辛光洙に触れない「みのもんた」の不謹慎
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田口八重子さんの長男とお兄さんをスタジオに呼んで、そのお気持ちを吐露していただく。拉致被害者の奪還に役立つならば、と、お二人も快諾されたのであろうが、その場面を視聴していて、恥かしくなるような「みのもんた」の低落だった。
キムヒョンヒが、自分の日本語教育の師だった、田口八重子さんの家族に会いたいとの希望が伝えられ、近く面接が行われるらしい・・・とのニュースを受けて実現した、お二人のスタジオ出演だったのである。
最初に北朝鮮が報じたところでは、田口八重子さんは、同じく拉致された「原某」と結婚し、その後に自動車事故で死亡となっていた。車が殆どは知らない国で「自動車事故」・・・余りにも不自然な発表だった。そして、最近、拉致された韓国人との結婚が報じられたのである。
この「原某」の拉致に辛光洙が大きくかかわっている。そして、彼は、韓国当局に逮捕され、裁判で「死刑」を言い渡されていた。その時に、彼の為の助命嘆願をしたのが、当時の、土井たか子を中心にする社会党の面々である。そして、あろうことに、出獄させ、北朝鮮に強制送還という救助作戦も敢行したのである。
色々な識者がＴＶに出演して、拉致被害者奪還を語り、政府の無能を訴える。武力が使えず、中国が北朝鮮の僚友であり、ロシアが、親友であってみれば、ほとんど日本に対処の手段はない。拉致議連の民主党議員も、この話になると口を噤む。口を開いても、政府の無策（？）を難じるだけで、自らが何かを語るわけではない。拉致被害者＆家族すらもが、民主党にとっては政権奪取の道具となっている感があるのは、否めない。
私は、アメリカと共同の武力行使で奪還できないか、せめて検討の俎上にのせて、国際世論を喚起すべきではないかと考えるのだが、平和主義者の残酷な平和論理によって阻まれてしまう。せめて、今日状況が何ゆえに生まれたのか、有力なカードを何故失ったのか・・・マスコミも真剣に報道すべきであろうと思う。
今辛光洙が生きているのか、死んでいるのかわからないが、少なくとも、フィリッピン家族を、日本生まれ、日本育ちの少女を強制送還するくらいなら、先に強制送還してしかるべき「外国人」が存在するだろう。野党の拉致議連の面々からは、何の具体的提案もないし、社民党に至っては、戦前の日本政府の政策を踏襲して、総連へのアクションすら、その発想がない。
麻生さんも、本音では指摘したいのだろうが、国内世論が、拉致被害者奪還で固まっていないでは、動きようもないだろう。彼の沈黙は、議員の間から良識ある議論が生まれるのを待っているのだと、私は見ている。
マスコミも、全く辛光洙に触れない。触れれば、野党の大物を含めた面々の氏名を明らかにせざるを得ない・・・政府だけを攻撃しておれば、視聴率もかせげるとあっては、冒険はしないのだろう。「みのもんた」もその一人。各局の女性キャスターの中にも、辛光洙釈放に貢献した面々が存在するのかもしれない・・・相当に根が深いが、この問題を触れないで、問題の解決への道は開けないのではないか。
せめて、素直に真実を外さない様に、語り、議論し、対話する環境は出来ないものか・・・最も影響力のある「層」が、己が功名だけに拘る現実が悲しい。
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fukuma_1936さんはじめまして
「強制送還」の検索で伺いました。
＞彼の為の助命嘆願をしたのが、当時の、土井たか子を中心にする社会党の面々である。そして、あろうことに、出獄させ、北朝鮮に強制送還という救助作戦も敢行したのである。
社会党（現在は社民党に改称）は最悪ですが、もっと最悪なのは、社会党と連立を組んだ自民党でしょう。
1990年頃に在日朝鮮人による拉致組織を検挙しょうとしたが、政府与党の自民党から圧力ががかり断念しています。（警察白書では、北朝鮮工作員による事件が50件近くも摘発されていることが既に明らかになっています。）
また、公安ではかねてから日本に北朝鮮工作員受入れ組織があることを察知していて、朝鮮総連の大物の内偵を続け、パチンコ屋の李と許とともに工作員の非合法活動を助けていることをつかみました。
そして、事情聴取並びに別件逮捕寸前までいきましたが、自民党・金丸信元副総理からの直接指示で上層部からストップがかかりました。
そうした中、長年、拉致被害者家族を門前払いにしてきたのも政府与党の自民党です。
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2009/2/14(土) 午後 5:49
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また、自民党の有力議員などは、拉致事件よりも国交正常化交渉を優先させてきました。
自民党世襲議員の中山泰秀の父親の元自民党議員などは「国交正常化をした中で拉致問題を解決していく」などと政府の方針と異なる発言をしたり、「自民党議員が日本人が日本人を拉致したのであって北朝鮮に関わってない（後に見苦しい言い訳あり））」、「拉致問題は幽霊のように実態がないもの」などと言って拉致問題解決を妨害しました。
2001年、金正男を拘束したにもかかわらず、外交問題に発展することを恐れた政府与党の自民党は出国させています。（因みに、金正男の自由の身釈に貢献した最高責任者は小泉純一郎です。）
そういうことから、与党とって都合のよいところまでしか遡って精査するのか、不都合なところまで遡って精査するのか。それが問題のように思います。
2009/2/14(土) 午後 5:50
＞拉致被害者＆家族すらもが、民主党にとっては政権奪取の道具となっている感があるのは、否めない
その通りなのかもしれません。
しかし、（それと同時に）一連の政府与党の自民党の対応から拉致被害者＆家族すらも、自民党にとっては政権維持の道具となっている感は否めないと思います。
＞全く辛光洙に触れない。触れれば、野党の大物を含めた面々の氏名を明らかにせざるを得ない
元自民党副総裁・金丸信元副総理、元自民党政務調査会長・渡辺美智雄、元自民党幹事長・野中務、元自民党幹事長・加藤紘一、中山正輝などの与党の大物議員がいますし、
あたしが記したことも触れられなければなりませんので、不可能のように思います。
2009/2/14(土) 午後 5:51