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社会
拿捕された羅臼の4漁船 首脳会談前に返還 ロシア意向(02/15 07:08)【ユジノサハリンスク14日津野慶】北方領土・国後島沖のロシア主張領海内で二〇〇七年十二月、根室管内羅臼町の刺し網漁船四隻がロシア側に拿捕(だほ)された事件で、ロシア側に押収されていた四隻の船体が数日中に返還される見通しになった。日ロ交渉関係者が明らかにした。 四隻は第31吉定(きちじょう)丸、第31豊佑丸、第38祐幸丸、第38翼丸。現在は択捉島内岡(なよか)の岸壁に陸揚げされている。ロシア側は、すでにえい航用の船をサハリンから択捉島へ派遣。四隻を知床半島沖にえい航し、羅臼町の所有者のもとに約一年二カ月ぶりに返す。 ロシア側は十八日にサハリンで開かれる日ロ首脳会談までに返還したい考え。えい航用の船は流氷に対応できるが、北方領土周辺は十四日から悪天候が続き海が荒れており、返還の時期や場所が変わる可能性もある。 事件をめぐるロシア側の裁判は昨年十二月に終了。ロシア外務省サハリン州代表部や在ユジノサハリンスク日本総領事館などが、四隻の返還方法を協議していた。
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