2009年2月14日

カンガルーがいる「れ」

バカ陽気に付ける薬はなさそうですが、もう明日からは寒さが戻ってきてしまうようですね。咽喉が痛く、少し咳がでて、かすかな頭痛がします。これに加えて目が痒いので、風邪と花粉症のダブルぱ~んち!!かもしれません。
埼玉県桶川市にある「さいたま文学館」主催の講演会へと行きました。講師は、推理小説家の北村薫氏で「読むこと・書くこと」というテーマで、インタビュー形式1時間半のお話でした。先入観も偏見もないかわりに実はこの著者の作品を一冊も読んだことがありません。わたしの本棚を見渡したら単行本が一冊ありましたが、まだ読んでない分でした。やはり対象への興味というのは、睡魔払いの重要な要素のようです。3歳の子供が、ひらがなの「れ」を見て、「カンガルーがいるね」と言ったというエピソードからお話が始まったようでしたが、、、外の陽気とは裏腹に会場内はエアコンが効きすぎで寒くて、安眠できませんでした(笑)

2009年2月13日

ロココはこころのロコモーション

「色眼鏡で人をみる」とは、「偏った物の見方や先入観にとらわれた物の見方」のことのようですが、なんだか常に色眼鏡を使ってしまっているかもしれません。全くの無知であれば、先入観もないかもしれませんが、むしろ先入観が覆されたり、力ずくでねじ曲げられるダイナミズムを楽しむってのが人生の面白味になりそうな感じがします。
「祝祭の衣装展~ロココ時代のフランス宮廷を中心に」の目黒区美術館と「ポワレとフォルチュニィ~20世紀モードを変えた男たち」の東京都庭園美術館とを見てきました。前者のマネキンは顔の部分だけ付け替えられる仮面型で、後者は卵形みたいなのっぺらぼーでした。保存状態が良かったのか、18世紀や20世紀の初め頃の服には見えなくて、展覧会用に複製したものなのかと思ってしまったくらいです。
あまり見たいものではありませんでしたが、初めて目黒寄生虫館へ行って見ました。古びた洋館で、薄暗い中に変色したホルマリンに漬けられた寄生虫が硝子壜に入れられて並んでいるというおどろおどろしい感じの「先入観」があったのですが、香水の壜でも並べて売ってるかのようなおっしゃれ~なお店風でした(笑)
関東でも春一番が吹いたようなことを天気予報の時に言ってましたが、ほんとかよ?!といきなり耳に色眼鏡、、、。

2009年2月12日

歪んだ時計は、ダリの落とし物?

自分がいる世界とは、こんなにも鮮やかなんだ!!と思ったのは、初めてコンタクトレンズを装着した時の数分間だったかもしれません。
今、公開されている映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生 」は、観にゆく予定もありませんが、これは一種のタイムトラベラー話なのでしょうか?歴史的事実とリンクさせてゆくみたいな手法は、「フォレスト・ガンプ」調? 公式サイトで予告編をみただけで、全部観た気になってしまいました(笑)
映画の内容はともかく、原作が『華麗なるギャツビー』などを書いたスコット・フィッツジェラルドというのが、とっても意外でした。これもまた読んでもいないのに申し訳ないすまぬすまぬになってしまいますが、映画を観るほどには面白くないのではないかという予感がします。あるいは、どんな掌編でも長大な、感動的な映画に変容しうるということでしょうか。歪んだレンズの眼鏡をかけて、やっとスッキリみえる世の中には住みたくないものです、、、。

2009年2月11日

空色も移りにけりないたずらに

花になくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける、、、これは、『古今和歌集』「仮名序」の一節ですが、「花」と言えば黙っていても「桜」になるのは、もう少し時が流れてからのことのようです。
梅から桜へとパラダイムが変容するほどの時間ではありませんが、、、起きなくてはいけない時刻の1時間も前に目が覚めてしまって、なぁんだと思って油断していたら、そこから一瞬だったのに3時間が経過してしまいました。走れるとこを全部走っても定時には間に合いそうもないので、勤務先に電話してお休みしてしまうことにしました。
昨日のように気温は上昇せずに時折、空から氷の粒が、、、。日曜・祝日がお休みの友人と一緒に秋葉原へ行くことになっていて、22日に予定したのを繰り上げて出かけることにしました。
若い男の子がメイド服の娘と肩を並べて歩いていましたが、、、そういうメイドとの一緒にお散歩商売が成立しているのか、彼女がコスプレ趣味なのか?声をかけて問い質さないと分からなそうでした。友人の指摘で気付いたのですが、秋葉原でジャンク品を漁っている人達とアニメキャラクター系などの趣味の人達とでは、服装や靴のグレードがまるで違うのでありました。食事の場所にしても、商談成立しちゃいました!!という感じで、ネクタイをした人達がぞろりとでてきた飲食店のお品書き値段は、けっこうなものでしたし、狭い一画でも棲み分けみたいなことがちゃんとあるものなのですね。秋葉原の青果市場で働いていた人達には、どんな風に見えているのだろうと思いました。
一時、リッター95円くらいまで下がったガソリンでしたが、ぜいぜいぜい込み100円ポッキリだぜい!!になってました。普段あまり車に乗らなくてもガソリン価格などを見ておくと、見馴れた景色すら突然ビビッド!!に変容するものです。

