釜山を訪問する最大の魅力は、韓国の魚料理を堪能できることです。
日本にも韓国料理店が沢山ありますが、どれも皆、焼肉の店ばかり。
韓国の魚料理を食べることができる店は、とても少ないのです。
そこで、今回、韓国のフグ(福)料理を食べに行きました。
(日本語でフグ、ふぐ、河豚と書いても、正確に翻訳されない可能性があるので、「福」と書いておきます。)
海雲台(ヘウンデ)には、日本式のフグの刺身を食べることができる店があるようですが、韓国で日本式料理を食べても意味がないので、釜山駅の近くにあるフグ料理店に行きました。
地下鉄・釜山駅の1番出口を降りると、そこは、中華街の入り口。中華街らしい、中国式の門がありました。
門の横に、「上海街」と書いてあります。
中華街を通って、今日の目的地、「三代ポック」という店に行きました。
メイン・メニューは、
1.フグのスープ
2.フグのメウンタン
3.フグのスユク(茹でた肉)
結局、フグのメウンタンを食べました。
真っ赤なスープの中に、大きなフグの肉塊。
肉に付いている皮は、とても美味しい。
ただ、フグの肉も、茹でてしまうと、他の白身魚と似たような味になってしまいますね。
食事を終えて、中華街を散策。
中華街には、無論、中華料理店が沢山ありましたが、ロシア語の看板を掲げるロシア人BARが、それ以上に沢山ある。
この中華街は、最早、ロシア人街に変貌しているようでした。
ロシア人BARの前で、太った不気味なロシア人のアジュンマ達が、椅子に座って、私をじろじろと見ていた。
韓国映画「台風」で、チャン・ドンゴンが演じる北朝鮮出身のテロリストが、釜山のロシア人街で、ロシアン・マフィアと密談するシーンがありましたが、多分、この街で撮影したのかもしれません。
週末だったので、クルーカットのアメリカ兵が、徒党を組んで、路上で騒いでいた。
国際的な港町の一面ですね。
一通り見学して、帰ろうとしたら、ロシア人のアジュンマが、私の目の前に来て、不気味に笑いながら、何か、韓国語を言った。
「一杯、飲んでいけ。」ということらしい。
当然、お断りした。
お酒を飲むなら、ロシアのアジュンマより、釜山のアガシと一緒に飲んだほうが、良いですね。