金メダルを喜ぶ橋本選手と有森裕子ＳＯ日本理事長 （右） Photo By スポニチ

　７日から米国アイダホ州ボイジ市で開かれている知的発達障害者のスポーツの祭典、スペシャルオリンピックス（ＳＯ）冬季世界大会で１１日（日本時間１２日）、スノーボード・ジャイアントスラロームに出場した会社員、橋本壮史（たけし）さん（２１）＝福岡市南区弥永＝が、今大会で日本人初めての金メダルを獲得した。全７競技で障害に応じた決勝種目が行われ、１３日夜（同１４日）に閉会式を迎える。

　ＳＯは、知的発達障害者にさまざまなスポーツの訓練の機会と成果の発表の場を提供する運動で、１６５カ国が参加、ワシントンに本部がある。２年に１回、夏季大会と冬季大会を交互に開いている。

　今大会には、９５カ国から２０００人のアスリートが出場。日本からは選手６１人と役員コーチ２６人が出場しており、「ナンバーワンよりオンリーワン」というＳＯ精神にのっとった活躍が期待される。

　ＳＯ日本の細川佳代子名誉会長は「橋本さんの金メダルは日本人アスリートの励みになります。全員が、全力を出し切って最高の笑顔を見せてくれることを期待しています」と話している。

[ 2009年02月13日 ]