韓国側では表記が途切れているので、続きを載せます。
日本人の方には昨日と同じ文章の内容ですので申し訳ないです。
再掲「日本の犬食を含む肉食の歴史」+yakinikuについて No2
太平洋戦争中、戦後の犬食い
新聞記事によると、犬の毛皮を飛行服にするため1944年12月15日、軍需省と厚生省が蓄犬献納運動を推進する通達を出したとあります。
2カ月間に1万7000頭の供出を各警察署で受理、薬殺処理したという。
当時、どのくらいの数の犬が飼われていたのかはわかりません。
戦時中は、人間も飢えており、犬に与える食糧はありません。
町村役場や青年団などから、家々に犬の毛皮の供出が働きかけられました。犬を飼っている人は「非国民」扱いされ、犬を飼うことは許されない状況でした。
通達前に犬を処分した日本人も多かったようです。
親は、子どもたちが学校に行っている間に、かわいがっていた愛犬を供出するため、泣きながら連れて行きました。そうしたなか、人間が食べる配給食を分け与えて、隠れるようにして愛犬を飼い続けた人もいます。
また、戦中戦後の食糧危機で、犬を食べる行為が、日本各地で行われたようです。
しかし、確かにこれは、「犬食い」でありますが、食べる人の精神的負担があまりに大きい行為※です。ですから、近代化以前に行われた「犬食文化」と、区分して考えるべきでしょう。
■No6で紹介した忠犬「ハチ」
※犬食文化の消滅については、地域差があるようです。
一部地方では江戸時代以前から戦後まで、犬食文化を続けていた地域もあるようです。その地域では(食用動物として犬を認識したという前提なら)犬料理を戦時中も戦後も犬食文化として楽しんでいたと思います。
また、犬を食べることに抵抗がない思想の人は、犬を食べることに抵抗がなかったと思います。
■犬肉と文化について
日本には需要が無くなり、絶えた文化が多くあります。
例えば、奈良時代に流行した食物にチーズやミルクがあります。
生活様式の変化によって、途絶えました。
今回説明した犬食もそのうちの一つです。縄文時代から途切れずに続いてきた文化でしたが、近代化の影響で自然と廃れました。
食文化に限らず、その他のあらゆる文化は、常に取捨選択されて、必要な物だけが残ってきたのです。需要が無くなれば、文化は絶えるのです。それが自然です。「文化は現在、生きている人間のために存在する」からです。
ちなみに、犬肉は無くなりましたが、鯨食は存続中です。
日本は国際法を犯しておらず、合法的に捕鯨を行っています。
反捕鯨国は日本を批判しています。
そしてなぜか、日本と同様に、鯨食の伝統がある国も、感情論で大バッシングしています。
鯨は犬肉と違って、「需要がある伝統的食文化」です。
需要がある限りは、外国からの過度な内政干渉に屈することなく、伝統は大切にしたいものですね。
ここまでは以前投稿した文章です
(再掲した・追記部分)
yakinikuについて
また、犬肉は無くなりましたが、その他の肉食は、続行中です。
明治維新以降、日本人が普段食べる肉の種類は極端に減ってしまいましたが、それも時代の変化です。
その代わり、世界各国の料理を取り入れることにより、料理方法が極端に増えました。
特に大戦以降は一般家庭の食事メニューを大きく変え、また、日本の外食産業が拡大する要因となりました。
戦後、韓国焼肉の影響を受けて、日本で作られるようになったyakinikuも、その一つです。
派生は確定していませんが、在日韓国人に関係があるようです。
ホルモン焼き(内臓を焼く料理)から、開始されたyakinikuは、徐々に使う肉の部位が増えました。
そして、調理方法が、どんどん、シンプルになりました。
(韓国の焼肉料理の一つ「カルビ」は、原形に近い姿で日本に定着しました。しかし、汁の多い焼肉は存在さえ知らない日本人が多いです)
韓国焼肉は、肉に味を付けるなど、複雑な工程を経て、焼肉を作ります。
そして、多種類の調理法と、多種類の名前があります。
逆にyakinikuは、どんな肉を使っても、肉を網で焼いて食べて、タレを付けるとyakinikuと呼ばれます。(yaki 焼き +niku 肉)
これは、どんな魚でも、生の物を切って、醤油で食べると「刺身sasimi」と呼ぶ感覚に近いですね。
「日本yakiniku」と「韓国焼肉」
この2つの食べ物は、肉を火で焼いて食べるという共通点はありますが、概念が違います。
その差が韓国人は、理解できるでしょうか?
「概念が違えば別の料理」これを韓国人は理解する必要があるでしょう。
yakinikuの派生時に、韓国が関与したことは否定しません。
しかし、yakinikuは、日本の肉食文化を背景に生まれた食物のひとつに過ぎないことも、また事実なのです。
■肉を食べる庶民
自分の肉は自分で焼いて食べる。
■日本の刺身料理
たれで味付けをする。
素材の味を好む。