たちは、食事も完食し健康を快復してきている。ワンと鳴いて呼ぶ子も出てきた。
レスキュー時に咬むということで口輪をしていたアフガンとバセットは、たった1日で口輪も外して甘え声を出すようになった。
警戒心を解いて懐いてきたのだ。助けてくれた事を理解したのだろう。
シェルターに着て二日目、6頭が全バリとシャンプーが終わった。1頭をケアするのに4時間かかった。
これから毎日が彼等を健康に戻すための戦いです。頑張ります。
支援者の皆様、ご心配をされている全国の皆様、逐一、状態をご報告いたしますのでご安心ください。
引き続きのご支援、ご協力をお願いいたします。

代表  林 俊彦



ペット小売反対

今月、太宰府市に繁殖場崩壊があったが、他府県でも同様の崩壊現場が出た。
当団体の支援者の方からの通報で判ったことだが、繁殖場の主人が急死し年老いた奥さんが一人、残ってしまったらしい。
会社員の息子さんが休みの時は手伝うが、残された40頭の犬の世話はできていない。

地元の愛護グループ数人が立ち上がり、ボランティア活動をしている。
残りは30頭ほどになったそうだが、全頭、やせ衰えていると言う。
状態の酷い子から順に、皆さんが1頭ずつ家に引取り、世話をしているという。
しかし、現地にはまだ多くの犬たちが保護を待っている。

ボランティアグループの中に、ひろしまDPレスキュー時に保護犬を団体譲渡し、お世話になった会員さんがいた。
その方は出来るだけ地元で頑張ると言われている。だめな場合は応援してくださいと。
協力の要請があれば駆けつけるつもりだ。

各地方では、このような繁殖場崩壊が相次いでいる。

何故、ペットの命を繁殖している業界にこのような悲惨な事件がおこるのか。

ペットの命を繁殖するということは、大変、困難な作業であるにも拘らず、利益追求の余り、経費を節減するからだ。
人手の削減、係る経費の削減。当然、飼養管理が疎かになる。
無理が生じるのだ。

そのしわ寄せは犬たちにかかってくる。
施設は不衛生になり、病気や感染症が発生、犬たちは痩せ衰えてくる。
そして、やがて、崩壊。

法律で決められている畜犬登録や狂犬病予防注射も、できない。
感染症から犬の身体を守るワクチンすら打てないのだ。

犬の血統をきちんと保存して正しい繁殖をしているブリーダーはいう。
まともに全ての親犬を飼養管理し、子犬の繁殖をすれば相当の経費が掛かり、1頭を出すのに最低10〜20万円は掛かる。
ペットショップに並んでいる子犬の売値が原価であり、私たちブリーダーが直販するのであれば、犬種にもよるが50万〜100万円にはなる。
「安く出さないとペット小売業者は買ってくれないし競り市では競争にもならない。育てている環境が違うし質も良い。と訴えても、同じ犬種なら安い方が売れるし儲かる。」と言って、私等、純血を守っている業者の言うことには耳を傾けてくれない。と嘆いている。

動物先進国では、子犬を売るペットショップは存在しないし、あっても廃止の方向にある。
命をガラスのショーケースに並べる事を禁じているのだ。
ブリーダー施設を見学し、直接、ブリーダーと面談して飼主チェックが行われ、適正に犬を飼えるかどうかを見極めてから販売する。
売る側も適正飼育が出来る買い主にしか、売らないのだ。
理想的なペットの取引形態だと思う。

そうすれば捨てる人もいなくなるし、繁殖業者の虐待飼育もなくなるだろう。

先般、ペット小売業協会の或る理事に手紙を書き、今の現実を打破するために相談を持ちかけたが
「業界としては独自の考え方で動物愛護を考えマイクロチップの普及を推進すべく導入している。この課題が具体化できるまで専念することが社会から要請されている業界の責任であり近道であると思量いたします。」という返答があった。
私は「違うだろ。個体識別の方法論ではなく繁殖場のレベルが低く、劣悪環境の業者が多くいて悲惨な犬たちが苦しんでいるんだ。この現実を改革、或いは自浄努力が急務だ。」と申し上げたのだが、
業界リーダーは慇懃無礼な言い回しで、的外れな回答をしてきた。

