「披露宴」は基本的に、飲食を楽しむ場です。
新郎新婦やその家族が、お世話になった方、そして今後も親しく過ごす方をゲストに招きます。
今回の披露宴は「ゲーム」などが無かったので、列席者は親睦を深める時間が多く確保できました。
私も、右手にビール・左手にジュースを握りしめ、懐にはカメラを装備し、会場をひたすら行脚いたしました。
今回は両家とも、会話好きな年長者の方が多く、席に帰ろうとしたら引き止められて、ビールを飲まされます。
総合すると、座っていた時間より、立っていた時間が長かったような、、、、、、(^^;)
お祝いの言葉を述べる方がいる時だけ、席に帰って、食事をします。
しかし、食べ物の写真はしっかり撮って参りましたよ(*^_^*)
■お品書き(メニュー表)
婚礼の料理ですから、縁起の良い食材が使用されています。
メニューの漢字も、縁起の良い言葉ばかりです。

■前菜
素麺を揚げた船に乗っているもの
・金柑の蜜煮
・梅干しの塩を抜いて、甘く煮たもの
・烏賊の焼いたものをスライスしたもの
素麺は、「細く長い」形から縁起がよいとされています。
飾りの葉は「南天」ですが、これも、災難を転じて幸福にするという縁起の良い葉です。
・海老のアラレ揚げ
海老は、「腰が曲がるまで長生きする」という長寿の象徴です。
・数の子
子孫繁栄を意味します
・豚の角煮
・花豆の甘い煮物
豆は「豆mameに働く」勤労家であり、真面目である、、、という意味があります。
・たこの和え物

■つくりtukuri(刺身)
鯛・鮭・海老・烏賊・ハモ
刺身の盛り合わせです。
しかし、「刺身」という字は、刺すという漢字が使用されるので、宴席では使用しないようです。

■魚料理
白身魚の、クリームソース煮。
アスパラガス・皮を剥いたミニトマト・生雲丹が飾られています。
料理の回りの、花弁の形のものは、百合根を花弁の形に抜いて、赤く染めたものです。
見た目が凝っています。

、、、、、、、、、、、、と、ここまで、食事が進んだところで、ケーキカットならぬ、「寿司カット」が行われました。
列席者に年配の人が多いため、ケーキ→寿司に変更したようです。
■巨大な寿司
(これは40人前でした。同じ物が別テーブルにありました(^^;))
カメラを持っている人たちが群がっています。

■寿司に入刀
司会者台詞「新郎新婦様、初めての共同作業です!」
ケーキも寿司も紹介の言葉は同じのようです。

切った寿司を、互いに試食させます。
■寿司を食べる新婦

「婚礼のケーキを、大量に新郎に食べさせると、その家庭は食べ物に困らない」という西洋の風習がありますが、それを真似たものですね。
日本ではずいぶん前から定着化していますが、韓国でも同じようなイベントはあるでしょうか?
この直後、新郎は大量の寿司を新婦に口の中に押し込まれていました(笑)。
(3)に続く