100年に1度の金融危機と言われる中、この週末にイタリア・ローマで開かれたG7会議。その会議終了後に行われた中川財務大臣の記者会見で、ちぐはぐなやりとりが繰り返され、波紋が広がっています。
「えっと、まぁ、昨日の夜からG7の・・・、あの会合、実質的には今日ですけれども・・・」(中川昭一 財務相)
G7=先進7か国財務大臣・中央銀行総裁会議の終了後、中川財務大臣は記者会見を行いましたが、眠そうな様子でろれつが回らないうえに、やりとりにもちぐはぐな点が多く見られました。
「白川総裁にお聞きしたいんですが」(記者)
「な、なに?もう一度言って?日銀の決定された、金利は0〜0.25%(実際は年0.1%)」(中川昭一 財務相)
さらに、質問をした記者を見つけることができずに、苛立った声を上げる場面も。
「どこだ!?」(中川昭一 財務相)
「私です・・・」(記者)
「うん」(中川昭一 財務相)
財務省関係者によりますと、中川大臣は「服用していた風邪薬が効きすぎた」と説明しているということですが、舞台は世界中が注目した国際会議だけに、波紋が広がっています。(16日10:46)