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サポーターコミュニケーションデー議事録

2007年2月3日(土)に行われた「サポーターコミュニケーションデー」について内容のご報告をいたします。


飯田留美
そろそろ時間になりましたので、ただ今より 第7回サポーターコミュニケーションデーを始めさせていただきます。
本日はお忙しいところたくさんの方にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
今年で7回目となりましたサポーターコミュニケーションデーですが、魅力あるクラブ作り、強いチームを作るために、皆様と活発な意見交換を行っていきたいと思います。2時間という限られた時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

本日の出席者をご紹介させていただきます。正面左手よりご紹介させていただきます。ホームタウン担当の高橋さんです。続いて、営業部長の来栖さんです。そして唐井チーム統括本部長です。そして淀川社長です。そして平山常務です。運営担当の大木さんです。広報担当の利渉さんです。よろしくお願いします。ご着席ください。

それでは初めにジェフユナイテッド市原・千葉代表取締役社長 淀川隆博よりご挨拶をさせていただきます。クラブの将来像(クラブビジョン)や運営方針についての質問を多数いただいておりますので、その内容についてお話していただきます。それでは、淀川社長、よろしくお願いします。

淀川社長
改めまして、みなさんこんにちは。どうぞよろしくお願いします。私の時には拍手がいただけないのかなと思っておりましたけど、まあ私の前に唐井くんがいたのが進行役の作戦的に成功したのかなと、という風に思いますけど・・・今日のサポーターコミュニケーションズデーは年1回しか無く、去年は思いもよらぬことで蘇我(千葉市勤労者福祉会館)の方で報告会ということをやらせていただきました。その時にお越しいただいた方は、今日どれくらいの方がおみえでございますか。ちょっと手を上げていただけますか。あぁ、ほとんどですね。どうもありがとうございました。本当にその節はお騒がせで、私も本当に困ってしまったのですけど、それと合わせて今日も、せっかくの良い行楽日和の中をお越しいただきまして本当にありがとうございます。誠心誠意いろいろなご質問等にお答えしていきたいと思います。事務局の方の話では、昨年より3倍以上のご質問、ご要望、ご意見を頂戴しました。フクアリを見ていただきますとお分かりのように、ご来場のお客様が非常に増えました。臨海時代より倍、1万3千人強の平均入場者数ということで、後で営業部長からもあるかも分かりませんが、ずっと入場者数の最下位の汚名を被っていたのですけれども、脱出できました。それに伴いまして、我々クラブに関心を寄せるサポーター、ファンの皆様も非常に増えてきたということで、代表者として喜ばしいという一方で、非常に責任の重さを今まで以上に感じているところでございます。私の話が長くなると後、尻切れトンボになるとまずいので、今日はそういった皆様方からお寄せいただいた質問、ご要望等を事務局の方で取りまとめておりますので、それに基づいて進めます。去年はクラブのビジョンについて申し上げましたのですけれども、ご質問等に対してお答えすることがまず一番であろうと考えました。その後、極力、ここにせっかくお越しの皆様方の生の声に対しても、反映したいと考えます。時間が長くなるかもしれませんけれども、その点はご容赦いただいて、双方向の話、交流会という意味合いが強いと思いますので、直流にならないように、お話し合いをさせていただければ良いのかなというふうに思います。どうぞ宜しくお願いします。では、ちょっと座ってご説明させていただきます。
大きくは3つのご質問に大別できると思います。一つは「クラブのビジョンに関して」。二つ目は「移籍に関すること」。三つ目は「イビチャ・オシム監督に関すること」。ということでございました。類似する質問の数から申し上げますと、移籍に関することが、一番であり、二番目はイビチャ・オシム前監督のことに関すること。それから三番目がクラブビジョンということでございましたので、まず、「移籍に関すること」ということから進めさせていただきたいと思います。
この中には、「選手を売るようなクラブにはしない」と、昨年私はここで申し上げたわけですけれども、明らかに、育てて売るというようなことになっているのではないか?そういうふうに見える。ということですとか、なぜ生え抜きの選手が他のチームに流出するのですか?原因は何ですか?報道で見る限り、坂本選手は移籍をクラブが、むしろ勧めたのではないか?とか、阿部選手の移籍についてどうですか?こういうご質問でした。私は「選手を育てて売って経営を成り立てる」という考えは、今もってありません。簡単に言うと、このクラブの(資料の)最後のチームのビジョンのところに関わりますが、三つあるんですね。魅力あるクラブにしたい。地域と共に歩むクラブにしたい。そして経営を自立させること。株主二社に、いつまでも頼っている、おんぶに抱っこでいるわけにいかないのですよと、昨年も申し上げました。クラブを強くするためには、いろいろなやり方があるわけですけれども、ジェフはもともと選手を育てるという意味では定評がありました。その中で、スクールで育つ、そしてユース、ジュニアユース、ユース、そしてトップに上がるという仕組み、今ちょっと下からトップに上がってくる選手がいないので今年てこ入れします。この辺は後で唐井君から説明があるかもわかりませんけど、人も刷新する、人を増やすということも含めてやります。そして、「循環型」にしていきたい。つまり、自前で育てて、自分たちのトップにできるだけ上げていく。全部が全部、それで、チームが賄えるというふうには思いませんけれども、基本的にそういうふうなことを中心に進めていきたいと考えています。その中で、選手を売るということではなくて、出て行く、あるいはいろいろな理由があって、レンタルということもあると思いますが、それは避けられないと思うのですね。世界に目を向けていただければ分かっていただけると思いますが、いろいろなクラブが存在します。どんなビッグクラブであっても、いやビッグであればあるほど、選手、スタッフの入れ代わりが激しい。私は、今のクラブをもっと魅力あるものにするには、下部組織等も含めた全体的なクラブとして「ジェフで働きたいな」と、あるいは、「ジェフのスクールに入ってみたいな」というふうなクラブにしたい。そのための努力を惜しまず今後もやっていくつもりですけれども、一方で、選手、スタッフはいろんな状況下に置かれます。たとえば、今般の坂本選手、阿部選手に置き換えてみますと、どんな優秀な選手であっても、ある年代に差し掛かってくると、クラブのシチュエーションにもよりますが、ベテランから若手に切り換える時期があります。それは他のクラブを見てもらえば分かると思うのですけれども、うまくいっているクラブ、そうじゃないクラブ。いろいろありますけれども、自分がどういうポジションにあるか、「今ちょうど切り替え変わる時期だな」あるいは、そうじゃなくっても、「ここのポジションで自分はどうかな」、「自分の年齢と相応して、どうかな」という時にでも、選手はいつまでもフルタイム、フルゲーム出場していきたいという思いは至極当然だと思うのですね。その中で、「ピンポイントになるかも分からない」あるいは、「90分は無理かも?とか45分かもわからない」あるいは、「前半だけ、後半最後だけかもわからない」というふうな思いと、他の選手が来たときに「自分のポジションが危ないのかな?」というふうな状況で悩む。そして、もう少し違う状況なら、フルタイム、オールシーズン、フル出場できそうなチームを選ぶということは、あると思います。一方で、このチームにいると、私はこのチームだとずっと出られるかも分からないけれども、他のチームだともっと自分が上手くなれるかもわからない。「トライしたい。チャレンジしていきたい」という選手もいるわけです。これらは選手本人が考えることであります。スタッフにもそういうことがいえると思うんですね。ジェフをベースにして次のステップへ向かう。私は、選手はさっき申し上げましたように、子供の時にスクールで育って、よしんば代表になる。あるいは、代表を通じて海外に行くという選手がいて、海外が終わってもう一回日本に戻ってやる、また、海外で終わる中田選手のような人が出るかも分かりません。だけど、その次は、指導者として元に戻る。ジェフで、自分たちの後輩を育てる。そこで、指導者として経験を積んで磨きをかけるということをしながら、代表、協会等へ出て行ってさらに今度は世界の市場で、市場という言葉はふさわしくないかもしれませんが、世界を相手にして指導者として出て行く。まだまだ、指導者としてメジャーなクラブへ出て行っている人はいないわけですけれども、早晩そういう時代が来ると思います。そういった意味で、循環型の社会にふさわしい仕組みにできれば良い。また、そういうことが出来れば、ここで応援していただいている皆様方にもより多くのファンになっていただける、親しみを持っていただけると思っております。その中で、自分が今はこういうポジションだから他所へ行きますということは、クラブがどんなに、一方的に「魅力あります」「ここが良いじゃないですか」と言っても、条件によっては食い止められない、押さえきれないことはある。これは、ジェフだけでなく国内の他のJリーグクラブを見てもお分かりいただけると思いますし、世界を見ればもっとそういった顕著な例がたくさんあるというふうに思います。
坂本選手で言えば、ちょうど切り替わる時期にさしかかって私は、個人として話すことは、許されないかもしれませんが、感情的には、といってもいいんですかねぇ。彼はそういう年に差し掛かってきた。そこでもう一つチャレンジしてジェフでポジションを勝ち取ってやってもらいたいという思いは強くありました。ですが、彼が選んで、新潟へ行ったということですね。阿部選手で言いますと、やはりACLというチャンスがレッズさんには2回あるわけですね。私も彼には「ジェフで、自分で勝ち取ってACLへ出ないか」と。去年、ここで申し上げましたようにアジアを目指すということをトップチームには求め、それを合言葉に臨んでもらいました。A3もありました。これを自分で勝ち取ってもらいたいという思いが強くあったわけですけれども、彼自身は今そういうチャンスのあるレッズで限られた時間の中で試してみたい。それを機にさらに次のステップに進みたいという思い。これは私がいくら言ってもかなえられない部分もあり、残念ながら、そういうことを選ぶ権利と自由は選手自身にある。そうならないための魅力ある部分を如何に大きく、多くしていくかというのは私の使命でありますけれども。そんなことがあり、この基本的なところはなかなか変えられないというのは他のクラブの例を見てもお分かりいただけるのではないかと思います。

