2009年2月14日 11時32分更新
振り込め詐欺の被害を食い止めるため年金支給日にあたる13日、那覇市ではドラマ「ちゅらさん」でおなじみの平良とみさんが振り込め詐欺に注意するよう呼びかけました。
那覇市久茂地の広場で行われた振り込め詐欺防止の街頭キャンペーンには、警察官や金融機関の代表などおよそ100人が参加しました。
このなかで、振り込め詐欺の被害防止アドバイザーに委託された平良とみさんが「電話があっても、子どもの名前を教えたりせず、警察や周りに相談しましょう」と身ぶりを交えながらウチナーグチで訴えました。
このあと、とみさんは警察官とともに金融機関のATMに出向いて「すぐに振り込まない。必ず誰かに相談する。ATMでは電話しない」という3つの心得がかかれたチラシを配って回り、若い人に「うちにかえっておばあにも教えて上げてね」と話しかけながら被害防止を訴えました。
警察では今月、2月を振り込め詐欺被害防止の強化推進月間にしていて、年金支給日の13日は県内では警察官400人態勢で820カ所のATMを警戒しました。
県警察本部によりますと県内では先月、7件の振り込め詐欺が発生し、97万円の被害が出ており、警察では、お年寄りなどに積極的に注意を呼びかけるなどして、被害防止に取り組むことにしています。