
雪山のトレッキングを楽しむ学生=富山市の立山山麓スキー場周辺
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聖泉大(滋賀県彦根市)の学生は「学外キャンパス」と銘打ち、五日間の日程で富山市
の立山山麓スキー場でスキー合宿を行っている。体力作りと研究テーマを広い視野で学ぶ
ことを目的としており、参加者は富山の冬の自然の魅力に触れながら、生き生きと学習に
励んでいる。
同大人間学部人間心理学科の学生十一人が九日から合宿に入っている。学生は研究テー
マとして、運動が心理にもたらす影響について学んでおり、合宿では実践を通じて理解を
深める。長野など全国を回っており、昨年に続いて富山を訪れた。
学生は全日本スキー連盟が認定するスキー検定三級の取得を目指したり、かまくら作り
を通じて基礎体力を養っているほか、十二日は地域住民の案内でスノーシュー(西洋かん
じき)を履き、雪山を歩いて自然観察を行った。学生は豊かな自然の中で運動することが
室内での運動よりもストレスの解消につながることを実感したほか、暖冬による少雪など
温暖化の影響についても考えを巡らせた。
合宿は十三日まで。今後、グループに分かれ、学習成果を新聞形式にして発表する。