それから二つ目の「オシム監督に関すること」で、多くの方がまだ納得されていないということがありました。この件につきましては昨年の報告会へ多くの方が、お越しいただきましたが、昨年の7月8日のその報告会でいきさつを申し上げました。その後に、私は協会に対して要望書を出すと。前日に協会から謝罪、一連の行動に対する謝罪文が届きました。ということも申し上げたのですけれども、その時、中身までは報告していませんでしたね。
協会に対しては謝罪することということと、我々が実際に被りました経済的な損害を補償するということ。それから、二度とこういうことが無いように。協会というのはピッチ上だけがフェアプレーであって言い訳ではなくそういったことを含めて、日本全国のサッカー協会、Jリーグの傘下のクラブを指導する立場にありながら、アンフェアと思われることを自らしてしまったことに対する糾弾であるということ。二度とそういうことが無いような声明を公表するということを要望書として出しました。その結果、皆様方に「こうですよ」という報告ができなかったことは、皆様方にお詫びしなければいけないと思っています。こういう場が開けなかったことが、シーズン中でもありましたし、いろいろ理由はありましたが、そういった言い訳はここでは一切抜きにしまして、HPなどを通じてでもやるべきであったと。この点については本当に申し訳ないと、この場を借りてお詫びしたいと思います。
謝罪文ですけれども、新聞記者の方々もいらっしゃるわけですけれどもキャプテンからの謝罪文の内容は、この場で申し上げますと、「今般の日本代表監督選考に際して6月24日に行った記者会見中の私の発言により貴クラブ及び貴クラブのサポーターの方々にご迷惑並びにご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」と失言に対する謝罪が最初にありました。「また、貴クラブとの契約期間中にあるイビチャ・オシム氏に対して日本代表チーム監督への就任を要請したことにより、同氏及び貴クラブ関係者の皆様に混乱を生じましたことを重ねて深くお詫び申し上げます。」と「期間中のオファーに対する謝罪。最初に申し上げましたようにクラブとクラブサポーター皆様方にもちゃんと書面でお詫びがあったということ。それから三つ目には「イビチャ・オシム氏が日本代表チーム監督に就任する場合はクラブが保持されている同氏との現行契約の解除が必要でありますため、これに関しては、日本サッカー協会として貴クラブと誠意を持って話し合いをさせていただき財政面を含め迅速且つ円満な解決を図るよう尽力する所存でございますので、つきましては貴クラブの深遠なるご理解とご協力をいただければ幸甚です。Jリーグ再開に向けジェフユナイテッド市原・千葉のますますの発展をお祈り申し上げます。」ということで書面を受け取っております。
最後にクラブの被った、また、被るであろう、部分も含めた経済的負担への補償ですね。クラブは補償金ということで、その後9月末頃に受け取っております。これらのことに対し、今後再発させないことを「声明文として出す」ということが満たされていないという点では、私自身満足をしていません。この補償金の額は申し上げられませんが、ここまでの処置につきましては協会も非を認めて処置をしたものと理解しています。この結果を皆様方へ、即報告しなかったということはクラブとしてお詫び申し上げます。最後の公表につきましては、どのように考えたかと申し上げますと、ご承知ようにいろいろな形でキャプテン、あるいは協会は、道義的な問題、それから、代表監督をどのようにして選んだのかという問題、W杯の総括等で、いろいろな批判を浴びました。結果的には私は社会的な責任、それから道義的な責任等のことでそれなりに、我々の意図するところが、伝わっっておりますし、皆様方以外にも、日本国中からの責任を負わされ、二度とこういうことは結果として「無い」のではないかと判断しました。私だけということではなく幹部、社内を含め、それから、識者、たとえば弁護士、株主の有識者の意見からも、これ以上の追い討ちをかけることはクラブの品格等々を含めると良いのではないかということがございまして、私としては初期の目的は達成したのかと。
100%かと言われれば100%ではないんですが、このような理由で、本件については終息させたいなというふうに判断しました。今日この場で、また、今日ここに、たまたまこられなかった方々も沢山いらっしゃるわけです。けれどもこの議事は後で発信されます。私がジェフへ来てから約束しており、周知されることとなると思っていますので、是非ご理解をいただきたいと思います。
 また、サッカーマガジンやサッカーダイジェスト誌に阿部選手のフロントに対する不満のようなものが出ており、質問がありました。サッカーマガジンの1月9日のスポニチの某記者が文責になっていましたが、これに対しては、私はクラブの代表としましても、そして、個人的にはもっと憤りを感じております。私が昨年7月8日にここにこられている大勢の方々へ話をしていること。昨年の5月6日にこういった話が田嶋幸三氏からあっていち早く常務、祖母井前GMに相談していると皆様方に話をしたと思いますけれどもこの一連のお話が真実でありましてそれ以外のことを憶測で書かれたこと。しかも私に対する取材が無く書かれたことに対しては非常に憤慨しております。祖母井氏に取材したかのような形になっていましたので、彼にも質しましたら、今日ここに来られないのが残念ですが、彼にもすぐ話をし、実は一筆をもらっていますけれど、事実と違う不確かな部分があるということで彼自身も納得しておりません。内部ではこういうことに対して抗議文等も検討しておりましたが、少なくとも私が皆様方に申し上げたいことは、私が7月8日にお話したこと、「これが真実ですよ。」この一言に尽きます。
 サッカーダイジェストに阿部選手のフロントに対する不満。これは憶測といいますか、彼自身からは、ちょっと話が戻ってしまいますけれども私はじかに祖母井、今では唐井、彼が移籍するときは丁度端境でしたのでほとんど唐井になりましたけど、私自身が同席した席でもクラブに対する不満ということは一切ございませんでした。少なくとも私たちには言っていませんし、そういうことではないと思います。ただ、オシムさんがああいった形で、途中で辞められた事に対して、残念だったという思いは推測できますけれども、それはクラブ、ましてフロントに対する不満ではないと私は固く信じております。

 最後に「クラブのビジョンに関して」ということでありますが、選手、スタッフ、サポーターが一丸となって戦っていくため、どのようなクラブビジョンをお持ちでしょうか?基本方針は、最初に申し上げましたように三つの柱でやっているわけですけれども、これは特に魅力あるクラブ、魅力あるクラブとはトップチームがやはり常に優勝を争っている、タイトルを取る。クラブの記者会見で、アマル監督は「何でも取りたい」と補完してくれましたけれども、やはりアジアへ出て行きたいですね。じゃあナビスコはいいのか。ナビスコは3連覇という大偉業、連覇も大変だと思うのですけれど、3連覇は大偉業だと思います。ですけれども、せっかくチャンスがあるのにナビスコはいいからリーグ戦、あるいは天皇杯を、と言うことではなく、タイトルを狙っていく、優勝を目指すということを現場の方には訴えております。それに基づいて今、唐井新GMの下で日本人選手の補強につきましては、私はよくやってくれたと思っております。戦えるのではないかと。特に、キャンプのため28日にトルコへ発ちましたが、下村選手が駆けつけギリギリ間に合ったということは、セレッソ大阪さんには気の毒ですが、「ジェフでとにかくやりたいのだ」という思いが彼に強かったということですね。これは先の阿部選手の逆なんですね。止められないんですね。そういう彼に、非常に期待していますし、今年は高校生が3人、他にも移籍が4人。その中のU-19韓国代表、飛び級でU-22にも選ばれている朴選手にも期待しています。戦えるという実感でわくわくしております。後は、外国籍選手。どの程度の選手に機能してもらえるかというところ。これはまだ、最終決定ではありませんけれど、という段階に入っておりますので、本当に戦える陣容になると思っておりますし、今までいてくれる選手もポジションを取る大チャンスなんですね。そういうことをバネにしてチームが一層力強くなってくれることを期待しているところであります。それと、ちょっと唐井君の分野の話に入ってしまうのですけれども、ジェフ・クラブと称していたJFLのチームをトップチームの予備軍として「リザーブズ」と名前も変えトップの補完機能を果たすという意味合いを強め、監督には越後氏に来てもらいました。彼はご承知の方も多いかも分かりませんけれども、実はジェフから巣立った、結果として循環型の考えに当てはまったのですが、OBだから来てもらったというよりは、良い人材だったので来てもらったのですが、大いに期待しております。そして、ユースには城福氏。ご承知のように昨年の札幌が天皇杯で活躍しましたが、その札幌の強化部長であった彼にユースを見てもらうということ。ユースとJFLのリザーブズ、それとトップと、選手が有機的にリンクできるように霜田氏という新たなコーチに来てもらい遊軍のような形で選手を、良い選手は上に上げる。良くない選手下へ落とす。というように向けていきたいというふうに思っています。これが思い通り機能するよう期待しております。
 クラブビジョンですが、お金の方はといいますと収入規模は昨年Jリーグで公表されましたように27億でしたが、私たちは移籍金や賞金を当てには予算を組めません。そのレベルで、このクラブは30億を満たしていないのです。私は2004年、5年、6年と3年社長職をやらせてもらいまして、おかげさまで順調に右肩上がりに収入を伸ばしております。後一歩で30億。後一歩が大きいのですが。とにかく、これが2005年度のJリーグの平均規模なのですね。この中には、全部ですから他所のクラブも移籍ですとか、賞金などが入ってのレベルですけれども、ともかく私は早くこの30億にのせたいと思っています。基本は、入場料収入、それからスポンサードの獲得。それからグッズ販売。これが大きな収入で言えば3本柱です。それ以外に、Jリーグの分配金、スクールの活動で月謝なども受取ってはいます。自分たちが営業をして伸ばす努力をする。ここの部分は、入場していただくお客様を一人でも、一回でも多く、と昨年申し上げました通り、これを今後も続けます。昨年は26万6千強。30万人に満たない。昨年は、1万5千人を20試合で30万人。フクアリを1万5千人平均でお客様に来ていただくことを目標にしておりました。昨年、初めてご承知の通り、全試合「フクアリ」を本拠地としてスタートして、ある部分模索している部分もございました。経費は逆に今までの3倍ぐらいかかっている。臨海に比べますと。そういう部分もありますけれども、とにかく多くのお客様に来ていただきました。臨海に比べますと、一昨年の臨海は6千6百人でしたから、ざっと倍増であります。
しかし、私は1万5千人を今年も目指していきたいと、来栖営業部長にはっぱをかけています。是非皆様方に、ご自身だけではなく、両側に一人でも二人でも知人、友人を連れてきていただきたいと思います。フクアリの1万5千人というのは、実は非常に高いハードルです。これは、収容者率。公称1万8千5百人ですけれども、それに対する1万5千人。実際に、券売できるのが1万7千人強なんですね。収容率70%を超えているわけですが、これはJリーグのある資料によりますと70%を超えているのは4、5チームしかありません。新潟、浦和さんはすごいですね。率も規模も。公称収容者数が4万とか5万以上ですよね。そこに4万人のお客様がこられるわけですからこれは本当に頭を下げる、参りましたと言う他無いのですけれども。「フクアリ」は1万8千5百で、何が大変かと申しますと、平日、水曜日に試合がある。特に今年はナビスコが、去年より更に増えます。ここを、1万5千人のお客様に来ていただくというのはなかなか至難なのが私たちの実力なんですね。一旦1万人を切る、去年はリーグで2試合、開幕して間もない頃の2試合がありましたけれどこれをカバーするのは至難です。1万7千人強しか入らない所に、そのカバーをどうするのかということは、すぐにお分かりいただけると思います。だからと言って私は安直に国立でやろうとは、考えていません。とにかく、社内では全員営業でやっていますが、「フクアリ」を黄色に、「菜の花」色と言っていますが、私たちのファン、サポーターの方々で埋まる状態にしなければ行けないと。アウェイのサポーター頼りにしてはいけないということです。ホーム席とかアウェイ席とかではなく、全部ホームですよと。相手のサポーターの方もいらっしゃるので、ビジター席は0にはできませんけれども。将来的にはフクアリ全体がホームスタジアムとして黄色いシャツを着た方で埋まるということを目標にしております。大変ですけれども、1万5千人を目標にして、総入場者数30万人を突破したいなと思っています。ということです。ちなみに入場者数では、最下位を脱しました。13位と言う状況です。どのような方向性に向っているか、長期ビジョンあるいは夢あるビジョンをなどのご意見をいただいていますが、この3本柱をベースにやってきまして、今のところは良いのですが、早くですね、あのスタジアムがこんなに小さくて良いの?という状況にならないと、入場者収入は頭打ちになってしまいます。というわけで、切符が枯渇する状況を早く作らないと、次のステップに進めないということがあります。しかし、そこに至るまで、我々はまだまだ、努力しなければいけないと思っております。
「何を寝ぼけたことを言っているのだ」と言われるのも嫌ですが、しかし、究極の目標としては、私は世界クラブ選手権のチャンピオンを夢見ています。これは、皆様方にリップサービスするために申し上げているのではなくて、実は今日、持ってきました。(寄稿のコピーを掲げる)これは私が、ジェフの社長を仰せつかる、少し前に在籍した会社の関係で、日本電線工業会である部会の副委員長をしていました。それで機関誌に寄稿を求められまして、その時に、すでに書いていたものです。表題は「世界クラブ選手権チャンピオンを夢見て」。一昨年、サポーターミーティングでなぜ言わないのかと言われる方もいるかもしれませんが、「歴史と伝統はあるけれども、お金とタイトルがないクラブ」ということで、現実を知らずに、何を寝ぼけたことを言っているのかと言われそうな状況にあったこと、事実、私の古巣の古河電工の周りにも、また、クラブの中にも、もっと「現実を見てくださいよ」と言ってくる人がいました。ですけれども私は、私の時だけにできることではなくてですね、私もいつ辞めるかもわかりませんし、どうなるかわかりませんね。それで終わったのではつまらない。このクラブは永遠に発展し、存続してもらいたい。ここにいるクラブの連中も、私より若い人がたくさんいるわけですが、皆様方の子どもさんなり、お孫さんがいつの日にか、ヨーロッパのクラブのように、「俺のジェフの年間チケットは爺さんの代から、この席なんだ」とか、「選手が何処へ行こうが、監督がどうしようが、それはそれ。俺はジェフなんだ」と。そういうふうになって欲しいと思っています。クラブはそのためには、永続的に発展し存続していかなければいけないと思っています。そういうことを思っていち早く書いていて、今日はここで、私は、いささか、恥ずかしい思いもあるのですが、一部読み上げますが、「子どもたちが憧れ、地域の人々から愛され、従業員が誇りの持てる世界クラブチャンピオンを競えるビッグなクラブを夢見て、邁進。」ということで、「いつの日にか、日本でタイトルを取り、アジアの代表として、世界の場でチャンピオンになるクラブづくりに全力を注ぐ、覚悟でおります。これが私の究極の目標です。以上です。

飯田
淀川社長ありがとうございました。 せっかくの機会ですので質問のある方は挙手にて承りたいと思いますが、指名されるまでお待ちください。それでは挙手にてお願いします。

質問者 : 1
本日はコミュニケーションをする機会を作っていただき、ありがとうございました。今回のこの機会が何がうれしいかと申しますと、社長を含めたフロントの皆様が、どのように苦労しているのかということが伝わってきまして、チームを、クラブを、支えていける訳ですけれども、今回せっかくの機会を、毎年、年に一度行われるという話を聞きましたけれど、できれば年に一度ではなく、2回でも3回でも他の機会を与えていただければ、もっとチームを支えていけると思うのですけれども・・・それなのにフロントとチーム、チームとサポーターがひとつにまとまればもっとチームを大きく、クラブを大きくしていくことが重要かなと感じているのですが、いかがでしょうか?

