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事故米転売問題

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工業用に用途が限定される事故米が、食用へと不正に転売されたことが明らかになった。

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汚染米、もち粉に混ぜて「消費者をテスト」…三笠元秘書

 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による事故米の不正転売事件で、同社の元社長秘書・古谷幸作容疑者(59)が、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」に汚染された工業用の中国産もち米について、大阪府警などの合同捜査本部の調べに、「食用に混ぜ、消費者や取扱業者が混入に気づくかどうかのテストをしていた」という趣旨の供述をしていることがわかった。(読売新聞)
[記事全文]

・ 事故米転売の経緯 - 関連情報エリア
・ [用語]三笠フーズ - みんなの知恵蔵

「三笠フーズ」騙しのテクニック 酒メーカー「事故米」10倍以上で購入 - J-CAST(2008年9月10日)
「事故米」パニック! 危ない食品ルート - All About(2008年9月16日)

◇社長らは10日に逮捕された
「事故米」不正転売、三笠フーズ社長ら5人逮捕 - 読売新聞(2月10日)

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事故米転売 社長ら5人逮捕(10日) ...

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経緯

2009年2月10日、農林水産省の調査により発覚(2008年9月5日農林水産省発表)した、米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)による工業用「事故米」の不正転売事件で殺虫剤「アセタミプリド」に汚染された工業用のベトナム産米を食用と偽って売却したとして三笠フーズ社長の冬木三男容疑者及び元顧問・宮崎一雄・元社長秘書・古谷幸作の3容疑者に加え、グループ会社「辰之巳(たつのみ)」の元営業課長・宮崎雄三・「マルモ商事」社長・丸山茂夫の各容疑者を不正競争防止法違反(用途偽装)容疑で大阪、福岡、熊本3府県警の合同捜査本部が逮捕した。
当初、三笠フーズは九州の工場の判断で本社は関与していないと説明。しかし翌6日の会見で、冬木社長が転売を指示していたことを認めた。

転売業者と流通経路

検出された殺虫剤、カビ毒

事故米とは

基準値を超える残留農薬が検出されたり、カビがあったりして食用にできないコメ。のりの原料など工業用に用途を限定して国が民間業者に販売する。

事故米(西日本新聞「ワードBOX」)

政府の対応状況

非食用の事故米穀の不正規流通米の対応状況 - 首相官邸

内閣府

事故米穀の不正規流通問題

農林水産省

【主な公表資料】

厚生労働省

厚生労働省が発表する食品安全情報について

食品安全委員会

事故米穀の不正規流通事案に関する情報について

相談窓口

疑問視される国の監視体制

農水省は過去5年間、96回にわたり、三笠フーズに立ち入り調査を実施しながら不正行為を見抜けなかった。監視体制が疑問視されていることに対し、農水省は「二重帳簿を作成するなど、同社の手口が悪質だったから」と弁明している。今後は事故米の流通を禁止する方向だが、その際は、違反業者への罰則が不可欠といえる。(All About ガイド記事「事故米パニック 危ない食品ルート」)より

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