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【東京】

『口の開いたバッグ狙った』 総武線で女性からすり容疑 中国人を再逮捕

2009年2月13日

 警視庁捜査三課は十二日、窃盗の疑いで、千葉県市川市大洲二、中国籍のアルバイト李云被告(32)=窃盗罪で起訴=を再逮捕した、と発表した。

 逮捕容疑では、李容疑者は昨年十一月十五日午前零時すぎ、JR総武線の下り電車内で、葛飾区の女性会社員(33)の手提げバッグ内から約五万円などが入った財布を盗み、財布内にあったキャッシュカードで、約三十万円を引き出した疑い。

 捜査三課によると、昨年九月以降、混雑する深夜の総武線秋葉原−津田沼駅間で、女性がすりに遭い、盗まれたキャッシュカードで現金が引き出される被害が多発。一月二十二日、電車内で張り込み中の捜査員が李容疑者の犯行を目撃し、窃盗の現行犯で逮捕した。

 調べに対し、李容疑者は「女性は口が開いたバッグを持ち、酔った人も多かったので狙った。金は生活費に使った」と供述しているという。同課は、現金自動預払機(ATM)の防犯カメラの映像などから、李容疑者の犯行は約百五十件(被害総額約九百万円)に上るとみている。

 捜査三課によると、李容疑者は、被害者の免許証などに記載された生年月日をカードの暗証番号として入力し、現金を引き出していたという。

 

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