飯田
ありがとうございます。このような会議を年に2,3回行ってほしいというご意見でしたが、社長いかがでしょうか?

淀川社長
ええ、本当に今のご意見に賛同される方もたくさんいらっしゃると思います。そういったご意見も今までにないわけではありません。で、思いますが、色々なタイミングですとか、今、この会をなくさないように続けていくことで、きゅうきゅうとしているのが現状です。お約束はできませんけれども、まぁ、そういうふうにできればいいというところでですね、ご理解していただけませんでしょうか? まぁこういう会がありましたので、ああいう緊急事態がありましても、いち早くみなさんに駆けつけていただけるということにもなった訳で、そういう意味でも感謝しております。お答えにならないかもわかりませんけれども、「やりたいのは山々なれど・・・」ということで、ご理解ください。

飯田
ありがとうございました。 続いて他にございませんか? それでは真ん中の列のグレーの手が挙がっています。

質問者 : 2 
先ほどのオシム監督の件に関して再度質問させていただきたいと思います。先ほど、社長の方から日本協会、結構ワールドカップの反省等の問題だとそういうので叩かれたので、もうこれ以上やるのはチームの品格としてどうかというような話があったと思いますけれども、実際にそういった反省も何もせずに、サポーターからデモを起こされても何もしないのが、今の日本協会だと思います。で、この日本協会に対して、そういうことではいけないんだと、きちんと改めることを公表すべきだということを毅然として主張するのがまさに品格なのではないでしょうか? そして、社長としては、これをきちんと曖昧にせずに決着を付けるということが、社長がサポーターに対して行った公約を守るということになるのではないでしょうか? その点について、もう一度、お答えください。

淀川社長
ええと、最初に申し上げましたように3つのことを要望して、2つのことに関しては問題ないと思います。ここまでは、よろしいですね。で、今後こういうことをやらないという「再発防止の声明文」に関しては、私も満足していません。「声明文として公表していない」ですからね。これについては、さっきも言いましたが、不満なんですよ。それで、最後までなぜ協会をつきつめないのか?ということですよね。おしゃっていることは、それについては、文書を送っているだけではありません。私はちゃんと常務と二人で、川淵キャプテンの所に行って、「こういうことですよ」と話をし、申し入れていますし、その後も、文書だけではなくて、やっているんですが、これは先方もこれ以上のことはやらないというところで、物別れになっているんですよ。残る方法は、どういうことでしょうか、最後までやるとしたらね、やるかどうかですけれども。これは裁判やったって、平行線だと思います。私たちがやるべきこと、やったこと、それを毅然としてという意味では、私は毅然とやったと思いますよ。皆さん方が、満足できるか、納得するかということはあるかもしれませんが、私は「やるべきことはやりました」と申し上げたいと思います。そして、結果としては、必ずしも100%満足できるものではなかった。
 それは、やはり、どこかの席、TVでもいいですよ 「大変申し訳なかった、協会としては、二度としない」ということを言ってもらいたいと思います。思いますが、やってくれ、やってくれと言っても、やらない、それをずっと引きずっていていいのか、というところです。これ以上のところは、もう私は平行線のままですよと報告している訳です。毅然として、やったつもりですが、これ以上続けても、100%満足を得られる保証はない。どうなるかわからないことにこだわるよりも、クラブはもっとほかにやるべきことに注力すべきとして、本件はここで終息したほうが、むしろ良いと判断したと、いうことです。うやむやにしているつもりは、ありません。そういう判断です。

飯田
ありがとうございました。それでは続いての質問を承ります。どんどん伺って参りたいとおもいますので、お名前と質問を簡潔にお願いいたします。それでは、そうですね、後ろのほうの方、後ろのその向こう側の、今、手を一度、なさった方ですね。グレーの腕が見えています。

質問者 : 3
先ほど生え抜きの選手が流出するのは避けられないとおっしゃいましたけれども、ええと、主力の流出は避けられないものなのでしょうか? あの、ジェフ側としては何も原因がないとお考えでしょうか?対応策は何一つないのでしょうか?それから、社長本人は坂本にポジションを取ってもらいたい、残ってもらいたいと言うことだと思うのですけれども、ええ、慰留はしたのでしょうか?坂本本人は、一回目の交渉から、接触がない、0円提示と同じことだよというのをメディアで見たのですけれども、あれは本当でしょうか? 

飯田
それでは坂本選手の移籍につきまして、お願いします。

淀川社長
本当はね、祖母井がいればいいんでしょうけれども、私がお答えしたいと思います。ええ、いっぱい言われたので、最後の方からと思いますが。0円提示などということはありませんね。これはもう、何で読まれたか私にもわかりませんが、そういうことはございません。主力選手が抜ける、生え抜き選手が抜ける、ここ、ちょっと私の説明が悪いのかもしれませんが、私は循環型という意味では生え抜きの定義というのを明確にする必要があるかも知れませんが、基本的には、小学校、ジュニア時代から、ジュニアユース、ユース、トップに育ってきた選手であるということだと思っております。そういう人たちが多ければ多いほどクラブとしては良いと思いますけれど、それだけでチームが成り立つかというと、そうはいかないと思います。そういう人の構成比率が増えるという段階を踏むと思うのですけれども。そして、そういう人たちが自分の置かれている状況によっては、出て行くという選択をする可能性は、今後もあると思います。生え抜きの選手の中でもそういうことはありますし、主力選手が必ずしも生え抜きかどうかということもわからないですよね。主力選手、もっとわかりやすく言うと、例えば巻選手が生え抜きと皆さん言われていますが?生え抜きと考えてもいいかも知れませんね。大学出てすぐ来てくれましたから。どこのチームも経由せずに来てくれましたから。であれば、今度来た黒部選手は、皆さん生え抜きとは言わないですよね。ですけど、そういう選手だからといって差別していいのですか?あるいは区別していいのですか?そんなことは絶対しませんよね。クラブはそういう選手も頑張ってもらわなければいけない。そして、下村君も頑張ってくれると思います。黒部君だってここで骨を埋めるつもりと言っていますし、頑張ってくれると思いますよ。選手はみんな平等なのですよ。生え抜きであろうが、なかろうが、選手が出て行くということ、皆さんがたの一部の方はそれを流出といわれているかもしれませんが、そうではなくて、自分が置かれている状況によって、自分の意思と、権利もあると思いますが、クラブを出て行くことは止められない。だから、クラブというのは、クラブとしてどういうふうにするのですかと置き換えてみますと、できるだけ、みんながジェフでやってみたいなと思われる、ジェフに留まっていたいなと思われる、そういうチームであるし、そういうクラブでありたいと、その努力は今後もするし、やり続けなくてはいけないと思っています。 現に下村選手はジェフでやりたいという思いで駆けつけてくれました。唐井君だってそうです。ジェフでやってみたい、と思って来てくれている訳です。そして今のところ、非常に良くやってくれていると思ってますし、今後も期待しております。ですから、流出を止めるために、色々なことをやらなくてはいけないと思っていますけれども、これをやったら絶対に防げるという最善策はないと思います。これは世界のクラブを見てもお分かりかと思います。ご理解いただけますでしょうか?

質問者 : 3
「ジェフはいいや」と思わせる原因はあったのか?それとも浦和レッズに比べて、ジェフ・・・阿部選手に関してはどうして浦和を選んでしまったのか? その原因は思いつかないのですか?

淀川社長
今、阿部選手のことを言われたのですね。

質問者 : 3
阿部選手だけのことではないのですが・・・

淀川社長
ですからそれは、それぞれの選手に色々な要素があります。今、皆様に阿部選手はこうですよ、坂本選手はこうですよと申し上げたつもりです。 阿部選手が「ジェフはもういいや」、坂本君にしたって、「ジェフはもういいや」ということはありませんよ。そういうことではない、「自分がこれで行きたい」ということがあったのです。彼らがジェフに魅力がないとは、一切言っていません。今後も、様様な理由で移籍を防ぐことは、難しいと思います。

質問者 : 3
より良いものを作る努力はするのですか?

淀川社長
します。

質問者 : 3
それがどのようなものか、ひとつでも具体的に・・・

淀川社長
ひとつでも具体的にと申されと、例えば阿部選手はACLがレッズでは2年連続チャンスがあると言ったときに、私はすぐに「自分でそれを掴みにいかないか」ということは言えても、「来年にでもチャレンジしたい」、「選手生命は野球ほど長くありませんからね」とか、言われたときには、限界がありますよね。それはそれぞれ選手の思惑は出てきますから、「ジェフでやってみたい。やり続けたい」と思うようなことをより大きく、多くしたいということです。

飯田
それでは、チームも魅力的なチームになるように努力するということで、よろしいでしょうか? それでは、続いての質問、まだまだございますので、恐れ入ります。そちらの帽子をかぶっている方ですね。よろしくお願いします。

質問者 : 4
あの皆さんが聞いてみたいことだと思うので、2つ簡単にお願いします。まず今の女性の方からあったのですが、移籍は流出することは止められないという話が出ましたけど、例えばクラブとして複数年の契約という条件で、囲む訳ではないですが、選手を大事に扱うよという気持ちを、伝えられないかと、下村選手も複数年の契約があったそうなのですが。それから、オシムさんの件で、5月9日に田嶋さんから社長のほうに話があって、それが前向きな発言ということが出ていたのですが、それは先ほど事実ではないということですが、それは間違いのないことでしょうか?

飯田
では社長、複数年契約の最初のほうの質問にお願いします。

淀川社長
複数年契約は、移籍の防止策としては、ひとつの方法ではありますよね。それは行っていますよ。行っていますが、それで全部、解決するわけではありません。それをおこなっていても最終的な解決策にはなりません。それから、オシムさんは5月9日ではなく、5月6日の日産スタジアムでのゲームの時に田嶋氏が私の所に来まして、「このように考えているのだけれども」という話が最初です。先ほども申し上げましたが、平山常務に、こういう話があるという報告をして、祖母井氏に話しました。ですから私は7月8日に皆様に時系列で話した通りで、私にとって不本意なのは私の至らなさだと思いますが、誤解されたことです。最初に「どーん」と「容認」という記事がクローズアップされて出てしまった。私自身は、オシムさんに毎年毎年、来年やってくれるのかどうかわからない状況の中で契約更改をして来ました。毎年繰り返してきて、今年こそ最後かな?と、祖母井もそういうことを言っていました。このまま、日本を去ってしまうのは、いかにももったいない。オシムさんが代表になる話は2004の時にもあった。ですから、初めてではないのですが。2004年のときも新聞にいきなり出まして、そのときは一切こんな話はないよということがありました。
これは選手だけでなくスタッフもそうですが、「ジェフは人が育つ」というのが、ジェフの良いところですよね。祖母井氏は、GMとしてオファーがあった時には誰でも当事者に対して隠さず話をしてきていました。それが信頼関係であり、ファミリーであるという所以なんですね。したがいまして、今回、オシムさんに話があったときも、祖母井氏はオシムさんにその話を伝達し、新潟戦の後だったと思いますが、平山常務も交えてオシムさんと直接話をしました。「そんな話があるのだったら、なぜ協会は直接自分のところに言ってこないのだろう」とオシムさんは言われていましたよ。ヨーロッパだと直接あるのでしょうね。だけどここは日本だし、協会もいったん淀川に話をして、日本流の筋を通す形をとったのだと思います。そして、2007年度の契約更改のときには、国に帰るよりは日本代表で、ということであれば仕方ないかな?というのが私の思いでした。ところがあのようになってしまいました。これは何回も話している通りです。このことは何回も話してもう、これ以上は「私を信じてください」としか、言いようがないですね。