わかっていない。
いや、判ろうとしないのだ。
前述のまともなブリーダーのように変革していけば、仕入れが高くなり売値を上げなければいけないし、第一に消費者が買わなくなってくるからだ。
買わないと言うより、高価になって買えなくなるからだ。

私は、その方が良いと思っている。

日本の繁殖業界、ペット小売業界などを組織する業界全体が自粛、自浄努力が、今まさに社会が望んでいる事案である。

安易にペットを買うのではなく、これらの現実を直視し、小さな命と共に共生するのであれば、保護されている行政の保健所や動物愛護団体にて保護しているワンたちに目を向けていただきたい。
そうすれば、生後40日で母犬から離されてガラスケースに陳列されるのを防げ、衝動買いした子犬を意図も簡単に捨てることなく、また悪質な繁殖業者がこれ以上増えることなく、苦しんでいるペットが救われるのです。

それ以外に犬を求めるのであれば
安心してまともなブリーダーの施設を見学し、ブリーダーの面談を受けてから買い求めてください。

これを機に、ペットショップを無くし、劣悪業者の摘発、そして根絶を推進しましょう。

どのような些細な情報でも結構です。
お近くに劣悪飼育繁殖場があればお知らせください。
すぐに出動します。

動物虐待監視委員会


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怒り心頭です。



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* 「太宰府ブリーダー崩壊レスキュー」の報告
太宰府市のワンたちは無事、2月10日未明、滋賀シェルターに到着しました。
現地では完全なケアが出来ない理由と獣医師の診断を受けての判断と指導で、搬送を決断しました。
1時間に一回、休憩し時間を掛けて福岡から滋賀まで搬送をしました。
搬送トラックも29頭にしては大き過ぎるくらいの余裕のスペースを持った大型トラックで運びました。
全頭、安心したのか眠りながらの搬送でした。ご安心ください。
お陰様で無事に暖かい犬舎にて一夜を過ごしました。
朝の食事も完食です。
朝から大阪支部、愛知支部、静岡班、ボランティアスタッフさんたち、13名が作業をしました。
明日も全国からボランテァ参加者が来られます。
また全国各地から支援物資、支援金が寄せられております。
ご支援者からの数多くの励まし、応援メッセージも届いております。
厚く御礼申し上げます。
広島DPを凌ぐ劣悪環境ではありましたが、生き残ったワンたちの命は助かりました。
彼等の生命力、皆様のご支援のお陰で29個の命の灯は守られたのです。
これからが大変な治療とケアが続きますが、引き続きご協力、ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。

代表  林 俊彦




今回の「太宰府ブリーダー崩壊レスキュー」

どのくらいの頭数がいたのかは不明だが、業者本人は50頭くらいだったという。
現場には屍骸が23体、焼かれていた屍骸が10頭以上。生き残りが29頭。併せて62頭以上になる。
駆けつけたブリーダー仲間の証言では100頭はいたと言う。

100頭を一人で適切な世話など出来るわけがない。
適正飼養頭数は一人で10頭が理想。
手馴れた人なら20〜30頭は可能だ。
それも一日中、勤務してケアまでも含む時間を入れての事。

ただ、餌を与え水を与えるだけでも100頭なら手を抜かないと無理だろう。
糞尿の始末など、手が廻らないはず。

この話は私たちがシェルターでお世話をしている通常のお世話する感覚の話である。
しかし、悪質な繁殖業者は、違う。
100頭なら一人で出来る、と嘯く。

どのようなやり方で飼養管理をするのかと尋ねたら
雄雌は分けている。
1頭づつの個体管理はしていない。
大きい犬なら5〜6頭くらいをまとめて一箇所に入れる。気の荒い子は1頭だけにしている。
小さい子は10頭くらいをまとめて一緒にしている。
まとめて一箇所に餌を入れるから、強い子は多く食べるが弱い子はあまり食べない。
犬同士の喧嘩も起きる。それで死ぬ子もいると言う。

