塩谷総合病院移譲　矢板市０９年度当初予算案　５億７５００万円助成

　矢板市は十三日、二〇〇九年度当初予算案を発表した。一般会計は百二十九億一千九百万円（前年度比１１・４％増）。同市内の塩谷総合病院経営移譲に伴い、受け皿となる国際医療福祉大学に五億七千五百万円を助成するのが増額の主な要因という。

　同市を含む地元二市二町では、同大に支出する計八億円の負担割合を協議。各自治体住民の同病院の利用率に基づき、同市が七割余りを負担することで一致した。

　同予算案の歳入では、法人市民税の大幅減などにより、市税収入は五十億八千百万円（前年度比８・１％減）。本年度の市税収入も年度当初の見込みより約二億円減る見通し。新規事業は▽仕事、育児の両立支援（二百三十万円）▽少人数学級の編成（一千六十万円）▽スクールバス運行（二千八百万円）−などを盛り込んだ。　（松尾博史）