飯田
ありがとうございました。それでは続いての質問承ります。そちらの白いシャツ、帽子をかぶった方お願いします。

質問者 : 5
補償金についてなのですが、僕個人としては中国の人口より少し少ないと思っているのですけれども・・・わかりやすい比喩で伝えてください。

淀川社長
金額を言えとおっしゃっているのでしょうが、これは選手たちの年棒だとか、私の給料だとかと同じで、この件に関しては、公表できません。企業秘密ということです。公表すれば、多い、少ないという議論にどうしてもなりますし、避けては通れません。私たちの考え方としましては、顧問弁護士や有識者の意見を聞きながら、本件にふさわしい金額だと判断しました。 そこまででお願いします。

飯田
よろしいでしょうか? 続いての質問承ります。 一番前のめがねの方。

質問者 : 6
先ほど出ました、オシム監督の件に関しまして、今日の報告になってしまったということを謝罪されていましたが、今日になってしまったのはなぜでしょうか?サポーターはずっと待っていました。本当に、これに関しては腹を立てていることですので、なぜ今日になってしまったのでしょうか? タイミング等あったと思うのですが、率直なところをお聞かせください。 

淀川社長
今日になってしまったことは、重ねてお詫び申し上げます。報告会を開くというのも一つあると思います。また、こういったコミュニケーションを行えば良いではないかということもありますが、それが、できないまでもHPで発表することもできたわけですから、そのことを怠ってしまったので、先ほどよりお詫びしているわけです。そういった意味では今日が皆様とface to faceでお話できるということでお話させていただいています。本来のタイミングをどの時期かということであれば、3つ要望を出したうちの2つが、一応こちらの思ったような結果が出て、後一つについて、物別れになっていました。ご承知のように、チームはなかなかホームで勝てない状況、一方でナビスコに向かっている状況、少なくとも現場はナビスコに勝つという状況、我々もそれに集中したいということがありました。が、タイミング的に言うと、10月ぐらいにHPにお出ししておくべきだったかなと反省しています。

飯田
はい、ありがとうございました。続いての質問を承ります。それでは後ろの方、いきましょうか?そうですね、黒の腕しか見えないのですが・・・

質問者 : 7
社長はサッカーマガジンの記事が事実と大きく違うと憤りを感じていらっしゃるとのことでしたが、もし、明らかに違うのであれば、抗議なり、声明なりをしていただきたいと思います。私は社長を信じたいのですが、やはり、マスメディアの影響は非常に大きいと思います。一般読者の方やサポーターは信じてしまいます。それに対して毅然な態度をとっていただきたいと思います。

淀川社長
賛同されている方がたくさんいらっしゃるようで、プレッシャーを感じます。私が優柔不断でだらしない男のように思われているのが、非常に残念ですけれども。
ここにも新聞記者の方がおられます。私どもクラブ事務所のところには夜遅くまで、番記者さんが、詰めています。また、蘇我事務所や、オシムさんの時には、遠く飛騨や時には私の自宅とかにも来られました。こういう事に関しては不快な部分がある一方、彼らは彼らで色々なルートで情報を集め、断片的なところで、憶測の記事もあると思います。だから事実と違うということもある。本件については、抗議文も検討しています。それをするには事実をちゃんと確認しなければいけない。私の一方的なことでも喧嘩にはなりません。である一方ですね、彼らはジェフのことを取材しながら、良いことも、悪いことも報道しています。総合的に判断して、踏み切るのかどうかということを考えているということです。

飯田
ありがとうございました。それでは、続いての質問を承ります。前の中央の黒い左手を上げている方、お願いします。

質問者 : 8
今の方の質問の続きとなりますが、このサッカーマガジンが発売されてだいぶたっています。それまでの間に、何も起こさないできた、というのは、今、メディアリテラシーですとか、そういったところ問題になっている中で、さらにクラブというのはイメージですとか、与える影響が大きいというなかで、何もしていないことはおかしいと指摘させていただくと同時に、御社のインターネットというHPのメディアを持っているのですから、自分のところのメディアでマスメディアに対してしっかりと牽制をするという姿勢が必要なのではないかと思うのですが、その点に関して

淀川社長
今おっしゃっているいろんな意味で牽制ということは必要かと思います。それもタイムリーに行う必要があると思いますね。そういった意味ではもっともっと色々なケアは必要だと感じております。昨年度、途中から広報を利渉に担当させていますが、しっかりとさせていきたいと思います。われわれのイメージアップは非常に重要だと思っています。メディアの皆さん、スポーツ新聞以外にもいろいろなメディアがございますが、ある部分では共存していかなくてはなりません。我々にとって、有効なメディアであってほしいと思いますし、いまご指摘を受けた部分はきちんと対処していきたいと思います。


飯田
ありがとうございました。 それでは続きまして、グレーの手を・・・今マイクをお持ちします。

質問者 : 9
大木さんいつもお世話になっています。ボランティアを今年させていただいています。株主総会に参加しているような感じだったので、いつも気になっていたことを、淀川社長ではなくとも、できれば営業の来栖さん。ボランティアをしていまして、高額チケットの空席が気になります。サポーターの方々のおかげで、自由席、SA自由、強いチームのアウェイはたくさん入っています。高額チケット席に関して、お考えのところがあれば、

淀川社長
細かな営業施策面に関しては来栖部長に譲りますが、大変貴重なご意見ありがとうございます。高い席が空いているということですが、工夫が必要です。熱心な方々、特に年間で何回もおこしいただいているお客様は本当に貴重な方々です。一方で安くしたら必ず来ていただけるのかということもあります。その兼ね合いをいろいろな施策を考えながら行っています。昨年は千葉大学さんと提携をしました。千葉市に広域化も行い、別の意味からもアプローチしています。いったんお値段を下げると元に戻すことは難しいと思います。これは世の常ですが・・・非常に苦慮している状況です。それらを鑑みながら、細かな点は来栖部長のほうから、報告させます。

来栖営業部長
こんにちは 営業部長の来栖です。今の話、多分2つあるんですけれども・・・高額チケットのメインスタンド、招待券の話と、ごく普通のチケットの話、2つあるんだろうと思います。よく言われるのですが、招待券をたくさんスポンサー筋に配っているんじゃないかと、それで、席が空席なのではないか?ということなんですけれども。公表しているチケットの売り上げの数字と入場者数をちょっと割り算してみてください。実はジェフは招待券比率がすごく少ないチームなんですよ。今、私どもはだいたいチケットを、発券をした枚数を分母で、それで分子に入場者数で計算すると、だいたい来ない率は10パーセントちょっと。そんな感じです。当然10パーセントが来ないことを前提に一定の枚数のご招待券を出していますが、その範囲を超えない招待券を出しています。その招待券で来ない人の比率は結構成績が良いほうだと思ってください。その上で開いている席をどうやって埋めるということになるのですが、例えばコーナー自由席、割と空席が目立ちました。昨年ファミリーセットを設定しました。家族4人で来ていただく仕組みを作りました。大変好評です。バックスタンドが埋まっていません。Sバック指定席は団体ぐるみの企業、千葉大学もその施策のひとつです。SA自由席はナビスコ3連戦のセット券、そういったような一つ一つの積み重ねで、空席を埋める努力をしています。ぜひお友達を誘って来ていただきたいと思っています。

飯田
ありがとうございました。後ほどチームコンセプトについて、営業について、試合運営について、広報について、ホームタウンについては後ほどですね、お伺いしたいと思います。それでは、社長への質問は・・・だんだんと増えてきましたね。それでは、そちらのめがねをかけているグレーの方ですね。

質問者 : 10
祖母井部長さんがいらっしゃった時にも何回かこの会には出席させていただいています。質問としては、阿部、坂本の中軸選手が移籍していなくなったということで、その選手に代わる選手とチームの戦い方をどういうふうにされていくのかを聞きたい。それから、もう一つ、外国人についての採用、移籍が大変遅いと思う、毎年のことですが、今回も私は雑誌で初めて知ったのですが、ハース、クルプニ選手、この選手達がいないというのをはじめて知った。それで、後の選手は決まっているのでしょうか?

飯田
すいません。その辺は後ほど唐井本部長のほうからの説明でよろしいでしょうか?後ほど唐井本部長のほうより・・・

質問者 : 10
あの・・・大事なことなので、阿部選手が某サッカー誌で述べているのですが、移籍の本音というか、先ほどでましたオシム監督といっしょにやりたいという気持ちが強かったそうなんですが、それが断念されて、オシムが代表監督になったということで、その辺で一本線が切れたかなと、その後に、引き継いだアマル・オシム氏の戦術とちょっと違っていたと本人は言っている、それで、後期ですね・・・

飯田
はい、申し訳ありません。後ほど将来像につきましては、全体的にもお話しさせていただきますので、その後に、ご質問がございましたら、教えていただけますか? 申し訳ございません。たくさんの方が質問をしたいと待っていただいていますので、申し訳ございません。それでは、他にも質問したいという方、お願いします。それでは、そちらの女性の方

質問者 : 11
選手の移籍に関してなのですが、私がお願いしたいのは、本人の意思で移籍したいということは本音の部分で、絶対にあると思うのですが、一般的に、あるいはマスコミの対応で、最初にそれを言ってしまうのは対外的に、すごくまずいと思うのですね。「育てて売るクラブ」というイメージがが、もう持たれていると言うことをかなり多くのサポーターの方は認識していると思います。そのことでまた、来期もたくさんの流出があるのではないかということをサポーターは常に失望したり、気をもんだり、いらいらしたり、がっかりしたりしている訳なのです。本当に、本人の意思だから仕方がないという言葉を過去、去年のシーズン、重要な場面で何度か目にしたのですが、引止めに最大努力するということをポーズであってもやらなくてはいけないと思います。選手とチームというのも、もちろん大人の関係であるし、契約社会でもある訳ですけれども、選手も人間ですから、引き止められないということは絶対あるわけですね。それをいつも、本人の意思が大事だから仕方がないということだけで、済ませているチームだということは、ここに来ている人ではなくて、よそのサッカーチームのファンの人とか、世間一般から見られているチームということが、みんなの不満であったり、苛立ちであったりすると思いますので、質問ではないのですけれども、その辺の対策と言うか、イメージ作りにおいて、もう少し考えていただければと思います。

飯田
「お願い」ということで

淀川社長
「ポーズだけでも・・・というのは」私の性格上、役者になりきれなくて、ですね。しかしクラブのイメージは大切ですから努力します。

飯田
それでは続いての質問承ります。それでは、眼鏡をかけている中央の方。

質問者 : 12
社長、言葉尻を捕らえて誠に申し訳ないのですが、役者になりきれないとおっしゃいましたけれども、社長はチームを守る一番の要です。その時に、役者になれないからという言葉で逃げてはいけないと思います。では、本題に入らしていただきます。オシム前監督が代表監督に就任した経緯はある程度、私は理解をしましたけれども、その危機管理、一番大切な時期に選手、フロント、チームスタッフにきちんとその経緯をお話ししましたか?教えて下さい。

淀川社長
それは、行っています。行っていますので、選手たちはきわめて冷静に、むしろそれをバネにして対処してくれました。リーグ戦であの後、勝てなかったというのを、私はこう見ています。
代表に選ばれた一部の選手は疲労困憊している中で、 歯をくいしばってやってくれていたと思いますね。それは見ていらっしゃる方はわかってくださったと思いますね。それがあったからこそ、よけいに空回り状態になったかなと、また一番ストレスがたまっていたのは、アマル新監督だったでしょうね。
クラブの中は社員も含めて、選手たちも含めてきわめて冷静でした。オシムさんが飛騨市のキャンプの時の会見で、初めて意思をはっきりされたんですね。ですが、選手たち、ストヤノフなんかは逆に私を慰めてくれました。後ろから肩をたたいて慰めるんですね。というぐらいに選手は冷静に対処してくれていました。結果がだせなかったリーグ戦ですが、本当に残念でした。皆さん方に本当に申し訳ないと思う気持ちは、選手たち同様に私にも強いものがあります。あの後、多くのお客様がフクアリに来られましたよね。ここで勝てば、「どうだ」、という感じを見せ付けたい思いでいっぱいでした。選手からもその思いは、ひしひしと感じました。勝てない試合が増えましたがプレーに全力を尽してくれていたと思います。今日は、質問だとか要望だとか意見だとかかが中心のコミュニケーションですが、激励や、励ましも実はたくさんございました。ということもご承知ください。

飯田
ありがとうございました。 それでは、次の質問ですが、その前の方、さきほどは失礼いたしました。今、マイクをお持ちします。

質問者 : 13
協会からスタッフの引き抜きに関して、防止策、申し入れ等はきちんと行っているのですか?

