公開された聖火リレーのトーチ=12日、カナダ・ウィスラー、上田幸一撮影
お披露目された聖火リレーのトーチ=12日、カナダ・ウィスラー、上田幸一撮影
冬季五輪の開幕まで1年になったことを示す街頭の時計=12日、カナダ・バンクーバー、上田幸一撮影
【バンクーバー(カナダ)=稲垣康介】来年2月12日のバンクーバー冬季五輪の開幕までちょうど1年の12日、開催地では記念行事が開かれた。開会式開始時間の午後6時(日本時間13日午前11時)には、「五輪を歓迎する気持ちを世界の人々に伝えよう」とカナダ全土で一斉に何かの音を鳴らすというユニークなイベントもあった。
スキーなどの舞台となるウィスラーでは、国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長を招いて聖火リレーのトーチがお披露目された。白に銀のラインが入り、長さ94.5センチ。緩やかな曲線のデザインは、雪面をスキーで滑った跡のシュプールなどをイメージした。聖火は10月30日、カナダのビクトリアを出発点に冬季五輪の国内ルートでは史上最長となる約4万5千キロを約1万2千人がつなぐ。