大阪の老舗百貨店大丸が昭和初期に完工した店舗が今も華やかに活躍しています。

大丸心斎橋店　１９２２（大正１１）年/１９２４（大正１３）年増築 /１９３２（昭和７）年増築/１９３３（昭和８）年増築
大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
撮影　2006.5.28　御堂筋側エントランス上部の装飾。　これは御堂筋側の壁面全体に施された装飾です。手が込んでいます。 同じく御堂筋の壁面。上部の幾何学模様に注目してください。　御堂筋側入り口のドア。この模様にも注目してください。　１階売り場に入ると独特の照明で華やぎます。　振り返ってエントランス側を見ると大きなステンドグラスがあります。フラミンゴが踊っていますね。　１階の天井です。じっと見つめていると目が廻りそう。八芳星（というのでしょうか）が幾何学的に連続した不思議な模様です。実はこの模様は他のヴォーリズ建築にも見られるのです。　１階のエレベーター。これは有名ですよね。それにしてもレトロでいいな。なお、電飾された時計の形は今度はダビデの星として知られる六芳星です。　ちなみに２階はこうです。これまた素晴らしいデザインです。光が上り下りを表示。　北側の階段を撮りましたが大理石仕上げが格調高い。　手すりはシンプルですが風格があります。　踊り場にはこのような水飲み場がありました。　ここからヴォーリズらしさを強く残している南側へ。昔はメザニンフロア（中二階）が店舗全体を取り巻いていて、中央部は吹き抜けだったそうです。　アールデコの特徴がよく出た灯り階段です。１階とメザニンは電飾が素晴らしい。　灯り階段を上るとメザニン。サロン・ド・テ・ヴォーリスへの通路があります。　サロンの入り口です。ここもお客さんが多く、多少の時間待ちはあるでしょう。客層はやや年齢層が高い女性が多いようです。　カフェメニューで特に変わったものがあるとは思いませんが、クラシックで落ち着いた雰囲気でした。メニューブックにはヴォーリズの紹介記事があり楽しめます。　心斎橋筋側の壁面の一部です。心斎橋筋は商店街でアーケードがあり、これ以上の上部は見えません。御堂筋側よりこちらが先に出来たそうです。　心斎橋筋エントランス上部の有名な孔雀のオーナメント。派手でしょう？