淀川社長
契約期間中に、もう「今回のようなことが」ないようにというのが、先ほどのご指摘のことだと思います。契約が切れれば、これは防ぎようがないですし、本人の意思でしかありません。 このようなことがないようにするために、魅力あるクラブになっているか、給与、待遇面、全てにおいて考えていかなければならないと思います。
契約の途中でということはないと思いますが、今回もトレーナーの前田氏は協会に行きます。これは、オシム氏の問題とは関係のないことです。 いままでも協会に行った人がいないのかと申しますと、それは、ずっと遡れば、長沼健さん以来、川淵さん、小倉さん等、協会に行っているわけで、これは、ジェフは人が縛られないということが伝統的にあるのですが、ジェフはそういう重鎮が育つ土壌にある。これは悪いことではないと思います。育っていくことは本人に関わることですが、そういう風土があるということはいいことであると思っています。それはまた、跳ね返ってジェフというクラブ、例えば先ほども言いましたが、そういうクラブだから来てくれる人が、今もいるのですよ。GMで唐井さんが来てくれました。しかし、他にもやりたいというひとがいるのですよ。選手だっているのですよ。もっとそういう土壌になればいい。そして、次のステップへ行けると思っている人がいてもおかしくない。「育っていく」。いいことだと思います。できるだけ、いい人材が集まるクラブであれば良いと思いますね。我々の従業員もそうですけれども、総和としてクラブの発展に大きく寄与するはずですから。というふうに私は考えています。

飯田
ありがとうございました。それでは続いての質問承ります。一番前のこちらの方。今、マイクをお持ちしますね。

質問者 : 14
魅力あるクラブづくりということですけれども、選手、サポーターだけではなくて地域に対しても魅力あるクラブづくりをしなければいけないと思うのですが、少しそこと関係あることで、移籍に関することですが、移籍をする際に、ある選手からはコメントがあったり、ある選手からはコメントがなかったりしていて、それで、コメントをしていた選手はジェフに魅力を感じていた選手なのかなぁと思うんですけれども。 阿部選手はあったかどうか、よく覚えてないし、ハース選手だったり、サポーターから愛されている選手のコメントがないのが少し寂しいのですけれども、それはどうしてなのですか?

飯田
これは社長より、利渉さんにお願いしてもよろしいでしょうか?

利渉広報担当
広報担当の利渉と申します。よろしくお願いします。ご指摘の点、オフィシャルサイトのほうにも、お問合せをいただいています。確かにおっしゃるとおりでございます。我々もできる限り、出て行く場合にはコメントを取ろうとする努力はしているところですが、スケジュール等の問題があったり等で取れていなかったということは実際にございました。その件についてはご要望も多いことですし、クラブとしての使命ということでもございますので、今後きちんと掲載ができるような努力を継続してやっていきたいと思います。コメントが一部取れていない選手に対しては、この場をお借りして、お詫びを申し上げたいと思っています。

飯田
それでは続いての質問、後ろの方から、承りましょうか。こちらの列の一番後ろ。

質問者 : 15
営業や広報的なものになるかと思うのですが、実は私、五井に住み始めて、5,6年なのですが、それまで、野球少年でサッカーあまり興味がありませんでした。市原に来て、ジェフの試合を観たりしてサッカーが大好きになりました。それまで、今も感じていることですけれども、ナンバー2の2枚目に書いてあります、千葉テレビの放送が前半戦ありませんと、これに関しまして、一番、僕たちみたいのにですね試合に行けない人、あるいは最初にジェフというチームを知る場合、メディアから入ってくるのが一番かと思います。一部には千葉テレビの幹部の人が、柏のファンだということを聞いていますし、東京のJ2に落ちたチームは深夜の2時ぐらいからでも放送しているチームもあります。その点のメディアに関する放送に関してはいかがお考えかと思いまして、お答えいただけるのでしょうか?

淀川社長
大変ごもっともなお話しで、私も実は千葉テレビさんだとかですね、Jリーグの方にも、ホームはホームタウン中心の皆さんにフクアリで観ていただきたい。アウェイの中継をテレビで見られないかと、千葉テレビさんとお話したことがありました。そうした中で、今年から大きく機構が変わります。これについては営業部長から・・・

来栖営業部長
お話の通りでありまして、各Jリーグの球団、地方局で中継を結構熱心にやっているところがございます。私どもも、サポーターの方、特にアウェイの試合を地元の皆さんに観ていただくためには、地元の放送局の力というのは大切で、何年も前から千葉テレビさんとは、ぜひ中継を増やしてほしい、応援番組を増やしてほしいということはお願いをしています。とはいうものの、スポンサーがあって、初めて経済的には成立するということもあって、なかなか千葉テレビさんと放送機会を増やすということは難しかったという状況でした。それでも、今でも放送して下さいと言ってはいるのですがね。それで、前半戦は、千葉テレビさんの放送はありませんが、ご承知の通り、スカパーで全試合生放送します。正確に言うとナビスコカップは全試合ではないかもしれませんが、リーグ戦は全試合生放送しますので、ホームはスタジアムで、アウェイはスカパーでという会員促進を行っていまして、お帰りにちらしを配っていますので、ぜひ、これに入っていただきますと、一件、いくらのお小遣いがジェフに入ってきます。ぜひよろしくお願いします。千葉テレビさんとは応援番組で引続きお世話になりますので、そちらの方も、ご覧ください。よろしくお願いします。

飯田
ありがとうございました。それではですね、質問が色々なものにわたってきましたので、ここで、皆さまからいただきました、たくさんの質問を、先ほど申し上げたように2007チームコンセプト、強化に関するもの、営業に関すること、試合運営に関すること、広報に関すること、ホームタウンに関することと言ったテーマに分けさせていただきました。なお、質問内容は多岐にわたっていますので、それぞれのテーマの中で質問が多かったものを中心に、まず最初にお話しさせていただきます。そして、その後に、質問を又、承りたいと思います。よろしくお願いします。それでは、まず、初めに2007チームコンセプト、強化に関することにつきまして、唐井チーム統括本部長にお話しを伺いたいと思います。皆さんもご存知かと思いますが、唐井本部長は今シーズンより、新たに皆様の下にやってまいりましたが、ぜひご挨拶も含みまして、この点につきましてご説明をお願いします。

唐井チーム統括本部長
こんにちは、唐井と申します。
今期のチームコンセプトというご質問がかなり多かったということで、これにつきまして私は外にいた立場のとして、イビチャ・オシムさんと祖母井さんが築き上げてきたスタイルというのは、フットボールをひたむきに選手・スタッフのみなさんが追及してこられ、全員で走って、攻撃して守るというスタイルを築き上げてこられたと思います。それに対しては非常に感銘を受けながら見させていただいたので、このスタイルは続けていくことのお役に立てればと思い、こちらにお世話になることとなりました。そうは言いましても、イビチャさんも祖母井さんも今はいらっしゃらないなかで、アマルさんがチームを引き継いでいます。彼がキャンプから指揮をとるのは今年が初めてになりますし、先ほどから何人かの選手の名前が出ていますが、主軸であった選手を変えなくていかなくてはいけない状況で、チームを立ち上げなくてはいけないということもあります。それは大きな穴であることは間違えないとは思いますが、それを負のエネルギーにすることなく、その穴を埋めるべく新しいエネルギーに変えていけるようにしたい。選手の中でも水野や水本など若い選手たちは「今年は自分たちが逆にやらなきゃいけないんだ」といってくれている。羽生や巻などの既存の中心選手たちも、もちろん頑張ってくれると期待もしている。失った選手のことだけでなく、新たに加わった選手たちもいます。ジェフで戦ってくれる。ジェフでやりたいんだといってくれている選手を中心に今年は戦っていきたいと考えています。
あと淀川からも申し上げましたが、このチームは育てることでも定評があり、かつて山口くんや酒井くんのころから、ジェフの育成に興味があってその当時祖母井さんから聞いたことがあります。その育成の部分についても、その中心の祖母井さんがトップチームに関わることになってからは、少し育成の部分でパワーが落ちていたのかなと祖母井さんも言っておられました。祖母井さんからの引継ぎ事項でもありますが、育成のジェフをもう一度構築していきたい。昨年からスタッフの皆さんと話をするなかで、コーチの皆さんもそういった問題意識を持っています。その問題意識のエネルギーを良い方向にもっていけるようなお手伝いができればと考えています。トップチーム・リザーブズ・ユースの育成の部分で、コミュニケーションよく機能させたいということが、私が考えていることであり、スタッフのみなさんにもお願いしているところであります。

飯田
ありがとうございました。「2007チームコンセプト(強化)に関すること」についてとなります。それでは「2007チームコンセプト(強化)に関すること」を唐井本部長に質問したいということを承りたいと思います。では、質問のある方は挙手にてお願いします。
では、一番、最初にあげられた前の方・・・

質問者 : 16
祖母井さんから引き継がれ、その後に選手の移籍がありました。新しく獲得した選手で、唐井さんが魅力を感じて獲得したと思うのですが、そのへんについて教えて下さい。

唐井チーム統括本部長
今期の編成については、私が合流したタイミングですでに、祖母井さんや強化スタッフを中心として準備がはじまっていた部分があります。それを引き継いだのですが、獲得できた選手数名は祖母井さんのご尽力があったからこそでもあります。私一人で頑張ってやったわけではありません。私がきた頃には阿部君も坂本君もいるなかで、チームの層を厚くしていきたいと祖母井さんとも話をしていました。みなさんも昨年お気づきだったとは思いますが、A3以降、多くの選手が代表に選出され、阿部君も巻君もたくさん試合にでることになり、負傷をかかえ無理をする戦いが続きました。その中で、ナビスコはとってくれましたが、走れないジェフを私もここ何年かで、始めて見るような状況でした。そういう中でリーグタイトルを目指すためには、チームの層を厚くし、より競争をさせるチームを目指さないといけないと考えていました。
それでアマルさんが一時帰国する前にお話をする機会がありました。その時にお父様が築き上げたチームは、選手の頑張りがあってかなり成熟はしてきたが、そういう意味では、ある到達点に達しつつある。個別の選手が自分の持っている能力の相当な部分を出し切ってやってくれている、そういう成長の踊り場みたいなものがあり、それをどうやってワンステップ上げられるのかアマルさんも考えています。そのためには、選手たちに今までのプレーにプラス質を上げてもらうことも大事ですし、外から新しい戦力をとってきて、そこで刺激し合い競争することで、また質を高め次のステップに上がっていってもらえるように考えました。FWに関しては、黒部君・新居君・巻君・青木君の4枚をそろえることで、競争させて、もうひとつ高いステージを目指す狙いがあります。とうぜんDFやMFにおいても同じ考えのもと層を厚くすることを考えていました。しかし移籍をした選手が出てきてしまったので、結果として層が厚いチームなのかとか、競争力のあるチームなのかということについては、当初の考えからするとまだまだ道半ばであり、また努力をしてもう一度チームを作り直すぐらいのところにきてしまったのかなと、現状の認識としてあります。

飯田
ありがとうございました。次の質問ありますか?では、前の方。黒の・・・

質問者 : 17
育成の部分で、トップ・リザーブズ・ユースをリンクさせていきたいとのことでしたが、具体的にどのようにリンクさせ、トップチームに還元させるのかお聞かせください。

唐井チーム統括本部長
契約交渉の途中から参加し、選手の中から若手の部分をもっとケアするべきだという意見がありました。そんなこともあり、今年の施策としてFC東京から霜田コーチを招聘しました。彼はトップのコーチですが、リザーブズやユースのところをカバーする、パイプ役として担ってもらいます。リザーブズに選手を出しっぱなしでケアをしないということにならないようにしたいし、アマルさんのチームの中にいるコーチがリザーブズの練習や試合に参加するという形で、常にアマルさんの考えがリザーブズに行っている選手にも伝わっていくようにして、下から上がってこられるように、コーチの配置を考えました。

飯田
それでは、続いての質問を承ります。後ろの方、通路側、男性の方・・・

質問者 : 18
選手の契約交渉や契約更新の場に社長が出席されないとか、契約更新の遅れが報道され心配をしているところですが、選手とフロントとの信頼関係というものは大丈夫なのでしょうか?

