娘に日本国籍を与えるため、服役中の日本人男性に偽装認知させたとして、中国人の男女とブローカーが警視庁に逮捕されました。
有印私文書偽造の疑いなどで逮捕されたのは、中国人の王宗容疑者(29)と夫の沈楠容疑者(28)、ブローカーの郭清清容疑者(34)の3人です。
王容疑者は娘に日本国籍を与えるため、妊娠中の去年1月、夫として日本人男性の名前を使い、うその認知届けを市役所に出した疑いなどがもたれています。
市役所などに届け出をすれば簡単に認知出来る制度を、王容疑者らは悪用していました。郭容疑者は王容疑者らの相談を受け、当時刑務所に服役していた日本人男性(56)が自分の子供を認知したとする署名などを偽造していました。
改正国籍法では、日本人に認知されていれば父母が結婚をしていなくても、届け出だけで日本国籍を取得できるということで、郭容疑者は、この法の穴をついて犯行に及んだものとみられています。(13日11:46)