糞の始末は餌やりが終われば、始めるが目立った糞を塵取りで取る。
取り残しや軟便は土をかけている。

作業はこれで終わり。

(某ブリーダー業者との一問一答)
Q.散歩や運動は?
A.しない。

Q.爪切りは?
A.しない。

Q.シャンプーは?
A.しない。

Q.耳掃除は?
A.しない。

Q.施設内や犬舎の掃除は?
A.出来るだけ糞を取っている。

Q.犬舎は洗い流さないのか?
A.床が土だし洗えないしコンクリートの所もあるが、そこまではしない。

Q.では、消毒液は使わないのか?
A.お金がかかるから使わない。

Q.もし、他の犬の糞を食糞したらどうする?
A.糞を始末しないときに翌朝、見たら無くなっている事もある。仕方ない。

Q.もし、犬の便に虫を発見したら?
A.回虫や原虫、鞭虫がいても駆虫はしない。

Q.何故?
A.1頭を駆虫してもすぐに他の犬に感染するから、駆虫などしても意味がないし駆虫薬がもったいない。
ただ、子犬は駆虫をして競り市に出すよ。

Q.病気をしたら獣医に診せる?
A.病気によるね。妊娠した子はすぐに病院に連れて行きエコー検査をしてもらう。
パルボが出た時は必死だったね。とにかくお金がかかるんだよ。親犬にお金をかけてられない。

Q.餌に缶詰などは使わないの?
A.ドライフードだけ。高価なフードや缶詰は使わない。できるだけ安いモノを仕入れている。
缶詰など与えると手間もかかるし良いモノを与えると次には安物を食べなくなる。缶詰やらは子犬を買った人が与えればいい。

Q.おやつは?
A.ははは、そんなもの与えている業者などいないよ。

Q.畜犬登録や狂犬病予防注射は?
A.しない。

Q.なぜ?
A.お金がかかるから。

Q.法律で決められいる国民の義務では?
A.金がかかるし、そんなのしない。
Q.告発されたら?
A.バレっこないよ。そこまでお役所も暇じゃないし手が廻らんでしょ。バレても、してくださいよ。と言うだけだ。皆、知ってるよ。

Q.ワクチンは?
A.しない。子犬はするよ。しないと競り市に出せないから。
自分で打っている業者もいるよ。俺は獣医にしてもらっているがね。ブリーダー価格で。
ワクチン1本を2頭に打ってもらうことがある。

Q.ワクチンを分けて打てば効果はないが?
A.いいんだよ。打った証拠さえあれば。


親犬は子犬を産んで、売れれば金儲けになる。
犬の人格ならぬ犬格など、存在しないのである。
どんなに痩せていようとも、どんなに体調が悪かろうとも、交配をさせて子犬を産ませるのだ。
人に例えれば、年老いた病気の女性に子供を産ませるような・・・・。

考えられない所作ではあるが、これは、現実なのです。
パピーミル(子犬製造工場)です。

金儲けが目的なら、金儲けの元は犬だろう。
なぜ、金の卵を大事にしないのか。不思議な話しだ。
理解ができない。

ペットショップの店頭に並ぶ子犬たち。
どの子も可愛いでしょう。
生後40〜50日で親犬から離されて一人ぼっちでガラスのショーケースに入れられています。

どのような飼育環境で親が育ち、子犬を産まされているのか?
親がどのような姿で繁殖場で生活をしているのか?

一度も人に愛情を掛けられず、
一度も抱き上げてもらえず、
一度も公園などに散歩もしてもらえず、
名前もなく、呼ばれることもされず・・・・。

でもね、年に二回の発情期がくれば無理やりに交配されて妊娠させられ、産ませられるのです。
2ヶ月で子犬が産まれ、我が子とたった40日で離れ離れにさせられ、孤独に戻るのです。

病気になっても医者も呼んでもらえず、怪我をしても大事がなければ放置される。


これからペットを買おうとしている皆さん。
これでも、このような事情が判っても、ペットショップで子犬を、買いますか?