唐井チーム統括本部長
まず契約交渉、それから契約書の調印というものは、強化部のほうで責任をもってやっているので、契約交渉に社長が入ったり、調印のところで社長に同席してもらうことは、原則的にはないということだとご承知おきいただければと思います。海外のクラブでは記者会見の席で、ユニフォームを掲げてサインをさせるというスタイルがあります。ジェフの場合キャンプで外国籍選手を決めることがありますし、今年もそういったスケジューリングになっていることで、社長同席で調印をすることはないということはご理解ください。
阿部君や坂本君のお話がでますが、チームを卒業していくことで、ここに未練があったとしても、移籍先とジェフを比べたときにこちらに魅力がないという風に僕らは感じて、どうしたらいいのかという問い掛けを常にしていかなければいけなと考えています。もちろん引き止めることも全力でやらせてもらいますし、オシムさんからは常にチャレンジしろと言われ続け、成長してきたということもあり、中学生からお世話になってきた祖母井さんのチャレンジなどもあり、さまざまな環境のなかで阿部君が考えたことがあったわけです。坂本君や阿部君と仕事をしたいということも、私がジェフにお世話になろうと思ったひとつの要素でもありましたから、一生懸命話をさせていただきました。やはり選手が決断をした時にはそれを尊重しなくてはならないことだし、選手が決断したから仕方が無いねと思わず、僕らのところに不足な部分がなかったか問いかけながら仕事をしていきたいと思います。

飯田
はい、えーそれではチームコンセプトに関する最後の質問とさせていただきます。
紺色の最後まであげてらっしゃる方に行きます。

質問者 : 19
お話できる範囲で結構なんですが、外国籍選手獲得の状況を教えて下さい。

唐井チーム統括本部長
答えられる範囲となりますが・・・チームはシーズンを通じ、さらに高いものを目指さなくてはならないし、止めることでもありません。チームの外にもとめ、中で競争させたいと考えています。下村君が来てくれたことで日本人に関しては一段落かなと思います。次のターゲットとしては外国籍選手となりますが、一部報道で名前が明らかになっているようですが、クラブはある選手に絞って具体的に動いています。キャンプの早い時期に交渉をまとめて、チームに合流させたいということで、煮詰まった交渉をしています。いえる範囲としては、このくらいかと・・・
外国籍選手は3名枠があり、イリヤン以外は2名の枠があります。その二人をトルコキャンプでいっきに獲得するかどうかは、アマルさんとポジションをどこにするのかとか、強化部の持っているリストとアマルさんの持っているリストのすり合わせしています。先ほどお話した選手は、具体的に交渉している事実はありますが、2人目の外国籍選手というのは、キャンプのなかで新しい戦力も含めアマルさんの中で精査して決めていきたいという要望もあるので、もうすこしお時間をいただければと考えています。お話できるのはこのぐらい・・・ですが・・・

飯田
ありがとうございました。とても楽しみになってきました。以上が2007チームコンセプト(強化)に関することでした。
続きまして、営業に関することに移らせていただきます。チケット関係、グッズ関係、広告宣伝、スポンサー等などの質問をみなさんからいただきました。
ここからは担当の方に、私の方から3問質問させていただきます。そしてそれぞれの担当の質問が終わった後で、全体の質問を承りたいと思います。よろしくお願いします。
では、営業部長の来栖さんよろしくお願いします。

来栖営業部長
よろしくお願いします。

飯田
まずですね、「今年のシーズンシートの販売状況を教えて下さい。」というお声が多いようですが・・・

来栖営業部長
その前に、昨年もたくさんのみなさんに御来場いただき、ありがとうございました。おかげさまで、観客動員数の最下位という不名誉な記録を10年ぶりに脱出することができました。ありがとうございました。平均来場者数が13393人ですが、そのうちの昨年はシーズンシートのお客様が4000人いらっしゃいました。ハーフシーズンシートというのを追加で販売してさらに500人。4500人のお客様がいらっしゃいました。1月31日で、一旦締め切ったところ、昨年のシーズンシートをちょっと越えて4000名ちょっとのお申し込みを頂いておりまして、あと1000人、2000人ぐらい来て欲しいなというのが願いでございます。
シーズンシートのお申込は2月中旬まで延長しておりまして・・・簡単なことなんですよ6000人って。ここに300人がいるので、お一人3人ずつお友達を紹介していただければ6000人なんですね。そうやって毎年少しずつ輪を広げて、ゆくゆくは17000人のスタジアムの10000人の方がシーズンシートというふうにしていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。

飯田
それでは、次の質問です。「今シーズン入場者数を増加させるために、地元へのアピールとして、どのような企画をお考えでしょうか?また、平均入場者数を15,000人としていますが、それを達成させるための新企画として何か用意はされていますか?」という質問を頂いております。

来栖営業部長
ちょっと、突っ込んだ質問だったんですけど・・・ここで少し頭の整理をします。千葉市の人口が約93万人。市原市の人口が約28万人。千葉市は市原市の3倍の人口なんですね。来場者の分析をすると、市原市と千葉市からくるお客様はまだ同数なんです。ということは単純計算して、あと千葉市のお客様が3倍増えてもしかるべきということですので、お客様が増えていただく潜在的にポテンシャルをもっていると思っています。
とういうことで、どんなことをやるかというと宣伝の強化です。
ポスターを出したり、千葉日報・スポニチなどで広告のタイアップにより宣伝するチャンスが増えました。それに加えジェフプレスです。たくさんの方に協力していただき、ありがとうございました。JRのいくつかの駅で毎月手配りができるようになりました。開幕戦やW杯明けの1試合目のときは、ちょっと派手目にやりまして、1回10000部手配りしているんです。10000人手配りしていることは、その場に50000人とか100000人の人々にジェフプレスを配っている様子を見ていただいていることになりますから、ホームタウン、二つの市を合わせて110万人の10人に1人に届いていることですね、これをテレビの視聴率に換算すると、かなりの数字になります。そういったことで、宣伝の強化をしてまいりました。今年もやろうと思っていますので手伝っていただける方がいらっしゃいましたらぜひ、宜しくお願いします。
それからチケット施策としては、スタジアムのキャパがそんなに大きいわけではないので、どんどん割引をして売れるというものではありません。4万人や5万人の箱を持っているわけではないので。そんな中ではありますが、先ほどもお話しました、ファミリー割引セットを作ったり、ナビスコのセット券を作ったりというかたちで、お客様のそれぞれのニーズに応じてお求め易いチケットを提供して、ぜひ買っていただけるような仕掛けをつくろうと思っています。そのようなことをやってなんとか15000人というオーダーに乗せたいというのが、今年の切実な目標となっていますので、ぜひご協力を宜しくお願いします。

飯田
では、最後に・・・「ユニフォームがカッパに変わりましたが、どうして変わったのですか?」という質問という質問も頂いております。

来栖営業部長
どうして変わったかというと。ちょうどミズノさんとの契約が昨年度で切れるということで、いくつかのメーカーさんと交渉をしてまいりました。その中でもっともお互いの条件や思いが合致するというメーカーということで、フェニックスさんのブランドであるカッパに変えました。お申し込みを開始しましたが、第一次締め切りで2000枚に達しておりまして、このお申し込みを頂いた方々には、開幕戦までにはお手元に届けられるように準備をしております。第2次、3次の募集を随時してまいりますが、売り切れの状態になった場合は、開幕戦に間に合わないということも若干あるとは思いますが、1人でも多くのお客様に菜の花色のユニフォームを着ていただけることで、スタジアムを黄色くしたいと思います。ユニフォームだけでなく黄色のシャツを作りますので、ぜひそちらもよろしくお願いします。

飯田
来栖さん、どうもありがとうございました。それでは続いて試合運営に関することを運営担当の大木さんに伺って行きたいと思います。大木さん、よろしくお願いします。
最初の質問ですが、「サポーターについてお伺いしたいのですが、ホームサポーターの行動には厳しく対処しているように感じますが、アウェイのサポーターに寛容な場面が多く見られました。もっと毅然に対応してほしいとの要望がありました」このことについてお願いいたします。

大木運営担当
あのー性格的にまじめなもので、アウェイに対しても結構厳しくやっているんですよ。やはりホームの方は毎回いらっしゃるので、「しつこいなー」ってくらい毎回同じことを言っているので、そういうふうに感じられてしまうのかなと思います。よくこられるサポーターの皆さんとは話し合っているんですが、昨年はペットボトルが2・3回投込まれ、最終戦のマリノス戦ではあのようにアウェイに方に行った方もいらっしゃいます。そういった中で怖いのは、そういう行為をされた方が普通の方なんです。理由を聞くと「カーっとなった」というんですよね。僕らも、そういった普通の方に対して対処が難しいんです。ペットボトルを投げることによってどうなるのか?警察に言わせると、「絶対にスタジアムで販売をさせない」と我々は言われています。だからホームの方々には、しつこいぐらいに話をしていきたい。私たちのホームスタジアムですから、みなさんといっしょに「いいスタジアムだな」と思われるように、ルールは守っていただきたい。でもほとんどの方が、守っていただいているのです、アウェイに対しても「人の家にきて何するんだ」というように、厳しくは影ではやっていますので、よろしくお願いします。

飯田
はい、続いての質問です。「フクアリのスピーカーの音量が低すぎて、DJの声が聞きづらいという質問がありました。また聞こえないとトラブルが発生するのではないかと、心配される声があがっています」この件はいかがでしょうか?

大木運営担当
場内放送は、bay fmさんといっしょにやっているのです。bay fmさんは開場前に来て、いろいろ調整をするのですが、昨年は3回ほどバックスタンドやコーナー自由席のスピーカーが聞こえないというトラブルがありました。その都度、フクアリさんにお話をして対処していただいているんですが、何分開催が土日ということで、音響を作った方が来ていただけなく、試合当日に対処ができないということがありました。

飯田
それでは、大木さんへは最後の質問となります。「「周辺商業施設への迷惑駐車をおやめください」とクラブは告知していますが、実際のところ、たくさんの人たちが停めて観戦している状況です。クラブはそれに対して黙認しているように見えるのですが、クラブとしてはっきりとしたスタンスをもって運営するべきではないでしょうか?」」という意見ですが、いかがでしょうか?

大木運営担当
これは昨年もお話したのですが、スタジアムの隣のアリオさんとホームズさんにかなりの方が車を停めてらっしゃいます。係員をつけて、ジェフのグッズを身につけている方に「ここには停めないでください」と言っても、「おれはここでハンバーガー買うんだよ」と答えられてしまうと、商業施設のお客様ですよね。そして「買ったら車を出してくださいね」というところまでしかお願いできないんです。その中で、ホームズさんやアリオさんに、長時間停めるサッカー観戦者に罰金などの罰則をお願いしたのですが、商業施設としては「無料駐車場である以上、罰則は設けられないと」言われてしまうんです。あるときに「買うからいいじゃないか」といった方についていくと、買い物をしてスタジアムに来てしまう。そのことで、実は昨日も3時間ほど怒られてきました。ホームズさんやアリオさんに呼び出されると1週間ぐらい、なかなか眠れない状態になるんです。とにかくお願いなのですが、公共交通手段で来ていただきたい。昨年の7月ぐらいにフクアリさんが、JFEさんに掛け合ってくれて、有料駐車場を用意していただきました。私たちは直接JFEさんと交渉はできないのですが、今年もフクアリさんの方で約500台分を確保していただいたので、有料駐車場があります。まず私たちはそこをいっぱいにしないと、また怒られてしまうので、有料なのですけど利用してください。電車で来ていただくことが第1ですが、しょうがない事情で車を利用される場合は、ぜひ有駐車場を利用してください。よろしくお願いします。(参加者:いくらですか?)昨年は1000円だったのですが、社長が頑張ってくれたので800円に・・・(拍手)でも、まだ予定ですので・・・で、さらに何とかしようと思っているのですが、商業施設のお客様には、我々は何も言えない状況なのです。商業者さんからすれば、5・6時間駐車することによってお客様の回転率が悪くなるんです。たくさんのお客様がこられるところを、このことが原因で何千万円の損失があると攻められちゃうんですよ・・・ぜひ、みなさんよろしくお願いします。

飯田
それでは、続いて。広報に関することを広報担当の利渉さんに伺っていきます。利渉さんよろしくお願いします。

利渉広報担当
よろしくお願いします。

飯田
まず最初の質問ですが、「選手やチームの露出アップについて、どのような企画をお持ちですか?」という質問ですが、いかがでしょうか?

