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win-win > 第1回 井上 英明 さん
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人の縁、そしてニューヨークから始まったキャリア
- 佐々木
それで、ニューヨークで仕事をしていたんでしたっけ?
- 井上
そうそう。
- 佐々木
すぐに?
- 井上
すぐというか、大学卒業して。その年の秋に。
- 佐々木
秋ということは、ニューヨークで採用されたということですか?
- 井上
そうですよ。現地採用だったんです。
- 佐々木
どうしてまた、ニューヨーク採用?
- 井上
僕の田舎の先輩に、会計士の先輩がいたんですよ。その人は、大学時代のゼミの先輩でもあったんですね。その人から、「ニューヨークの監査法人が日本人を探してるから、ニューヨークでやれば」っていう話があったんです。その話を聞いて、「あ、行きます、行きます」って(笑)。
- 佐々木
それはすごく珍しいケースですね。どちらの大学を卒業したんですか?
- 井上
早稲田ですよ。
- 佐々木
卒業した大学でひとくくりにいうのもよくないでしょうが、早稲田を出て、東京に住んでいるのに、東京で就職せずにニューヨーク採用って珍しいでしょう?
- 井上
どうでしょうね……。
- 佐々木
ということはリクルートスーツを着た就職活動はしなかったということですよね?
- 井上
しなかったですよ。一度も、一社も行ったことないですね。行っとけばよかったですね(笑)。
- 佐々木
そうそう。おもしろい経験だと思いますよ。それはそれで(笑)。
- 井上
佐々木さんもフリーランスからはじめて起業したでしょう。だから、リクルートスーツを着た就職活動はしなかったんじゃないですか?
- 佐々木
そうね。でも実は物見たさに、何度か面接に行っていましたよ。
- 井上
あ、そうですか。僕、面接とお見合いとはしたことないんですよ。
- 佐々木
それは、残念でしたねえ(笑)。わたしは、この時期しかできないよって言われて、面接に、しかも就職する気もないのに行きましたよ。2社か3社。そうすると好き勝手なこと言うから採用されるんですよ。(笑)ずっと役員面接まで行って「いつ我が社に」、「いや、全然来る気ないです」、そんなやり取りしていました。随分失礼な学生でしたね。
- 井上
お見合いはしました?
- 佐々木
お見合いはしてないです。「30歳の頃お見合いをしたいなー」って言ったら、母に「そんな失礼な、いい加減な気持ちでお見合いしてはいけません。お見合いは、結婚したいと思っている人がするものです。お見合いして、いやじゃなければ結婚する。それぐらいの覚悟がなければ相手に失礼だから、あなたみたいに結婚さえ迷っている人は、お見合いしてはいけません」と言われたんです。
卒業前に就職は決まっていたんですね?
- 井上
どうでしたかねえ……。ああ、卒業したときには決まっていました。日本で会計士の資格取ろうと思ってたんですよ。そうそう、ニューヨークで採用が決まってから日本で会計士の資格取ろうと思って、学校行ってたんです。大原簿記学校に大学行きながら。
- 佐々木
堅実派ですよね。大学行きながら。
- 井上
ダブルスクール族っていうやつですよ(笑)。でもね、条件で入ってますからね。
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