ペットを小売している業者の皆さん。
繁殖をしている業者の施設、実態を知っててペットを仕入れ、販売されていますか?
繁殖場に行かれて現地を見ていますか?

全てがそうだとは言えませんが、殆どがそうだとは、言えます。

需要があるから供給がある。
買うから売れます。
売れるから仕入れます。
仕入れがあるから繁殖をさせるんです。

ペットユーザーの皆さん。
皆が買うから、繁殖業者は子犬を産ませるんですよ。
戦後のドサクサじゃあるまいに、産めよ増やせよ。です。

安易に買わないようにしませんか?
ペットも人間同様、大切な命をもっています。

もう一度、考えて見ませんか!!!



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福岡県太宰府市の繁殖場崩壊事件



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2月5日、緊急事態との連絡が福岡県太宰府市の方から一報が入った。
繁殖業者の施設に所用があり訪問したところ、家屋内にて犬の屍骸がそこらじゅうに散乱しているというのだ。
第一発見者は同業者の人で、即、JKC福岡県連会長と当団体に連絡をした。
会長は警察に通報し、同時に当団体にもレスキュー依頼が着たのでした。
前回の福岡県での51頭レスキュー時に相談された経緯からの依頼です。

JKC内部でも繁殖業界での劣悪施設をもつ業者の摘発、或いは業界内での自浄努力を案じていた最中の出来事でした。
JKCと相談の上、急遽、私は福岡に飛び、現場へと入りました。
丁度、福岡県警と筑紫市保健所とが合同で現場検証の最中でした。
動物愛護推進計画が遂行される本年、最初の事件とあって県警の特捜が動きました。
制服以外の私服警官も出動し総勢20数人が現場での検証に入っていたのです。
立ち入り禁止のテープが張られている中、私は第一発見者、JKCの理事と打ち合わせをしながら現場を検証しました。

酷いものでした。
屍骸は23頭、生き残った犬は29頭。
死因はおそらく全頭、餓死。
それ以外に死んだ犬は一箇所に集められて灯油をかけられ焼却されていた。
骨だけが無残にも多数、横たわっていた。
明らかに大型犬の骨だった。十数頭分はあったろう。
その焼かれた骨の下には無数の骨が散乱していた。
頭数などは不明だが数えられないほどの頭数に違いない。

ひろしまドッグパーク事件では屍骸を掘り起こしたが、今回はそれに匹敵するだろう。
そこらじゅうに散乱していた屍骸の状態は目を覆う。

幸いにもそんな悲惨な現場でも生き残っていた子たちがいたのだ。
しかし、全頭は生きる目をなくし、絶望的な目で私たちを見ていた。
身体は全頭、憔悴し痩創状態であった。
毛玉は酷く、糞尿と被毛で固まり歩行困難状態。
爪の狼爪は伸びすぎて、円を描いている。
その他の爪も伸びすぎて歩けない。

頭数こそ広島DPより少ないが悲惨さはそれをも凌ぐ。

あまりの悲惨さに声も出ない。
ショッキング過ぎる現場でした。

福岡県警、保健所立会いでの現場検証の最中、繁殖業者のオーナーと話し合い、生き残った犬たちの保護を決め、所有犬の放棄同意を取った。
生存していた犬たちは証拠物件として警察の管轄下にあるが、検証が終われば団体が保護する運びである。
事件発覚後、福岡県内の当団体支援者に応援を求め、現場入りして頂き、現場で数人が待機してくれていた。
検証後、保護犬たちの世話に入った。
給餌、給水をし、死体の運び出し作業、清掃である。
数年間の糞尿の多さには、とてもじゃないが、数日では処理できる量ではなかった。
犬もかなり衰弱しているし一度には餌も与えられないのだ。

