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【富山】

新生児集中治療室不足 県立中央、富大病院で対応

2009年2月14日

石井知事(左)に中間報告を提出する県周産期医療体制検討会の新居会長=県庁で

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周産期医療検討会報告 『62床の確保必要』

 県周産期医療体制検討会の新居隆会長(黒部市民病院長)は十三日、昨年四月の富山市民病院の新生児集中治療室(NICU)の休止による病床数の不足について、県立中央と富山大の二病院で対応せざるをえないなどとした中間報告を石井隆一知事に提出した。 (稲田雅文)

 現在、県内で五十三床となっているNICUのベッド数について、富山市民病院休止前の六十二床を確保することが必要と指摘した。これに対し石井知事は「現在、予算編成の最終段階を迎えており、できるだけこの報告を踏まえた対応をしたい」とし、県立中央病院のNICU増床を視野に入れて検討する考えを示した。

 報告ではこのほか、症状の比較的安定した新生児をNICUから今後新たに位置付ける「地域周産期母子医療センター連携病院」に紹介したり、病床数や患者数に応じた適正な人員の配置による医師の疲弊防止、新生児専門医養成したりするための仕組みづくりを求めた。 

 

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