ゆとり教育の影響? マイペースを崩そうとしない部下たち
ちょっと愚痴ると“ストレス耐性なし”って言われるし、我慢してしゃべらずにいると“情報共有しない”って、これじゃ管理職は八方ふさがり。たまには私たちだってホンネで言いたい! モンスターな部下から、ちょっと一目置いてしまう部下。良くも悪くも、ストレスの原因になっているのは君たちだったりするのだよ!
急な仕事を振ると「担当ではない」とか「専門と違うので」とか、なんだかんだ断ってくるM君。そしてほぼ定時退社。勝手に自分の仕事の幅を決めるな!と言いたい。こっちも誰でもよくて頼んでるんじゃない。やっぱり期待しているし、急であればあるほど少しでも信頼できる部下にやってほしい、というのがホンネ。これは本人にとってもチャンスを逃してしまう結果になることを知ってほしいですね。仕事の幅が狭いということは土台が小さいということ、これではなかなか実力を認められないし、収入も上がっていかないのが現実ですね。なのにこういう人に限って「やることやってるのに・・・」と食い下がってくる。“やりたいこと”と、“やるべきこと”の分別をわきまえなくてはいけません。
入社5年目のAは最近いつも月曜と金曜以外はほぼ定時で帰ってる。どうも自分で決めているみたい。仕事も丁寧だしミスもほとんどない。ああいう人材を見ていると、「あまり暇にさせておくと、辞めてしまうんじゃないか」と不安になりますね。ウチも新規プロジェクトを立ち上げて、ああいう優秀な人材には、どんどんチャンスを与えないといけないな、と考えています。
学生気分が抜けてない人が多いね。ここは学校じゃなければ、上司は先生でもない。「自分の仕事はちゃんと完結させるんだよ。自分で責任取るんだよ」ってことを言いたいのに「どうやってやればいいんですか?」しか聞いてこない。「こうやってやってもいいですか?」って言ってくれるようなヤツは一目置いちゃうんだけどなぁ。
部下のミスでクライアントに謝罪に行った帰り道、私の上司が代表して会社の責任として処理してくれたのにもかかわらず、感謝の一言も出てこない。さすがに注意すると「上司は部下の仕事の責任を取るのが、仕事じゃないんですか?」と平然と言うものだから、「ふざけるな!! 当たり前でも礼も言えんようじゃ、恥ずかしくて外に出せん!」と帰りの電車を待つ駅構内で怒鳴ってしまった。上司もあぜんとしてましたね。