いろんな酷い現場を見てきている私でも、今回の現場は、一口では語れないほどの悲惨な現場と言える。
繁殖をしている人間性を疑う行為である事だけは、確かな事実ではある。
どういう神経をしていれば、ここまでの状態にできるのか、である。

本年から「動物虐待監視委員会」を創設し繁殖業界を監視すべく心つもりをしていたが、いきなりのこの事件である。
度肝を抜かれた感がある。
JKC本部には「動物虐待監視委員会」の趣旨を説明したところであったが、返答はないままJKC福岡県連よりの依頼で驚いたほどだからだ。
今後は、こういった劣悪環境を持つ業者には入会を断り、会員であれば除名処分、そして犬の血統書の発行を止める。
こういった指導も強化していくとの話もあった。

このたびの事件は警察も保健所も徹底して動物愛護法にて検挙する考えでいることも表明されているので、当団体も行政と同時告発或いは単独告発をする意志があることを警察に伝えている。
二度と同様の事件を起こさせない歯止めは必要である。

保護した子たちは、現地で治療をしています。
毎日、ボランティアさんたちがお世話をしています。
本日は地元動物病院の獣医師により全頭の診察、血液検査等を終え医師の判断により緊急入院させた子もいました。

地元ではこの事件を大きくとらえ社会面トップで報じました。
連日のマスコミ取材も多く、各紙面を賑わせています。
一部、全国紙でも報じられたそうでした。

動物愛護が謳われている最中に、このような悲惨な現実が起こっていたのです。

全頭レスキューは成功しましたが、これからが本番で大変なのです。
情報は逐一、HPにてお知らせいたします。

生き残った犬たちへのご支援を、
全国の皆様のご協力を、この場を借りてお願い申し上げます。


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吉報です!!



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人道的な街
NO−KILL CITY を目指すロサンジェルス
犬と猫の不妊去勢手術が義務化

飼育放棄。ペット人口の増加。毎年、カリフォルニア州全体では、80万頭の犬猫が捨てられ、その殺処方費用2億5千万ドルが税金から支払われている。税金は生命を奪うためのものなのか?
小さな命をなぜ断ち切らなければならないのか?人口400万人を越える大都市ロサンジェルス(L.A)が立ち上がった。
ペット人口の抑制、人道的な街NO−KILL CITYを目指すL.Aは、2月26日、4回目を迎えた不妊去勢手術の日に、ビヤライゴーサ市長が犬と猫の不妊去勢手術義務化の条例に署名をした。
使役犬、ショーやスポーツなどの専門分野で活躍する子、健康面で問題のある子、免許のあるブリーダーの子は含まれないが、生後4ヶ月までに不妊去勢手術を行うことが家族の義務となった。
従わない場合は、罰金と最高6ヶ月の禁固刑が下される。州全体の不妊去勢手術義務化の法案も提出され、上院の通過を待っている。

意識と勇気、モラルの高さが命を守る。
ペット人口の増加を社会問題として捉えるアメリカ。メディアも不妊去勢手術の必要性や、新しい子はシェルターから迎えることを訴える。
市行政は今後は多様な言語にも対応できるペット教育プログラムにも注力するとのこと。

生体販売をするペットショップにも厳しい目が向けられ、子犬専門店や悪質ブリーダーのボイコット運動も始まった。セレブが訪れるショップであっても厳しい捜査が入る。
さまざまな論争が持ち上がっている法案だが、不妊去勢は医学的にも奨励される面が多分にある。正しいしつけと疾病予防の知識を持って大切に育ててほしいと話すのは、ガーディナ市でビレッジ動物病院を開業する西山ゆう子獣医師。
小さな身体から聞こえる鼓動。私たちの意識と勇気、モラルの高さがどうぶつの命を守る。
「国家の偉大さや道徳の水準は、その国で動物がどのように扱われているかによって判断できる」(マハトマ・ガンジー)
(雑誌 PAFE より転載)

私が常々、言い続けていたことが現実となってきた。
世界も小さな命に対して正直になってきた証だ。

韓国に次いでアメリカ、ロサンジェルス市が改革を行った。
日本も続け!! そして滋賀県高島市も!!


