ひかりあれ東北 仙台市、金銭管理など任意調査へアルコール依存症者更生施設を営む仙台市の団体「ひかりあれ東北」が入所者の通帳を一括管理している問題で、市は13日、青葉、若林区の2施設の管理責任者から事情を聴くことを決めた。市社会課と若林、青葉の両福祉センターの職員が施設に出向き、金銭管理の方法や使途の内訳、入所契約の実態を聴く。 市は2007年、団体に入所者の出納簿の管理を求めており、適正に履行されているかどうかを調べる。入所者が受給している生活保護費の給付をめぐって虚偽申請がなかったのかどうかについても聴く。 市はケースワーカーの訪問活動の在り方も再検討する。入所者に通帳の自己管理を促し、自立につなげる。市は「不適切な点があれば是正を求める」と話している。 2施設は計約50人の入所者の通帳を一括で管理。口座に振り込まれる月約9万円の保護費のうち、本人に3000―1万円しか渡していないことが明らかになった。
2009年02月14日土曜日
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