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シンポ:伊賀の地域医療を考える 医師不足深刻、2次救急輪番制の維持困難 /三重

 ◇上野総合市民病院・村山院長が名張で講演

 「伊賀の地域医療を考えるシンポジウム」が14日、名張市蔵持町里の市武道交流館で開かれ、伊賀市立上野総合市民病院の村山卓院長が講演。「医師不足により、2次救急3輪番制の維持も困難な状態が続く」と述べ、伊賀地域の医療現場の厳しい現状を訴えた。【伝田賢史】

 ◇拠点病院新設は歓迎

 また、伊賀市が長期的な地域医療プランで、700床クラスの拠点病院を新設することも検討課題に挙げていることに触れ、抜本的な課題解決策として検討に値すると指摘した。

 シンポは連合三重伊賀地域協議会などでつくる実行委が主催し、名張、伊賀市民ら約300人が参加した。村山院長や上坂吉男・名賀医師会理事ら5人によるパネルディスカッションでは、「両市の応急診療所は重要な役割を果たしているが、担当医の高齢化で将来が心配」「救急車を呼ぶ際には、本当に必要かを考えるべきだ」などの意見が出た。

〔伊賀版〕

毎日新聞 2009年2月15日 地方版

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