利渉広報担当
我々広報とすれば、やはりそこがテーマです。たくさんのメディアの方々に取り上げていただくことで、ファンやサポーターのみなさんの目に届くというところを、頑張ってやっていきたいと思います。基本的にはメディアの皆さんからいただく要望に対して、できるだけ満額回答をしていく。ニーズに応じて露出ができるということなので、まずそれを努力することが1つあります。そしてもう一方では我々の方からお願いしたり、タイアップを組んだりとういう形もあります。例えば、サッカー以外のメディア。いわゆるスポーツ新聞さんやサッカー専門誌さん、スポーツニュースといったところではないところに露出の機会を求め、お願いをしていくことを考えています。先ほど大木からありましたが、場内放送をbay fmさんと組むことで、それがベースとなって年に数回の特別番組が組めたりとかという仕掛けや、例えばファッション誌に選手がモデルで出演したりという企画というのは検討していきたいとは思っています。それからホームタウンの市原市・千葉市とご相談しながら広報誌の中にもスペースを頂くとか、ローカルという言葉が当てはまるかわかりませんが、朝日新聞さんの方に2週に1度スペースを頂いている形を他の新聞社さんにお願いしにいくことは、考えていきたいと思います。ただ我々がひとつ考えなくてはいけないことは、選手というのは試合でのパフォーマンスを最高の状態でピッチに出るということがありますので、タイトな試合日程の中でこなせる取材の数は限られております。選手達のコンディション等々を優先するということについては、どうしても出てきます。やはり試合をいい形でやってもらって、そのうえでとういことになりますので、いろいろ考えてやっていきたいと思います。

飯田
それでは続いての質問です。「昨年からマスコミの注目度も急上昇のジェフですが、新聞報道に関して不信感を強く覚えます。そのような報道で、サポーターは不安になるので、クラブとしてその報道に対するスタンスを示してほしい」との要望がありました。

利渉広報担当
先ほどから淀川のほうからお話している部分と重複しますので、基本的には淀川が申したとおりですが、広報の立場からひとつ申し上げると、メディアの方々はジャーナリストでありジャーナリズムというものがベースにあって活動されています。我々はそれを尊重していくというのが1つです。そしてもう1つは、サッカーの世界を一緒に盛り上げていくパートナーだというふうに考えています。メディアの方々の出す媒体を通してたくさんの方々に我々の情報が届くということを尊重して考えています。ただジャーナリズムですから論調に違いが出てくるということはありますし、その部分も含めてジャーナリズムだというふうに判断をしています。先ほど淀川が申し上げましたが、あきらかに間違えであるものや、白黒の答えが出るもの。以前に、ですね・・・ちょっと例を挙げて話すのは正しいかわかりませんが、ザムフィールさんという監督さんがいたときに、ザムフィールさんはハンドボールの監督でサッカーの監督じゃなかったという記事が、新聞・・・じゃなくて週刊誌にかかれたことがありまして・・・、それはあきらかに間違えであるし、中傷ということにつながりますから、それは答えがでていることなので、そういうことについてはきちんと問いただすということはしますが、度合いの問題という部分については1件1件、個別に対応することがプラスになるのかどうかという判断をしていきます。なので、そのへんについて、1個ずつすべてやっていくことは、基本的に考えていません。ですが、今、我々の対応そのものが、サポーターの皆さんの気持ちと通じていくことが、すごく大事なことなので、今回ご意見を頂いたことをベースにしながら、伺ったことを大切にし、1件1件の個別の対応をしていこうと考えています。

飯田
それでは、最後の質問です。「広報やホームページのありかたを改善する可能性はありますか?」というご質問です。

利渉広報担当
2月1日に若干のリニューアル。デザインの変更とコンテンツの整理をしました。特にジェフのサポーターの皆様は、他のクラブと比べても、ですね、非常にweb上での活動が盛んであることは、私も認識していますし、若干みなさんの活動の方がオフィシャルより早いぞっていうお叱りもたくさん受けています。その部分については至らなさを感じているので、タイムリーに、早い対応で、たくさんの楽しい情報をお届けられるよう、日々考えています。やはりオフィシャルサイト、webの世界はどんどん進んでいますので、我々が持っているいくつかのオフィシャルメディアの中でも、非常に存在価値が数年前に比べてもはるかに大きいものになっていると。という認識をしています。まずクラブの意思表示というのは、オフィシャルサイトから始まるというふうにも認識していますが、逆に速報性の裏側には、間違えてはいけないということや、すぐに反映されるメディアだからこそ慎重にならざる終えない部分というものがあります。確かにいろいろご指摘をたくさん日々メールで頂いて・・・全部見ているのですが・・・痛いなという質問がけっこうありますので、そのようなものはどんどん頂いて、より良いものにしていけるように努力をしていきますので、是非厳しいご指摘等々を・・・この間もちょっといくつか間違えがあったりとかして、大変申しわけございませんでした。頑張ってまいりますので、どうぞ、よろしくお願いします。

飯田
利渉さん。どうもありがとうございました。
それでは続いてホームタウンについて、ホームタウン担当の高橋さんに伺ってまいります。よろしくお願いします。

高橋ホームタウン担当
よろしくお願いします。あの?時間はいいんですかね?

飯田
はい

高橋ホームタウン担当
昨年も私のところですでに時間オーバーで、かなりはしょってお話をしましたら、今もありましたように、某早いサイト等々で「あれは何だ?」ということが書かれていたようなので・・・気にせず・・・

飯田
はい。時間は気にせずにこのまま・・・

高橋ホームタウン担当
みなさんお疲れではあるとは思いますが、もう少しお付き合いしていただければと思います。

飯田
はい、それでは最初の質問に移らせていただきます。まずはですね「練習場について、いくつか質問が寄せられています」が、この辺についてお願いします。

高橋ホームタウン担当
練習場は選手のほうからも要望が、契約更改のときに環境改善してほしい話が出たということが、一部マスコミ等々で書かれまして、まあその辺を受けてみなさんも感じられているところが質問となって出てきたのかなと感じております。姉崎の練習場のほうは、今はだいたい1.5面分ぐらい。まあ2面はちょっと取れないというサイズの中にありまして、当初、練習場はここに2面分を確保したかったのですが、姉崎に一度こられたことがある方はわかるとは思いますが、川の隣に変電所があったり、川の水門の設備がるので、その水門の施設があったりとかして、どうしてもあれ以上、広げることができなかったと。そのときはホームタウンに移ることが最優先ということで、練習場が我々にとってはベストな状況ではないけれども、移ってきたというところがあります。もちろんですね、現状の施設には満足していません。昨年はかなり芝生のメンテナンスの業者や施設の管理者側とずいぶん協議をしました。何が問題なのか?どうやったら改善できるのかということを掘り下げて話をしましたので、今年はその部分は、多少は解消されるのではないかと思います。ただ、天然芝のグラウンドが2面ほしいことは事実でありますし、できることなら人工芝グウランドがもう1面くっついて、全部で3面あるとクラブとしては機能していくと思っておりますので、そういうところを探しながら、いろんなところと調整していきたいと、いうふうに思っています。

飯田
それでは続いての質問です。「ホームタウン活動について、いくつか質問が寄せられていますが、新たな企画や活動報告などを含め、お話を伺いたい」ということなんですが・・・

高橋ホームタウン担当
現在、市原市・千葉といっしょに、ですねフットサル大会やサッカー教室をやったり、市民招待をやったりということで、いろいろやっております。幸いにも市原市にも千葉市にも「ホームタウン推進室」「Jホームタウン推進室」と名前は違いますが作っていただいて、クラブを全面バックアップしていただいておりまして、非常に感謝をしております。昨年はナビスコカップで優勝した時には、千葉市と市原市が一緒に、優勝おめでとうという横断幕を作っていただいて、まあそういうことで担当者間は非常に良好な関係を築けていると思っています。
 今日もお配りをしておりますが、クラブビジョンの1つに、地域とともに歩むクラブづくりという言葉を掲げています。これは、もともとは、ジェフがホームタウンの広域化をするときにいろいろなことを見直しました。その中で、こういったことをやっていくことが必要なんじゃないかと。地域のための活動をするのが大切で、それがいつかホームタウンの皆様から愛されていくクラブになっていくんじゃないかと、いうことでこのビジョンの1つが出てきたということになります。そこで実現の第1の施策として、おとどけ隊を作ってですね、市原市・千葉市内の小学校や幼稚園を巡回して、これは学校の授業の一環として取り入れられておりますが、サッカーを通じて人として大切なことは何なんだと。いうことを教えています。これは非常に学校からも評価を頂いておりまして、もう4年目になりますけれども継続して言ってほしいといわれております。
またそのほかにもクラブとして、年に2回ほど社会貢献活動デーというものを作っておりまして、これは選手だけではなくてスタッフ・コーチみんないっしょにホームタウンの中の養護学校とか小学校とか、老人ホームなどを回っております。その中でみなさんと交流を深めています。というようなことをやっています。その他、ホームタウン内のイベントやお祭り、公共事業などなどですね、年間で述べ90日以上、そういうイベントに出ております。年間54週しかありませんので、ほぼ1週間に2日ぐらいは出ているんですけども、地域が限られていることもあって、なかなか目に付かないところも多いと思います。市原市と千葉市で、ですね、先ほどもありましたが、全部で約120万人の人口がおりますので、ポスター1つにしても全域に万遍なく貼ることができないとういことは事実でありますし、ただ時間とか人とかそういったものには限りがありますので、コツコツと積み重ねながらやっていきたいと思っております。また今回の頂いたご意見のなかに、「協力をするから」ということでおしゃっていただいたご意見もありましたので、そういときには遠慮なく言わせていただいて、みなさんのご協力を頂きながらすこしでも活動を広げていきたいと思っております。それで、質問に新しい企画をとか、それから10年後20年後どのようなクラブを目指していきますか?という質問がありましたが・・・今、まだ社長にはおはなししていませんが、今年のシーズンインの1月19日に老人ホームのほうに行きました。その中でやはり、今までは若い人たちにターゲットを絞って・・・という言い方もなんですが、そういう人たちがたくさん訪れるイベントとかに出ていたのですが、お年寄りにもまだまだクラブは必要だということを感じまして、介護予防という言葉も最近は出てきておりますので、そういったことを睨みながら健康づくりみたいなことで、次の活動を広げていって、新しい方々といっしょに交流を深めていくようなことができればということを考えております。それで、10年後、20年後には、ジェフのお陰で街が明るくなった、元気になった、とホームタウンの皆さんから言っていただけるようなクラブにしたいと思っておりますし、ジェフが街を変えたと言っていただけるようになるまで頑張っていきたいと思っております。

飯田
それでは、最後の質問です。「市原臨海競技場についての質問も多数きています。開催試合なども含め、この点のお話を?」ということですが?お願いします。

高橋ホームタウン担当
これについて、頭の言い方はメモをもってきていないんですが・・・私はメモを持ってきているんですが・・・この件について間違えてページを落としてきてしまいました。今ご説明しますが、後でホームページにアップするときに足らない部分は多少、つけたしさせていただきたいと思います。

そもそも臨海競技場のゴール裏スタンドの方が、耐用年数というのか・・・臨海競技場にこられたことのある方はお分かりになると思いますが、揺れると足元が危ないというふうに5・6年前から言われていて、あそこは改修しなくてはいけないということがずっとありました。その中で市原市のほうでは、ベンチの椅子で改修したいということで進めていたのですが、まだ正式にオープンにはなっていないんですけど、ちょうどJリーグでスタジアム基準を見直そうということで動いています。その趣旨は今までのスタジアムというのは競技をすることに特化して、いかにしたら競技者がよくできるかという基準でスタジアムが作られていたんですけれども、もうそういった時代は終わっただろうと。ワールドカップもできて、たくさんのいいスタジアムができた中で、これからのスタジアムはお客様にとって、いかに見やすいスタジアムか、いかに快適に試合が観戦できるスタジアムなのかということと、それからいかに収益性を上げられるのかということを基準にスタジアムを作っていかなくてはいけない。それが近い未来にスタジアム基準となって改正されることにJリーグではなっています。そういう状況の中で、ベンチ椅子というのはこの基準に合わないと。個席でなければ認められないだろうというものがありました。そういうことがあったので、Jリーグのほうでは、この当初の市原市臨海競技場の改修内容に対して、これでは今後スタジアム基準が変わったときに、ホームスタジアムとしてやはり認められないものになってしまいますよと。いう説明がありました。そこで市原市のほうは、ご検討されて、それであったらば最初の改修計画を変更して、思い切って10000人程度のスタジアムにして方向を変えていくという決断をされたわけです。ちょうどゴール裏がなくなりましたが、これから改修されたとしても、10000人規模ですと現在のスタジアム基準にも満たないということになり、今年からJリーグのホームスタジアムとしては使えなくなってしまいました。ただクラブとしては、気持ちはホームスタジアムなんですよね。言い方が正しいかどうかわかりませんが、少なくともジェフの歴史があそこにはありますし、今後リザーブズやレディースの本拠地として使っていきたいと考えております。

