アルペンスキーの世界選手権第8日は13日、フランスのバルディゼールで行われ、佐々木は転倒して右手親指を負傷し、念のため病院で治療を受けた。「靱帯(じんたい)を伸ばした。でもよくあることで慣れている」と深刻な表情は見せず、15日の回転に支障がないと話した。
出だしで左ストックが斜面に引っ掛かるハプニングがあった。それでも切れのあるターンで勢いに乗ったが、ストックをしっかりと使えず転倒。右親指は、斜面を滑り落ちる間に痛めたようだ。
大回転は久々だったが「あのままゴールしていたら20番くらいには入れた」との手応えがあったという。同じ斜面で行う回転に向けては「早く終わりすぎたので、コースの感じはよく分からない」と苦笑した。(共同)