日本の「しゃぶしゃぶの起源」

日本人が好んで食べる「しゃぶしゃぶ」。
紙のように薄く切った、肉を、沸騰した出汁で短時間加熱調理。
タレに付けて、食しますw
白いご飯によく合う、ちょっと贅沢な料理ですね。
使用する肉は、基本的に牛肉と豚肉ですね。
さて、このしゃぶしゃぶ。
実は、50年ほどの歴史しかありません。
また、その起源もはっきりと分かっております。
なぜなら、この「しゃぶしゃぶ(正式名は「肉のしゃぶしゃぶ」)」というのは、「商品登録名」だからです。
日本で初めて「しゃぶしゃぶ」を販売したのは、「スエヒロ」という、飲食店。
スエヒロHP
http://www.e-suehiro.com/

「永楽町スエヒロ本店」の三宅清さんによると、先代店主の三宅忠一氏が、終戦後しばらく経った1952(昭和27)年から約2年をかけて考案したのが『しゃぶしゃぶ』だということです。
三宅忠一氏は、『しゃぶしゃぶ』を「すき焼き」や「ステーキ」よりも肉をあっさり、沢山食べられる料理として考案しました。
完成まで、試行錯誤し、2年の歳月が必要だったそうです。
三宅氏が参考にした料理は、2つあるようです。
一つは、日本料理。もう一つは中国料理でした。
参考1
元来日本には「肉の、水炊き nikuno mizudaki」という料理がありました。
「肉の水炊き」有名店、昭和10年創業
〝むかい〟
http://www1.ocn.ne.jp/~t-mukai/sub3.htm
「水炊きmizudaki」というのは、出汁の中で肉や魚の具材を似て、ポン酢(果実酢+醤油)のタレで食べるものでした。
■「むかい」のnikuno mizudaki

「水炊き」検索結果
http://images.google.co.jp/images?q=%E6%B0%B4%E7%82%8A%E3%81%8D&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&svnum=10&um=1&hl=ja&rlz=1T4GZHZ_jaJP229JP229
参考2
上記の「肉の水炊き」以外に参考にしたのが、中国料理の「シュワンヤンロウ」です。
羊肉やその他の材料をスープで煮、10数種類の材料を調合してタレをつくって食べる中国料理です。
この「シュワンヤンロウ」も、中国料理として日本では知られていました。北京に旅行すると名物料理に挙げられますから、中国に行く機会がある人なら、知っている、、、、そんな有名な料理です。
北京では、冬の名物郷土料理として、「シュワンヤンロウ」がよく食べられています。
これは、北京の家庭料理として、冬の定番。
■シュワンヤンロウ
(羊肉のしゃぶしゃぶ)

春雨や、パン、麺、各種野菜、蜜漬けの大蒜、ニラ、白菜、、、などなど、旬の野菜を入れて愉しむようです。
タレに練り胡麻や醤油などを使用していますが、種類が非常に豊富です。
薬味にコリアンダーや茴香を使用します。また、大蒜の蜜漬けは肉の癖をのぞくために欠かせないようです。
北京は非常に寒いので、身体を温める効能があると言われている「熱性の肉=羊肉」を使います。
紙のように薄い肉が最上とされました。
牛肉を使い、タレがポン酢である、日本の「nikunomizudaki」とは、趣がずいぶん異なりますね(*^_^*)
■ 「シュワンヤンロウ」専用鍋
食器屋には、鍋も数多く売られています。

■飲食店にも置かれています
1 北京の店
2 香港にある、「北京郷土料理」の店

■老舗(北京)
(3)伝統が自慢の老舗の外観
(4)店内の歴史説明文が飾られています。
■加熱方法
(1)中央に炭を入れて、加熱。
↓
(2)蓋をして温度調整をします。
さて、これら2つを参考にして、三宅氏は「しゃぶしゃぶ」を考案します。
『しゃぶしゃぶ』の直接のヒントになったのは、中国料理の「シュワンヤンロウ」でした。
当初は「シュワンヤンロウ」に用いる羊肉に姿が似ている豚肉が試されました。
豚肉に火を通し、さらに特有のにおいをとることのできる調理方法が、この『しゃぶしゃぶ』だったのです。
やがて、見た目がきれいで味も美味しいという理由で、牛肉に切り替えられます。
その後、一般に普及しました。
■牛肉のしゃぶしゃぶ

