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意見陳述を終え記者会見する大上さん夫妻=30日、福岡市中央区

「被告は殺人犯と同じ」 福岡3児死亡 控訴審公判で両親陳述

 幼いきょうだい3人が死亡した福岡市の博多湾車両転落事故で、業務上過失致死傷罪などを適用されて1審・福岡地裁で懲役7年6月(求刑懲役25年)の実刑判決を受けた元同市職員、今林大被告(24)の控訴審第4回公判が30日、福岡高裁(陶山博生裁判長)であった。3児の両親が意見陳述し、「今林被告は殺人犯に等しい。危険運転致死傷罪を認めてほしい」と同被告への厳罰を求めた。

 両親が公開の法廷に姿を現したのは、昨年1月の1審判決以来。証言台に立った3児の父、大上哲央さん(35)は今林被告に「2人の子が胸の中で死に、1人を救出できなかった苦しみを想像できるか」と声を張り上げた。

 さらに、哲央さんが居眠り運転をしていたという被告側の主張などを「開き直りともとれる行為」と非難、「反省のまったくみられない被告が1審判決の懲役7年半という短い服役で社会復帰するのは私たちにとって苦痛だ」と訴えた。(15:03)

社会 | おくやみ