食べ物にまつわる怖い話しを捜していたらこんなのがヒットしたのでご紹介

怖い名前のお菓子「切腹最中」

元禄十四年三月十四日、殿中「松の廊下」で後の「忠臣蔵」へと発展する刃傷事件は起こりました。
浅野内匠頭が同僚と口論の末、傷害事件を起こしたのです。
巳の上刻（午前十時）から六つ刻（午後六時）過ぎにかけて、刃傷（傷害）発生。

その後、短時間で、評定（裁判）→切腹します。

この当時は、武士同士の喧嘩は、どちらも罰せられるのが原則。
しかし、この事件は、加害者のみが罰せられて、被害者は罰せられませんでした。

これに不満を抱いた、浅野内匠頭の部下４７人がその後、主人の仇討ちを行います。

仇討ちは成功しますが、義士達は全員、切腹の処分が下りました。

これが、日本で現在も人気のある「忠臣蔵」とよばれる事件。

そして、浅野内匠頭が切腹した屋敷の跡地には現在和菓子店が建っていますが、珍しい名前の和菓子を販売しています。

その名前も、、、、、

切腹最中

最中にたっぷりの餡を詰めて「切腹」させた菓子だそうです。

忠臣蔵に関係する数々の話しが和菓子を通じ、広まればよいという思いを込めて作っているそうです。

ちなみに、この菓子の使い方ですが。
冗談が通じる、親しい間柄の人に「謝罪」や「お詫び」の時に、贈る人も多いとか、、、。
「切腹するくらい反省してます」という意味だそうです。

もちろん、美味しいので謝罪の必要がない人も、購入して愉しんでいます。
伝統的な製法で作っているので非常に美味いらしい。

さて、この菓子は、実際に起こった事件を題材に名付けた菓子です。

韓国の方は「縁起が悪い」と思うかもしれませんが、実は、「切腹」という言葉には、極端に悪い印象は日本人は持っていません。

武士という階級が行う、独自の責任の取り方であったからです。

江戸時代は、町人が「武士が武士として責任を果たした」という考え方で、義士達を褒め称えました。

また、現代の日本人も、悪いイメージは持っていません。

義士達は「武士道」に殉じた人としての印象が強いです。

以上、日本の怖い名前のお菓子の紹介でしたｗ

実はまだ食べたことがないので、機会があったら食ってみたいですｗ