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離婚後300日規定:「違憲」提訴 総社市長「断腸の思い」 /岡山

 ◇法相と面談、法改正要望

 「(提訴に至るまでの)母親の心の経緯を推し量れば断腸の思いだ」。民法の300日規定は違憲として、出生届を不受理とされた県内の女性が総社市と国を相手に損害賠償訴訟を起こした26日、被告となった片岡聡一市長は、苦渋の表情を浮かべた。

 この日、片岡市長は法務省を訪れ、森英介法相と面談。午後3時半から約30分間にわたり会談し、法改正などを要望した。面談後、会見した片岡市長によると、森法相に「ケースに応じて(出生届を)受理してもいいのではないか。300日規定は120年前にできたもので、この時代には合わない。英断を求めたい」と訴えたところ、「さまざまなケースがあるので検討したい」と返答があったという。片岡市長は「出生届を喜んで(役所に)持って行って不受理とされた人の心の痛みを思い立ち上がった」と話す一方、訴訟への対応については「ルールとして粛々とこなす」などと述べた。【坂根真理】

毎日新聞 2009年1月27日 地方版

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