松井孝嘉博士が頚性神経筋症候群(Cervical Neuro Muscular Syndrome)という新しい疾患群を発見し、これが今までの医療の常識を覆しかねないと言われているが、この症候群とは?
37歳の男性が原因不明で徐々に何もする気が起きなくなり、何もしたくない、何をするのも億劫だと言いだし、朝起きても仕事に出勤することすら出来なくなった。時々、頭が熱っぽくなり体温計を測ると37度台の微熱が出て、時には38度を超えることもあった。この微熱の原因は10ヵ所以上の病院で調べたが、分からなかった。
知人の紹介で松井病院を受診し、松井孝嘉博士の診察を受けたところ、頚部後筋群の異常な緊張と圧痛がみられ、入院加療を受けた。
1ヶ月後、微熱は全く出なくなり、仕事に対しても意欲が出てきて、初診時の問診では17症状あったが、これが消失し退院後、元気に会社に出勤している。治療後、2年以上経過したが、退院時と変わらず、むしろ当時より元気になっている。
48歳男性、追突事故により、頚椎捻挫を受け、頭痛・頚部痛・肩こり・メマイ・ふらつきがあり、夜間静かにしていても急に心臓がドキドキし、脈拍が速くなり、時には頭が熱っぽくなるのに、足は冷えてつめたくなり、汗が異常に出て夜間に2回、3回も下着を取り替えなければならない状態が続いた。
車を運転していて、センターラインがずれて2本に見えることもあった。光がまぶしくて明るいところへ行くと、目を開けていられなくなる。体がだるくなり、何もする気が起きなくなり外出も減り家で横になりゴロゴロしていることが多くなった。
受傷後、3年間13ヵ所の病院を受診し加療を受けたが良くならない。治療を受ければ受けるほど、症状が悪化する病院もあった。その時松井病院のホームページを見て受診し42日の入院加療で嘘のように症状が消失し元気で退院した。他覚的異常所見と症状が並行して改善した。さらに3年経過しているが再発はしていない。
69歳女性、ある日突然メマイが起き、天井が廻り、嘔吐した。このような発作が当院受診まで3ヵ月の間続き、他院の内科や別の病院の耳鼻咽喉科でいろいろの検査を受けたがメマイの原因は発見できなかった。耳鼻科ではメニエール症候群の診断で投薬を受けたが効かなかった。
また、別の病院の脳神経外科でMRIで脳の精密検査を行ったが異常所見はなかった。投薬や点滴を受けて一時的にメマイは治まるが、数日〜十数日で再発を繰り返した。知人の紹介で松井病院脳神経外科外来で松井孝嘉博士の診療を受け頚部後筋群に異常が見つかり、48日の入院加療が行われメマイは完全に消失した。以後、5年間メマイの発作は完全に消失している。
81歳女性、小児期より頭痛に悩まされ、いつも頭痛薬を手放せない生活が続いた。いつもの苦渋に満ちた顔で顔をしかめている顔が多かったが、松井孝嘉博士の診察で頚性の頭痛と診断され、頚性神経筋症候群の治療を受けたところ、完治し薬を全く飲まなくても欲なり、晴れ晴れとした顔つきとなった。どうして、今までいろいろの病院で診察を受けてきたが分からなかったのだろうか?どうしてもっと若い時に早く治らなかったのだろうか?頭痛のため、一生暗い人生を送らなければならないのが悔しいとばかり思っていたが、頭痛が治って良かったと81才の患者さんは松井孝嘉博士に嬉し涙を流して喜んだ。
精神科ではうつ病とうつ状態が同じ治療法であるから、ほとんど区別無しに治療されている。
うつ状態は原因があって、それによって二次的に引き起こされたものであり、原因を取り除けばうつ状態から脱出できるものである。うつ状態の原因の多くは、頚性神経筋症候群である。松井孝嘉博士のところで、うつ状態が治った患者さんの中には精神系の病院に入院をして治療を受けたが改善されなかった患者さんもかなりの数である。
更年期として治療されている患者さんの中に60%は治りにくい患者さんがいますが、その大部分は頚性神経筋症候群の治療で治る。
頭痛・メマイ・ムチウチ症・自律神経失調症・ストレス症候群・うつ状態・慢性疲労症候群・難治更年期障害など、これからの病気の大部分が同じ病気であり、つまり頚部後筋群の異常から起こっていることを松井博士が発見した。
これまではこれからの病気は薬で一時おさえの治療しかできなかったが、大部分の患者さんが完治することが分かってきた。指示通りに治療を受けた場合は改善率約95%、治癒率約70%である。
松井博士は東大・東京女子医大・帝京大・大阪医大と大病院で脳神経外科の外来を診てきた経験から外来に来る患者さんのほとんどは、脳神経関係のドクター達がゴミと影で言っている、手術にならない患者さんです。
しかし、本人は大変困っており、いろいろの病院を廻っているのですが、病院の方は一時押さえの薬で追い返しているのが現状でした。
松井博士はこのようなワンダーリングを繰り返している患者さんが根本的に完治できる治療法はないかと研究に研究を重ね、20年間のライフワークとして取り組んでやっと治療法が完成した。
次の問診表は松井博士が考案し実際に使用している。回答してみて5以上は要治療、10以上は中〜重症、17以上が該当すれば最重症である。
例えば、メマイだけ、頭痛だけ、更年期障害だけ、うつ状態だけと思っている人も、問診を見て他の症状が沢山あれば診断間違いであり、東京脳神経センターを受診してみてはいかがでしょうか?