
高松の街中にできた新しいフリースペースのオープニングイベント=高松市鍛冶屋町
香川県高松市で街の楽しみ方を提案している市民たちが、同市鍛冶屋町のビル二階に設けたフリースペース「jam」が十七日開業した。オープニングイベントでは、同市在住の美術家・水谷忠敬さんがニューヨーク(NY)での経験に基づいたトークショーを開き、参加した約三十人は、若い芸術家らの手でスラム街が最先端の街によみがえったイースト・ビレッジの変遷史などに耳を傾けた。
jamは、高松の中心市街地活性化事業から生まれたグループ「まちラボ」のメンバーら十人が空き店舗を改装して開いた。展覧会などを希望する人に時間制でスペースを貸し、出会いの化学反応を起こして元気な街中を創出するのが狙い。
トークショーで水谷さんは「NYには自分の手で街をつくってしまうエネルギーがある」とイースト・ビレッジの変化を振り返り、これから高松の街中を変えようとする人にエールを送った。
jamでは、二十三日までインディアン・フルートライブやセミナーなどのイベントを開き、街中の新しいアジトをPRする。問い合わせは事務局メール<info@machi−lab.com>。