「しゃぶしゃぶ」専用のたれとして「ゴマだれ」も開発されました。
三宅忠一氏は、試行錯誤の末、手作りのゴマだれを完成しました。
当時も練りゴマのような市販品がありましたが、クセのない味を目指し、自分の店で手間をかけてゴマをすり、香りのよい、食欲を促進する味のタレをつくりあげたということです。
「永楽町スエヒロ本店」では現在も5時間以上かけてゴマだれをつくっているそうです。
★「しゃぶしゃぶ」という名称
「しゃぶしゃぶ syabusyabu」という料理名は、ゴマだれのレシピが完成した頃に付けられました。
1954年頃です。
当時、店で出すおしぼりは、店の従業員が洗濯していましたが、洗濯桶の中でおしぼりをすすぐ様子が、鍋の中で肉を振る様子と似ていたようです。またその時の水の音がリズミカルであったことから、三宅忠一氏本人が名付けました。
親しみやすい名前の「しゃぶしゃぶ」は、あっという間に評判になりました。
当時としては高級な肉料理であったにかかわらず、毎日1~2時間待ちの客がでるぐらいの人気メニューになったのです。
「しゃぶしゃぶ」登場後間もなく、類似メニューを「しゃぶしゃぶ」として出す料理屋が多く登場し、一般になじみの深い料理になっていきました。
「永楽町スエヒロ本店」は『肉のしゃぶしゃぶ』を商標登録しましたが、三宅忠一氏は「しゃぶしゃぶ」が一般料理名称として使われることに理解を示しました。
★鍋の形
鍋は当初、「シュワンヤンロウ」同様、中央の煙突の部分に炭を入れてお湯を沸かす「火鍋子(ホーコーツ)」が使用されました。
しかし、「永楽町スエヒロ本店」では1960年頃に煙筒のない鉄鍋に切り替えられました。

↓
その後、全国的に「しゃぶしゃぶ」は普及して、料理屋や、家庭で親しい食べ物となっています。
また、蟹・猪・河豚の「しゃぶしゃぶ」なども、新しく考案されています。
肉(肉・魚貝)だけでなくタレの種類も増え、バリエーションが豊富になっていますw
「しゃぶしゃぶ」検索結果
http://images.google.co.jp/images?q=%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B6%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B6&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&svnum=10&um=1&hl=ja&rlz=1T4GZHZ_jaJP229JP229
ところで、本日このような、スレッドが立っていましたねぇ(*^_^*)
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pfood&nid=56988
日本人たちは ............本当に | グルメ
No.48613 投稿者: kill_ilpa 作成日:2007-10-27 12:00:33 閲覧数:1452 推薦ポイント:0 / 7
神仙炉器を日本の伝統的な 'しゃぶしゃぶ'器で外国人たちに紹介したプログラムを ebs TVで見た.'トドイングリッシュの料理紀行'と言うプログラムでアメリカ板前に日本伝統器だと言いながら教えてくれていたよ.だからそのアメリカ板前ワル " 日本人たちは数千年前から頭がゾッアッグンヨと言って
ウッキヌンゴン寿司(寿司)が日本の伝統食べ物だとこのサイトで言い張ったくせに
アメリカ人たちには中国の醗酵食べ物で 1800年代に持ちこんで自分たち方式に変えたと言う
最近には日本式バーベキューと言いながら韓国のバーベキューを海外に紹介している.,
そして豆腐は -トプと発音しながら自分たちが祈願だと騷ぎ立てて......


論拠を全く示さずに、pakuriだと騒ぎ立てる、、、、wwww

恥ずかしくありませんか?