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熱くなれ。



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私たちが、毎日、犬舎を掃除するときに、いつも考えながら清掃作業をしています。
衛生的に綺麗にしてあげればワンは快適に過ごせるだろう。
床に清掃後の水が残っていたら蚊が卵を産むかもしれない、だから一滴の水も残らないように拭取ろう。
(以前、ワンコイン程度の一滴の水溜りでも蚊は産卵するというTV番組を見たから)


毛布を敷くとき、暖かいところで気持ち良く眠れるようにしてあげよう。
糞がこびりついていたら、ゴシゴシと跡形もないように磨いてあげよう。

そのように犬のためになる事を考えながら作業をすれば、苦にはならない。
重労働の冬場の雪かきにしてもそうだ。
男の私でも雪かきは大変な労働です。
でも、雪を除雪してあげれば外の犬舎に移動をさせれるし雪で塞がれた扉も開閉できる。


そうすれば外で遊べる。
ドッグランで走り回って運動もできる。
夜はぐっすりと心地良く眠れるだろう。
そう思えば、作業の苦労など問題ではない。

このシェルターに来たワンたちはすべて、過去に不幸な境遇にいた子たちだから、せめて里親に出るまでは精一杯のお世話をさせて頂こう。
いつもそう考えている。
同じ人間が不幸にさせてしまったのだから、その分、償いと恩返しをさせてもらおう。


いつか、きっと暖かい家庭へと巣だって行くまでの間だけ、気持ち良くお世話をさせていただこう。
奉仕の心を持って毎日を気持ち良く働こう、そう思っています。

シェルターにいるワンたちはみんな、スタッフやボランティアさんの顔を知っています。


心を込めてお世話をしているから、ワンたちはみんな、笑顔で喜んでいます。
ワンの顔を見入れば判るのです。笑っているのが。

初めての方が施設に来られたら、一斉に鳴きます。
顔を知らない、匂いも知らない初めての人には、テレトリー意識のため警戒心をもって吠えます。

でも数分と経たないうちに優しく手を差し伸べると、尻尾を振って応えます。

みんな、とても良い子たちです。
悲惨な現場にいた子とは思えない表情で迎えてくれます。

ワンたちに対する接し方ひとつで、表情が変わるのです。

人は気持ちの持ちようで人生が変わります。
最近は世界的な金融恐慌の中、派遣切りが行われている世相。
日本は終身雇用が主でしたが近年、派遣社員が主になり、今、その時代から変わろうとしている。
雇用政策の見直しも叫ばれていますが、時代に合った雇用が必要でしょう。
でも、いつの世もそうですが、働く人は不平不満を言わずに奉仕の心をもって仕事に接していけば、きっと満足は得られます。
自分だけではなく人のため世の為、犬の為、と思えば些かの苦労も楽しくなります。

今の荒んだ厳しい経済状況の世の中だからこそ、してあげている、働いてあげている、ではなく、
「させてもらっている」という奉仕の心が大切なのではないでしょうか。

世の中がこうだから、或いは政府がこうだからと人のせいにしないで、自分自身で己の道を切り開いて歩かなければなりません。
愚痴を言っても何も変わらないし、物事は始まりません。
誰のためでもなく自分自身の一生なのですから。

そういう想いでワンの世話をし彼等と接していると、自然と耐えれるんですね。
雨の時や雪の時の作業はきつくて辛いときもありますが、なんだ坂、こんな坂、ですね。


以前にも書いた事がありましたが、特定疾患(45疾患)の後縦靭帯骨化症という難病を後生大事に持っているんですね。
原因が不明であって、治療方法の確立していない、いわゆる難病がそうで国が(厚生労働省)が指定する特定の疾患なのです。
これがまた、季節の変わり目やお天気の悪い時に、私の身体に出てくるんです。
頚椎の中の神経を圧迫して手足を痺れさせたり痛みを発生させたりと悪さをします。

