塩釜市、病院会計に3億2千万円 繰入金計画前倒し

 宮城県塩釜市は13日、市立病院の改革プランの最終報告書を市議会民生常任委員会に提出した。昨年12月公表した中間報告の繰入金計画を前倒しして、累積債務解消のため2008年度に3億2000万円を一般会計から病院事業会計に繰り入れる計画に修正した。

 市は市議会2月定例会に、単年度赤字解消の1億5000万円を合わせた4億7000万円を病院事業会計に繰り入れる補正予算案を提出する。当初予算の4億4000万円と合わせて、病院への繰入総額は9億1000万円になる。

 改革プラン中間報告は現在199の病床数を187に削減することになっていた。その後、病床を2割削減しないと累積債務解消の特例債発行が国から認められないことが分かり、病床数を161と見直した。病床減で収益も減るため、累積債務削減を早めた。

 病院の08年度末の累積債務見込み額は22億8000万円。改革プランは13億8000万円の特例債発行と4億7000万円繰り入れで、累積債務を4億3000万円に圧縮する。

 報告書は11年度の単年度収支均衡を目標にして、実現できない場合は民間移譲などの経営形態の見直しをすると改革の期限も定めた。
2009年02月14日土曜日

宮城

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