ホーム > 佐々木かをり対談
    win-win > 第1回 井上 英明 さん

 
  
  
| 
自分を高め、知識や知恵、体験を分かち合う
井上僕は「生きている意味」が合致している人が集まらないとだめだと思いますね。 
佐々木そうね。それを若くして学びました。だから何かが違うと思ったときに、そういうことを聞いてみると、わかるの。結局ね、そうじゃない仕事の話をしてる時はみんな合わせられるんですよ。本質の話しをすると、合わない人はわかりますよね、嘘ついて合わせることってできないですから。 
井上価値観を深く掘り下げると、何のために生きているんだろうというところにいきつくんではないでしょうかね。つまり「内の価値観」って。 去年の9月ごろから価値観だけを探して3カ月くらい考えたんだけど、外にないですよね、価値観って。自分の中にあるもので、どっか人のを聞いてて、「あ、かっこいいな俺も」というものではなくて、自分の中から引っ張りだしてこないといけないから、僕は、チャレンジするんです。 小さいことからでも挑戦する、できるかどうかわからないことをやりたくなる。できるとわかると興味なくなっちゃう。僕はエレベーションという言葉が好きなんです。 中村天風さんていう、すごく好きな人が言っているのだけど、人間自分を高めるためにその人は生きている。自分が高まるから世の中にもいろんなことが貢献できるんだ。自分が高まんなきゃね、人から高くしてもらわなきゃね。
 自分が新しいことをやるから生み出したり新しいことを伝えるようにできるのであって、そういう意味ではいろんなことをしながらどこまで自分を高められるかと。振り返って思うのは、例えばテニスとかでね、何かできなかったことができるようになった喜びって、いつまでも覚えていますよ。 
佐々木わたしはメーリングリスト(井上氏、佐々木が籍を置くYEO=Young Entrepreuner Organizationのメーリングリスト)見ながら、絶対ダメだなって思ってる(笑)。できないことはテニス(笑)。 
井上だからおもしろいんじゃないですか。僕できることをやってもつまらないんですよね。できないことをやってできるようになった時には楽しい。 
佐々木でもね、メール見てるとみんな上手そうで……。 
井上平野さん(株式会社フルキャスト 代表取締役社長)に負けちゃって。ちょっとこっそり練習しようかなと思ってるんですけども(笑)。僕は何かね、できなかったことができるようになって、とか、知らなかったことを知った時とかがすごくうれしいから、仕事の中でも、内の価値観読めって。できることはどうでもいい。できることをやることはつまんないから、うちは失敗した方が偉いからと言う。失敗するって勇気あるじゃないですか。失敗を自慢するようにしたいなと思うんですね。失敗するってことはチャレンジしてるってことだから、そこでできなかったことができるようになった時に、自分が高まってるわけじゃないですか。 高まって止まってそこで終わっちゃったら、それは伸びないということだから、どんどん失敗しろって。失敗しても学んだらとにかくお客さまに出そうね、と言っているんです。 13/15 |  | 
  |