『宋家の三姉妹』 安奈淳 安寿ミラ 森ほさち 東京・池袋 サンシャイン劇場
『タイタニック the musical』のマチネ公演を観た後、池袋にやってきました。
1日2本の観劇は、ちょっと強行軍だったかもしれません。舞台始めの方で眠くなって、少し眠ってしまいました。正直言って、この舞台はあまり面白くありませんでした。
事前に情報を調べなかったことも悪いのですが、期待していた舞台とは全然違いました! セリフ劇とでも言うのでしょうか。舞台セットなどは、ほとんど何もなく、セリフのみで進みます。
舞台には、東洋風の(中国風なのでしょうか)装飾が美しい豪華な椅子が3脚置かれていました。そこに、宋家の三姉妹がひとりづつ出てきます。3人は久しぶりの再会を喜び、昔話を始めます。
前半は3人の会話で中国の近現代史とともにある三姉妹の思い出話が語られます。(途中で、うとうとしてしまいました)
後半は、三姉妹がひとりづつ交代で舞台に出てきて、それぞれが長いモノローグを語ります。その買ったっている台詞が、舞台後方のスクリーンに映し出されます。まるで、長いセリフを記憶して間違えずに話すことが「芸」であるかのように、モノローグが終わると拍手が沸き起こっていました。
カーテンコールの後、「京胡」の演奏家が出てきて劇中でも演奏した曲を、アンコール演奏しました。
この舞台は、何を見せる舞台だったのでしょうか。宋家の三姉妹のそれぞれの人生を語るには、あまりにも時間が短く不十分であったのではないかと思います。安奈淳、安寿ミラ、森ほさちの3人の出演者についても、演技の巧拙を論じることのできるような舞台ではありませんでした。
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