中国チベット自治区ラサで、早朝から巡礼者で混雑するポタラ宮前=12日(共同) 日の出前から多くの巡礼者、ラサ チベット暦正月控え【ラサ(中国チベット自治区)12日共同】中国チベット自治区ラサで12日、チベット暦の正月を25日に控え、歴代のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマの宮殿だったポタラ宮前の広場に日の出前から多くの巡礼者が集まった。 ポタラ宮を正面に見る歩道は、両手の下に置いた板などを地面の上で前方に向けて滑らせ、体を投げ伏すチベット仏教独特の「五体投地」を繰り返すチベット民族の人々で埋まった。 数え切れないほど繰り返されてきた祈りによって、石でできた歩道は磨き上げられ、夜明けの太陽を受けて黒光り。青色を増す空の下、ポタラ宮は白く浮かび上がった。 チベット暦の新年をめぐっては、インドのダラムサラに拠点を置く独立急進派「チベット青年会議」が「(昨年3月の)チベット暴動での殉教者をたたえるため、新年を祝わないことを宣言する」との声明を発表。自治区当局は、新年に合わせて抗議行動が起きることに警戒感を強めている。 【共同通信】
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