韓国側では表記が途切れているので、続きを載せます。
日本人の方には昨日と同じ文章の内容ですので申し訳ないです。
再掲「日本の犬食を含む肉食の歴史」+yakinikuについて No5
■江戸時代以降の犬食文化
明治時代の犬食い
大正時代の犬食い
明治維新以降、文明開化により西洋の肉食文化が持ち込まれ、日本もようやく肉食タブーから解放されました。

特に、牛肉については、政府が中心となって、日本の大学や軍学校の給食に導入するなどの推進運動が行われました。
しかし、同時に西欧の「愛玩動物」の概念も持ち込まれ、愛玩動物に該当する動物を食べる行為は嫌悪の対象となります。
日本では犬を愛玩する風潮が高まったようです。
急激に西洋文化を日本は吸収する
★明治時代の人々
★牛肉鍋


★「東京名所四十八景 京はし」明治4年 昇斎一景
銀座側から京橋を見た風景。
近所に、牛肉店「松田」 (画面には描かれていませんが玉寿しの隣) があったからだと思われる。

■ブームになった「忠義な犬」
また「忠犬ハチ公」という、主人に忠実な犬の実話が有名になりました。
飼い主が死んだ後も、駅に主人を迎えに行った犬の物語。
「可哀想に。ご主人が亡くなっても、ちゃんとお迎えに来てるんだ、忠義な犬だ」ということで騒ぎ始め、昭和7年には新聞にまで載り、昭和11年には小学校の修身の教科書に掲載され、昭和9年4月21日には、なんと銅像まで建ってしまいました。
この物語は日本中に広められて人々の感動を誘いました。
「犬は賢い」という概念を多くの人に与えるきっかけとなったと思います(^^;)
★忠犬ハチ公写真
★新聞記事
★銅像

このような事情から、「西洋風料理(洋食)と共に定着した豚肉料理、牛肉料理」「犬は家族の一員です」 犬=食用という概念が薄れていきました。
犬を食料と認識しないのであれば、犬食の需要が低下していきます。
事実、犬食は激減しました。
太平洋戦争以前の犬食いについては、江戸時代ほどの資料は残っていません。
「犬食は薬によい」程度の記述が文献にのこっている程度です。
そして、昭和初期頃には、犬食いについては、一部の地域以外は、ほとんど行われなくなります。
外来文化(西洋文化)の影響が原因です。
需要が無くなったこの時点で、長く続いた日本人の犬食文化は自発的に、自然と消滅したのです。
しかし、食卓から犬が消えた後、日本人は、再度、犬食いを行います。戦争が原因でした。
ですが、この「犬食行為」はすでに多くの日本人にとって「犬食文化」ではなくなっていました。