公開中の「ミュンヘン」。

すごくよかった

２００１年、ＮＹ同時多発テロ直後に入ったパレスチナで、石を投げるパレスチナの子供たちに撃ち込まれるイスラエル軍の砲弾から、取材する私たちも全力疾走で逃げながら、「コレはいったい何なんだ！」と思ったときの気持ち。

イスラエル軍によるテロリスト攻撃に巻き込まれ、まるまる一つの集落が爆撃され、多くの難民が殺された、ジェニンの大虐殺現場に立ったときの気持ち。

現場に立ったときの衝撃の大きさは比べようもないのだけど、それから心をずっと覆い続けた、やりどころのない悲しさや、空しさは、「ミュンヘン」を見終わったときの思いと全く同じものでした。

暴力による報復は、まったく何の解決にもならないということ。

報復が招くのは、血の連鎖でしかありません。

映画の最後のシーン。

ある街の遠景で「ミュンヘン」は終わるのだけど、それを見て感じる、叫びだしたくなるくらいの思いは、今の時代に生きる誰もが共有できるものですよね。

Ｐ．Ｓ．　と、、、これ読んで、どえらい重たい映画そう。。と後ずさりする人もいそうに思えて追記。人間ドラマとしても面白いし、エンターテイメントとしても見ごたえがある映画ですよ。２時間４４分、長くないっす。主役のエリック・バナ最高！関係ないけど、スティーブ役のダニエル・クレイグが６代目ボンドっていうのはどーかね。

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お目にかかりました。ヒルズの虎。月刊「ＢＯＳＳ」の対談です。

うそ

全然違う。。。。ブログのイメージと。

なんだか浮いてるくらいバブリーで、成り上がりな、もうナベツネさんからコテンパンにやられそーなキャラかと思ってましたわ。

まず、フツー。腰、低！そして、予想外（スミマセン）にさわやか。

メディアに露出してる「甲田英司社長」は、商品なんだそうです。

なんだコイツ、とまず注目を集め、実際に出会うと、９０％の人が「いい人じゃん」と思ってしまうギャップを、たくみにビジネスに生かしているとのこと。

新しい・・・・いろんなビジネス手法があるものです。

わたしの理解の域を超えている

でも、「僕の人生には挫折がないんです。だって、失敗しても、挑戦し続けて、結果的に達成しますから。そうすれば、過去の失敗は、挫折じゃないんですよ」

という粘り強さと、負けず嫌いが、成功を支えた甲田魂なのでしょう。

社長いわく、「もちろん、商品の甲田も僕のたしかな一面だし、何よりコイツがめちゃくちゃ好きなんですよ」

２歳のときに、ご両親と離れ、生活保護を受けながら育った、極貧子供時代から、いかにして、月収一億円のヒルズの虎に登りつめたのか。

壮絶な半生を、是非「ＢＯＳＳ」で、お読みください。

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荒川静香選手、素晴らしかったですね

パフォーマンスはもちろんのこと、衣装も立ち姿も、笑顔もすべてが世界一でした

ところで。。。

金メダルを取った瞬間の荒川選手と、シドニーでゴールをしたときの高橋尚子選手の表情が、すごい似てるって、思ったの私だけ？

なんか突き抜けてるよーな、喧騒の中にあって、別の次元にいて、むしろ淡々としたよーな。

究極の大舞台で、持てる力を出し切れて、かつ最高の結果を出したときって、人間、ああいう神々しい表情になるんだなあ、と見惚れました。

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ロンドンに行ったのは去年の８月なんだけど。。。

テレビで放送しないうちは、取材内容をアップすることができないんで、こんな時期の報告になっちゃいました。

とにかくロンドンの監視社会っぷりはすごいですね。

例えば、オックスフォードストリート。ロンドン有数の大ショッピングストリートですが、２０メートルほど歩いただけで、１０個以上もカメラを発見

なんと、イギリスには約４２０万台もの監視カメラが設置されているそうで、都市に暮らす人は、一日平均３００回以上！も監視カメラに映っているらしい。

もちろん、地下鉄構内のみならず、車両内にも監視カメラ。駅の入り口にも、フツーにこんな人たちが立ってます

さらに驚いたのは、「オイスターカード」なるもの。切符よりもお得な「オイスターカード」には、利用者の個人情報が入っていて、誰がどこに移動するか、全部お見通しなんだそーです。

元イギリスの警察官で、現在テロ分析専門家として活躍しているチャールズ・シューブリッジさんによると、歴史的にイギリスの法律には、プライバシーの規定がなく、そもそも基本的人権を規定した成文憲法もない分、日本のように大きな議論にもならないとのこと。

道行く人誰に聞いても、「全然嫌じゃない。守られているという安心感があるからね」って言うのよね。これが長い歴史、常にテロの危険と隣り合わせな国の現実なんだわ、と驚いたしだいです。

ただ監視カメラが、テロや犯罪を減らすことはないという現実も。。。

ご興味ある方は、長野智子の取材日記でもう少し詳しく報告してるので、ご覧になってくださいませ。

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この春あたりから、国土交通省は、テロ対策として地下鉄の改札口などで、こんな技術の導入実験をするそーです。

顔認証システム

例えば、私の顔をシステムに登録してみる。

で、大勢の人にまぎれて、ヅラとサングラスで変装した私がカメラの前を通りすぎる。

すると、ピーピーピーと警報音。

変装した私の目や鼻、口の形やしわなど、顔の特徴をカメラを通じて分析し、登録されている私の写真と照合して、危険信号を発信するんです。

事前に写真を登録しておいたテロリストが地下鉄に乗ろうとしたら、すぐにわかるというスグレモノなのだとか。

ためしに一卵性の双子さんで実験しても、機械は見分けた！一見同じ顔でも皮膚情報が違うんだそーな

日本のテロ対策としてどれくらい有効なのかどーか未知数だけど、とにかく国交省は新たな技術開発促進に熱心なようです。

放置不審物検地システムもその一つ。

置き去りにされた不審物がカメラに映ると、自動的に検知するシステムですね。検知すると、過去にさかのぼって、映像を自動再生し、どんな人物によって、どのように置かれたのかを把握できちゃう。