仲間たちにいつも言うのですが、犬の命を救っているときは、その麻痺が生じない、いや感じないのか忘れさせてくれているのか、ダメージが少ないのです。私には犬神が憑いているのでしょうかね?
犬たちが、もっと仲間を救ってくれ!!と、叫んでいるのでしょうか。

「動物虐待監視委員会」がスタートして本年、某ブリーダー数人と会いブリーダー業界の裏事情をよく知る事ができました。
知れば知るほど、見れば見るほど、何とかしなければいけない。と心に強く思いました。

皆さんに知らされていない裏事情をお話します。

ブリーダーが繁殖場施設を持ち親犬を交配させて子犬を販売するのがブリーダーの仕事ですが、直接、販売する場合を除き殆どは競り市に出します。オークション会場に出品するのです。
生後40〜50日の子犬です。
関西には3箇所の競り市があり、毎週開催されている。
1箇所平均100〜150頭だから3箇所では400頭前後が売られていく。
わずか半日で400頭前後が売られ、数千万円が動くのです。
月、4週あるから1ヶ月に1600頭もの犬猫が競りにかけられてペットショップに並ぶ計算です。
全国にはこういった競り市が17〜18箇所あるという。

「売れ残ったらどうするのか?」と聞くと、
毎回、完売している。売れ残ったら子犬が大きくなってしまうから全て売ってしまうのだそうです。
Mダックスなど7〜8000円、10,000円でも売ってしまうそうだ。
ペットショップの店頭には10〜20万の値段で出ている。
「一番、困っていることは?」
「ネットオークションで販売されて安売りされていること」と、言い切る。
1円スタートのオークションもあるので業界内では価格破壊が起きているそうだ。
犬の顔も見ずネットの画像を見て買う人の気がしれない。
生きている動物で家族の一員として迎え入れるのに、安ければいい、というモノ扱いの感覚にはついていけないし、溜息しか出ない。

子犬はどの子犬も可愛い。
「可愛さ」が売り物であり最大の商品価値なのだ。
最低90日は母犬や兄弟犬と暮らし社会性を身に付けて世に出せば、子犬のストレスや分離不安もなくなるという研究結果もある。
生後40〜50日で買った犬は2週間以内で売るのが常識という。
そうでないと「可愛さ」がなくなり値段が落ちるという。
業界では「腐りやすいなまもの」らしい。

最後に「競り市に私を連れて言ってくれ」と頼んだが、
「そんな事をしたらパニックになる。そしてこの業界で生きていけなくなる。競り市に入会するのに保証人がいるがその人にも迷惑がかかる。
まして代表と会った事がばれただけでも除名されるし、犬の血統書も発行してもらえなくなる。勘弁してほしい。」

どうもアーク・エンジェルズが入った繁殖場は劣悪施設と認定されているそうだ。
私は好かれていないらしいが、業界内での自浄努力が最善の解決策だと訴えているのだが、事情は判っても面と向かっては行動を起こせないらしい。
一人で100頭以上の犬の世話をしているのが普通という。その環境を改善する人手と資金がない。畜犬登録や狂犬病予防注射もままならない。という。
「あかんやろ」「背に腹は代えれない」
悪いとは判っていても、出来ないという。
泣くのは施設にいる繁殖用の親犬だけ。

しからば、業界トップと直談判しかない。
全国に数十店舗を持つペット小売店、競り市主宰者、ペット関連業者に、1件ずつ面会して廻る全国行脚しかない。

悪質繁殖業者を淘汰するには業界内で自浄努力をして頂き、改善を求めて説得して歩くしかない。
法律を変えるのは国会の先生方のお仕事。
動物取扱業者を管理するのは行政の仕事。
私で出来るのは民間同士の話し合い。
話せば判る御仁も中にはおられるでしょう。

命は待ってはくれない。
法律を改正するよりは早道。

論より証拠、口より行動。
私には犬神が守ってくれる。
熱くなります。


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