2009年2月10日

紀元前660年のじんじんじん

「腹の虫が治まらない」と同様に「怒り」を表すのに「腹に据えかねる」がありますが、こちらは虫下しも効きません。怒髪天を衝くことも加わって国民の政治不信は、どんどこどんどん増殖していますが、民主主義であっても簡単にはチェンジできないのだから、独裁者が腰を据えてしまった国家を変革するのはとっても困難だということでしょうね。
「虫唾が走る」というのは、現代ではとても不快な様や嫌でたまらないという意味にしかならないようですが、江戸時代の頃では、美味しそうで唾がわき出てくると解釈しないと意味が通じそうにない川柳などがあります。テレビで見る某国首相のひん曲がった顔は、こみ上げてくる虫唾を懸命に堪えているように思えますが、きっとてっぺんに行けた美味しさをかみしめているのかもしれません。彼の祖父は人を食って元気の秘訣にしてましたね。
「蓼食う虫も好き好き」とも言って、他人の嗜好は謎のまた謎、、、あしたは、イランの革命記念日だったでしょうか???
花になくうぐひすは、一日にどれほどの虫を腹にいれるのでしょう?

2009年2月9日

春よ来い、頭に来るか腹に来るか

虫の知らせはどこへ来る?
でんでんむしは、かたつむり。パンスト破るは、でんせんむし。「腹の虫が治まらない」と言うときの虫は、空腹時に鳴く虫とか単に寄生虫を言っているのではなく庚申信仰の「三尸(さんし)」と関係がありそうに思えますが、本当のところはまだ調べていません(^^;)
青面金剛に踏みつけられている三尸と見ざる・聞かざる・言わざるの三匹の猿を彫った庚申塔は、かなり多く道端に建てられています。庚申の夜、青面金剛に疫病の予防治療と人間の身体にあって、人を短命にするという三尸を除いてもらい、長生きできるように祈るものだそうです。写真の石塔は道しるべも兼ねていて、昔は多くの人が往来した場所なのでしょうが、今は誰も通らないようなところです。
標本になっているような寄生虫は長大で、そんなものが腹の中に入っていると想像するだけでも不気味ですが、飲むと危ない水しかないようなところで生活するなら、寄生虫がお腹の中で毒消しをしてくれるそうです。たぶん関係はないかもしれませんが、花粉症なんかは日本でほとんど寄生虫との縁が切れてから発生していると考えるならば、もしかすると「無視」できない程度には、役立っていた虫だったのかもしれません。

2009年2月8日

HALかなる、ででれこでんでん

昨夜、厳しい戦いとなっていたフィギュアスケートの真央ちゃんはどうであったのかと録画予約しておいたテレビを見ようとしたら、録画されていなくて「(チューナーの)デバイスが見つからないのでパソコンを再起動してみそ!!」とのことでした。指示通りに再起動するとパソコンメーカーのロゴを表示して止まってしまい起動の選択もできない状態です。一週間前に1年間の保証が切れたところなので、ぷっつんしたのはマザーボードかハードディスクかと、しゅるしゅるしゅるっ~と身体から元気が抜けてゆく感じがしました。
しばらく呆然としたのちに気を取り直してパソコンの側面を開き覗いてみると、、、ハードディスクの底面基盤にホコリが溜まっていたので、これを掃除機で吸い取ったら何事もなかったように正常に起動しました。
パソコンは、新旧2台が常時電源ONのままなのですが、今朝起きると旧型のほうのモニターが真っ黒で何も映っていなくなっていました。これも再起動させてみると、、、やはりモニターにはなにも表示されていませんが、パソコン本体は正常の様子でした。
出勤前のあわただしい中での悪い部分検証作業とあいなりました。まぁ結局は、グラフィックボードがご臨終のようです。お仕事帰りにグラボを購入してきましたが、壊れたのがどれほどのスペックであったのか記憶にないので、選択に迷いました(^^;)
なんだか知らないうちにグラボも新規格になってしまったのか、挿すところの形状が異なるので購入した物は使えないことが判明しました(T_T)
よく連鎖的に家電製品が壊れることがありますけど、それって電灯線のなかを魔物がびっりびりっと通過していった結果なのかと妄想が脹らみかけます。魔群の通過、今夜はあなたの部屋へと……。