このシステムは既にアメリカの一部の空港で導入されているそう。

でも、日本の場合、技術導入のためのコストが運賃に上乗せされることや、さまざまなカメラに監視されることで生じるプライバシーの問題などがあり、テロ対策のためにどれだけ利用者がこのような技術を享受できるのか難しいということで、まだまだ導入には時間がかかるとのこと。

「命あってのプライバシー」と仰る方もいて、そりゃそーだわ、と思う一方、やっぱりイヤだな、監視社会、と抵抗も覚えてしまう私。そんな私は、イギリスの取材をしてビックリ仰天しました。これまた次回に。

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地下鉄のテロ対策状況、取材しました。

東京メトロ

何両編成であろうと、非常口は一番前と後ろの車両の２箇所だけ！だそうです。

しかも、せまっっ

丸の内線と銀座線はむやみに線路に出ると、感電の恐れがあるので職員の指示に、冷静に従ってください！！ｂｙ鉄道職員さん。

ラッシュ時だったら、この出口に乗客が殺到してパニックになりそうで怖かったです。

実際、住吉駅で非常事態が発生した状況を想定し、避難を試みたのですが、特別な避難経路はありませんでした。

エレベーター、エスカレーターも全てストップし、通常の階段を上り、通常の通路を走って地上に出なければならないため、ものすごく大変なんせ東京の地下鉄は深いですから。

イギリスの地下鉄も取材したのですが、非常事態が起こると、普段使っていない壁のようなところが一斉に解放され、地上まで階段が延びている。

それに比べれば、緊急事態に対応しきれていない日本の地下鉄駅。

いざというときは、鉄道職員も対応しきれないのが現状なので、普段利用している駅の非常口や、避難経路を確認しておいてください。

この春から、新しいテロ対策技術の実験が、地下鉄で開始されるとのこと。それについてはまた次回。

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年末年始と、アフリカ関連本を読みふけっていたのですが。。。

この本がすごくよかった。

藤原章生さんは、毎日新聞のアフリカ特派員。

他の本に比べて、日本人な驚きや、新聞記者として求められることと、アフリカの現実とのジレンマといった、自分とアフリカの距離感を、すごく率直に書いている。

そんな彼がぐんぐんアフリカの実相に入っていく過程に引き込まれて、アフリカの抱える複雑に入り組んだ問題や、感情を近くに読むことができました。

「援助」という言葉の持つ難しさがすごくリアルで、考えさせられました。

アフリカ関係ではないけど、沢木耕太郎さんの「凍」も本当によかった。感動した上に、力がもらえるので、会う人ごとに薦めております。

よかったといえば、これもよかった。

ソーンクロフトのハーブコーディアル・デトックス。

お湯などで１０倍に薄めて飲んだ途端、ムムム。

実に快腸＆快調。効果速攻でびっくりだわよ。

木佐彩子ちゃんに頂きました。ありがとね。

木佐といえば。。。

八木亜希子ちゃん（通称やぎ）が、アメリカから一時帰国したので、中井美穂ちゃん（通称なかい）、木佐、やぎ、長野でゴハン食べたあと、木佐邸にお邪魔したのですが。。。

いきなり、「ちょっと待ってください！まずはこれを！」ｂｙ木佐。

何かと思ったら、

ジャージ。。。。

あまりに新居なため、白いジュータンに座ると、もれなく洋服に真っ白毛が付着してしまうらしく、

リビングに入った人から、速攻ジャージ化せねばならない木佐（石井）家

それなりにおしゃれな格好をしてた中井、八木、私も強制下半身ジャージ化。


木佐家、オモロすぎです。

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栃木県今市市の小学１年生、吉田有希ちゃんが下校途中で忽然と姿を消したのは、昨年１２月１日。翌日、茨城県で遺体となって発見された。

なんでこんなに犯人が見つからないんだろう。

２ヶ月たって、元警視庁刑事の北芝健さんと、改めて連れ去り現場、、移動ルートとして考えられる県道、遺体遺棄現場を歩いた。

一番異様に感じたのは、やはり遺体遺棄現場だった。

周りには竹やぶや、草むらなど、もっと見つかりにくい場所がいくらでもあるのに、わざわざ下草のない、ものすごく目につきやすい場所に遺棄している。

発見されるのに多少時間がかかるけど、絶対に見つかる、といった表現がピタリとはまる場所。

北芝さんいわく、宮崎勤、小林薫といったこれまでの小児性愛犯罪者は、自分を低く評価する社会への挑戦状として、声明文や携帯電話で写真を送りつけるなど、メッセージを送ってくるのが特徴だったとのこと。

しかし、今回の栃木の事件の場合、遺体発見後、まったくメッセージがない、という違いがある。

北芝さんはその点について、

＊必ず発見される遺体の遺棄方法自体が、社会へのメッセージであり、すでに精神的に充足している。
＊あるいは、殺害した時点で、ある目的が達成されており、メッセージを送る必要性がない。

という、２つの可能性があるのではと分析している。

幼い有希ちゃんの命を、かくも残虐に奪った犯人が、今ものうのうとどこかで生活をしているのが、本当に許せない。

栃木、茨城両県警は捜査対象を広げて、一日も早く犯人を逮捕してほしい。

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