ヒョウゴファー協業組合跡地が競売に
投稿日時 2009-01-19 (514 ヒット)
大阪市内の不動産会社が所有し、 複合商業施設として開発が計画されていた氷上町工業団地 (氷上町石生) のヒョウゴファー協業組合跡地 (約4万5000平方メートル) が競売にかかることが17日までに分かった。 開発計画は頓挫した。 入札期間は22日から29日。 開札は2月5日、 神戸地裁尼崎支部で。 売却基準価額は、 2億1418万円。
同土地の所有者は、 大阪市西区の不動産業、 日本リライアンス。 同協業組合が解散した一昨年、 土地建物を買い取った。 同社は、 購入した土地を、 東証1部上場企業 (現在は上場廃止、 民事再生手続中) で、 土地活用のコンサルティング業などを手がけるゼファー (東京都中央区) に売却する予定だった。 ゼファーは全国でイオン系のショッピングセンターを手がけており、 大手流通グループ進出の青写真を描いていた。 しかし、 昨年夏、 約950億円の負債を抱え経営破たん。 売却ができなくなった。 登記簿には、 所有権移転請求権仮登記として、 一昨年11月28日にゼファーが売買予約をした記載があり、 仮登記を打ったまま放ったらかしになっている。
昨年6月に県が、 8月に同土地に極度額19億3200万円の根抵当権を設定しているオリックス (東京都港区) が差押え。 10月に大阪市と丹波市が差押えに加わった。
日本リライアンスは、 土地と建物を購入。 建物は解体し、 更地にした。 更地にする中で、 敷地内の一部から土壌汚染対策法の基準を上回る土壌汚染が確認された。 汚染物質を掘削除去し、 現在は、 問題をクリアしている。