飯田
はい高橋さん。ありがとうございました。
それではここで、「営業」「試合運営」「広報」「ホームタウン」について、質問のある方は挙手にてお願い致します。それでは、一番前の方・・・しばらくお待ちください。マイクをお持ちします。

質問者 : 20
サポーター関連というか・・・誤解があると思うので・・・最終戦のマリノス戦で、サポーターが暴れましたけども、あれはマリノスのサポーターが我々を挑発しているとゴール裏からみていて思いました。勝って凱歌の気持ちはわかりますが、淀川社長の挨拶が始まったのにもかかわらず、まだ彼らは歓喜に浸っていました。ホーム最終戦というセレモニーがあったにもかかわらず、続けたことからブーイングをしたら、淀川社長の挨拶とかぶってしまったので、それが誤解されているので訂正したい(場内:どよめき え〜などなど)

大木運営担当
マリノスさんにはすごい抗議はしました。運営本部でマリノスの運営にはきつく言いました。ぼく、けっこうおとなしいんですけど・・・本当ですよ。切れることないんですけど、逆の立場だったらどうするの?っていうぐらい厳しくいったんですけどね・・・実はね、お1人マリノスのサポーターのところに行っちゃったんですよ。それにたいしてマリノスのサポーターが反応したんですよ。とにかく抗議はしたんですよ・・・で、ブーイングは・・・・

淀川社長
両方あるということで理解しました。いずれにしても、ありがとうございます。私に対するブーイングは、私自身が反省しなくてはいけない点・・・先ほども述べました、まだ不十分なのかもしれませんが・・・。
あのときのことは冷静に受け止めております。ところで、あの前の週の甲府戦にどのくらいの方が行かれましたか?(たくさん手が上がる)それは、それは、ありがとうございます。それでは説明がしやすくなります。
甲府の試合は、青木が点をとって逆転で勝ったんですよね。それで、あの試合は甲府さんにとっては、ホームの最終戦でセレモニーがあって、湧き上がっていたんですね。その中で負けて彼らは大変残念な気持ちだったと思います。しかし、ジェフからエールを送られたことに驚きながらも、いい雰囲気でセレモニーを終えたと思いました。これがジェフのサポーターの素晴らしさだと思いました。それは勝ったからとかではないですよね。おととしの鳥取の天皇杯で、C大阪に完敗したときも、エールを送ってくれたんですよね。C大阪のサポーターも戸惑いながらもエールを返していましたよね。私はこれが日本のサッカーの良き応援スタイルだと思っています。世界のサッカーでは「甘っちょろい」とか言われるかもしれませんが、でも日本には日本のスタイルがあっていいと思っています。そういう形でこれからも続けてくれればいいなあと思っていて、最終節でそれを話そうと思っていたら、ブーイングとかがあって、話せる状況ではなくなってしまいました。
この場をお借りして、このかたちを今後も是非続けていただきたいと思いまして、お話させていただきました。

飯田
ありがとうございました。それでは次に質問ございますか?では、通路側の前から3番目の・・・

質問者 : 21
スピーカーのことなんですけど・・・普通に流していても聞こえないんですが。それを何とかしてほしいのですが・・・何ホーンとか基準があって音が出せないんですか?

大木運営担当
決まりはないんですけど・・・聞こえない方があったり、うるさいという方があったり・・・申し訳ないんですが、さまざまなんです。bayさんは音のプロですから、一応試合前にはグルットまわって、どこがどのくらいでというふうにやってもらっています。

質問者 : 21
アウェイのサポの友達とかに、言われるんですけど・・・選手紹介とか聞こえなくて応援が続かないとか・・・

大木運営担当
アウェイですか???

質問者 : 21
そう・・あの〜アウェイ側のその〜

大木運営担当
アウェイ側ですか???

質問者 : 21
あっハイ。それは・・・それは・・・

大木運営担当
ホームが聞こえれば・・・
(場内:爆笑 さまざまな質問がされるなか)
それでは、音の件については、もう1度bay fmさんとはなしをしてみます。

質問者 : 21
あと要望ですが、ホームページにジェフ・クラブに昨年行った選手の成績は載らないんですか?

利渉広報担当
JFLの試合数ということですか?そこの部分、見直しをかけようと思っています。基本的にトップ・リザーブズ・レディース同じスタイルで出していけるように、いろいろ検討しながらやっていきたいと思います。ありがとうございます。

飯田
はい、ほかに質問ありますか?後ろの方いきましょう。右手の中ほど・・・あちら側ですね

質問者 : 22
駐車場の件で、提案と言うか要望なんですが・・・駐車場をとったかたはわかると思うんですが、駐車場をとるときに1回フクアリに行かないといけないんですよ。富津に住んでいるので、千葉に行くと2度手間になってしまうので、そのへんについてはどうお考えでしょうか?あと駐車場を無料にしていただければ、停める人も減ると思うのですが、いかがでしょうか?

大木運営担当
昨年はフクアリさんで販売していたので、フクアリさんのやりかたでやっていたんですよね。今年はジェフで販売するので、その辺はこれから検討するということで、ファンクラブで売るとか発送するとか、ちょっと考えてみますので。
無料にすると逆にそれが呼び水になって、たくさんの方が来てしまう恐れがあります。そういったことを商業者さんも懸念をしています。これからも商業者さんと上手くやって、いろいろと動いていますので、有料でぜひお願いします。

飯田
はい、続いての質問ありますか?では、左手の中ほどの・・・

質問者 : 23
要望なんですが、昨年千葉ロッテマリーンズで巻選手の始球式とかあったのですが、これからも千葉ロッテマリーンズとの提携をお願いしたいのですが・・・

来栖営業部長
今年もいろんな形で、千葉を盛り上げる2つの球団として、いろんなことをやっていこうと思います。まだ具体的なことは言えないのですが、協力してやりたいと思います。

飯田
はい、ありがとうございました。続いて・・・そちらの・・・ベージュの・・・

質問者 : 24 
今度、新しくFリーグというフットサルのリーグができるのですが、千葉県の浦安に新しいチームができます。このチームと提携するか、提携しなくても援助とかできないのかな?また、そういうのができない場合でも、ジェフがフットサルチームを持つということができないのか?そうなると、冬季でもジェフというチームが活動できる期間ができるので、サポーターにも喜ばれるのではないでしょうか?

平山常務
私は、昨年千葉県の協会の表彰式の時に、浦安の日本で優勝したフットサルチームの代表の方にお会いしました。ジェフさんなんとかサポートしてくれませんかというお話を頂きました。我々は、サッカーだけでなく総合スポーツ型のクラブとして究極、思っています。その中で千葉大学やロッテマリーンズなどと、いろんな可能性を求めながらやっているので、今度フットサルリーグができますので、お互いに話をして、お互いの思いが一致すれば、我々もそういうところといっしょにやっていきたいと。日本のスポーツ全体が盛り上がっていくことが、我々の夢でもありますので、今後検討して行きたいと思います。いま具体的にここでやりますよ。ということではなく、そういうことを考えていますということでお答えとさせていただきます。

飯田
それでは、以上をもちまして、この部門の質問は終了させていただきます。大幅にお時間も過ぎておりますので、ここで2・3分ほどみなさまにお時間を頂きまして、本日全体の質問をここで承りたいと思います。質問のございます方は、挙手にてお願いします。それでは、後ろの黄色の・・・今後ろを向かれた方・・・

質問者 : 25
最初の方では、選手の問題などがありましたが、結局選手とクラブの行き先が違うということで、私は理解できました。ジェフが行く道というのは、お金がなくても頭を使って汗をかいてやっていくチームだと思っています。今年もぜひ頑張っていただきたいと思います。

飯田
ありがとうございました。まとめてきなコメントになってしまいましたが・・・せっかくなので、最後に質問を承りたいと思います。えーっと、そちらの中ほどのめがねの方。今、後ろを向かれた方・・・

質問者 : 26
最後に社長にビジョンについてお聞きしたいのですが・・・アジアまでチャンピオンを目指すというのはわかりますが、段階的に何年までにここを目指すとか、具体的な目標を示していった方がわかるんじゃないかなと、思うんですけれども。その辺についてお願いします。

淀川社長
トップチームの目標としては、今年にも達成して欲しいというふうに思いますけど、そこの部分は相手があってのことで、なかなかこちらの思い通りに行くかどうかということですね。一方で、そうはいってもセレッソ大阪さんのようにJリーグ優勝を争ったチームが、今年は2部ですよね。というようなことが日本のJリーグの特徴であるとも思うんですよね。成熟してくると、リーグのトップ5くらいまでのどこかが、優勝できるというようなことになっているようですが、Jリーグの場合は、うかうかすると、そのようなことが起こるわけで・・・逆に言えば勝てるチャンスもある戦国リーグともいえると思います。ですから、チャンスもあると思っています。
収入規模では13位のチームでもできる可能性はあると。しかし安心なんかできない。2部に落ちる可能性もあるという中でのお話ですから、いつまでにというそこのところはですね、今年、ナビスコ3連覇なかなか大変なことだと思います。アジアを目指すということでは、リーグよりは天皇杯のほうがどっちかといえば、可能性があると思っていますけど、これもいろんな要素があるからなんとも言えない。
私は、昨年がフクアリでの改革元年だというふうに思っているわけですけど、今年はその足固めをする重要な2年目の年。収入的に基盤を安定させることが、選手層や質を上げるうえの重要な役割となります。
それで、私自身はむしろそちらの方、営業面に今年も主軸を置いて進めたいと考えています。2005年のJの平均規模である、30億をまず目指すということで、ご理解いただければと思います。収入規模を上げていかないといけない。Jリーグで健全経営をしているクラブというのは、選手・スタッフの人件費は50%。多いところでも60%。それを越えると破綻してしまう。これではやろうと思っていることが、頓挫してしまいますので、そうならないように、バランスよく。バランスよくというのは、トップは勝つことは重要な使命。みなさまに応援していただくうえでの使命。しかし、それだけでは成り立たないわけで、やはり地域に支えられているということ。「地域とともに歩む」、クラブとしては、先ほど高橋が報告しましたとおり、地域の皆様のいろんなイベントに参画するのですが、そこでは、収入としてのゲットはないわけです。むしろ人件費やマンパワーをさかなくてはいけない。コストのほうがかかります。私は言葉としては、愛されるとか誇りを持ってとか、ということになるとは、思いますけど、本当は空気の様な、なくてはならない存在になるまで昇華させなくてはならないと思っています。例えばヨーロッパのあるクラブの中で、根っから自分達が応援している人たちに、「このクラブを愛していますか?」なんてことを、聞いたらですね、「そんなアホみたいなこと聞くな」と、これは、関西弁ですみませんが。そういうことではないかなと思うんですよ。そんなことは当たり前。なくてはならない存在。空気みたいな存在。そこまでならないといけないと思っています。そう思っていただけるようになる、クラブはそのために何をしなくてはならないか。そのためにはまず収入を上げる。資金がなければやりたいこともできません。ということであると思っています。そこの基盤をきちんと、足腰の強い会社、クラブにしていきたいと思っているわけです。

飯田
ありがとうございました。えーただいまの時間が5:30となっております。大幅にお時間を過ぎてしまいましたことを、お忙しいにもかかわらず真に申しわけございません。まだまだたくさんご質問があるようですが、クラブとしては誠意を持ってお答えしてきました。シーズンはあと・・・約4週間後。そして翌々週には「ちばぎんカップ」も迫っております。チームはWin by All !を今年も掲げています。皆様と共に勝利に向かって2007度も頑張ってまいりたいと思っておりますので、今シーズンもどうぞ、ご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。長時間にわたりまして、真にありがとうございました。

以上をもちまして、終了いたします。それでは、みなさん「ちばぎんカップ」で、お会いしましょう!


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