販路はコンビニが中心 アマゾンでの販売も
PPV-DVDは販売方法も通常のDVDとは異なる。いわゆるDVD販売店やレンタル店では売られおらず、コンビニの雑誌コーナーに置かれている。雑誌ラックの最前列に並べられたPPV-DVDのパッケージを見かけた人も多いのではないだろうか。これは、普段レンタル店などに行かない客層との接触率を高める狙いだ。
PPV-DVDには懐かしの名作が多い。写真は『キン肉マンベストバウトDVD へのつっぱりはいらんですよ!!コレクション』(販売:東映ビデオ/1260円)。昨年の5月にローソンで販売され現在までに約1万6000枚を売り上げた
加えて、PPV-DVDが扱っている作品は『スケバン刑事』『キン肉マン』『仮面ライダー』など“懐かし系”の名作が多い。コンビニの主要客層と言われている30代男性ともマッチするという。もちろん、価格の安いPPV-DVDがコンビニでの「ついで買い」の対象になることも期待している。
また、昨年8月からは、アマゾン内にPPV-DVDの専用コーナーを設置。1月から『ナショナル ジオグラフィック』名作選などが加わりラインアップが充実してきた。2月9日には俳優の別所哲也が主催する国際短編映画祭「Short Shorts Film Festival & Asia」の傑作選も発売された。