2009年2月14日 13時50分更新
2月14日のバレンタインデーにあわせて、振り込め詐欺の被害を防ごうと、東京の上野公園で、ボランティアの女性たちがチョコレートとともに、「甘ーい言葉にご用心」と書かれたメッセージカードを配って、注意を呼びかけました。
これはバレンタインデーにあわせて、警視庁が上野公園で行ったもので、まず警視庁の植松信一副総監が、「地域のみなさんと力を合わせ、家族を思う気持ちにつけこむ卑劣な犯罪の撲滅に向けて、まい進したいと思います」とあいさつしました。
このあと、ボランティアの女性や警察官などおよそ100人が、通りがかったお年寄りなどにチョコレートと、「甘ーい言葉にご用心」と書かれた、メッセージカードが入った袋を配りました。
また、1人1人に声を掛けながら、かかってきた電話が家族からかどうか確認するため、合言葉を決めておくことや、不審な電話は必ず警察に通報することなどを呼びかけました。
ボランティアの72歳の女性は、「振り込め詐欺は許すことができない犯罪で、何とか被害をなくしたいと思って参加しました。自分は大丈夫だとは思わずに、対応してもらいたいです」と話していました。
また、チョコレートを受け取った59歳の男性は、「メッセージカードの通り、甘い言葉には用心し、冷静に対応して被害にあわないようにしたいです」と話していました。