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更新日時: 2009/02/15 00:04
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IMF専務理事:先進国は「不況」に-最悪の事態否定できず

  2月7日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専 務理事は7日、クアラルンプールでの会合で、先進国が既に「不況」に陥って おり、銀行システムが修復されない限り、金融危機が一段と深刻化する恐れが あるとの見解を明らかにした。

  同専務理事は「最悪の事態を否定できない」と指摘し、「多くの下振れリク がある」との認識を示した。また、世界的な景気刺激策は銀行システムへの信 頼感が回復されない限り、世界経済をリセッション(景気後退)から脱出させ ることはないだろうと指摘した。オバマ政権の景気対策に関しては、正しいも のだと語った。

  また、同専務理事は各国が本格的な政府による介入を準備し、支払い不能 に陥った銀行を迅速に売却したり、清算すべきだと主張。欧州中央銀行(EC B)については、一段の利下げ余地の可能性があるとしながらも、それはユー ロ圏の銀行のリストラほど重要ではないかもしれないと指摘した。

  同専務理事はアジア諸国に対しては、「より多くの景気刺激策の余地がなお ある」と強調した。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 麗 英二 Eiji Toshi etoshi@bloomberg.net  Editor:Ozawa 記事に関する記者への問い合わせ先: Shamim Adam in Singapore at sadam2@bloomberg.net Angus Whitley in Kuala Lumpur at awhitley1@bloomberg.net

更新日時 : 2009/02/08 14:10 JST



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