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CSK移転断念に横浜市「残念」

2009.2.13 20:27
このニュースのトピックス中田市長
みなとみらい21の開発状況図。赤が完成済み、黄色が建設中(予定も含む)、白は空き地。中央下の43地区左がCSKホールディングスが本社ビル建設を予定していた土地みなとみらい21の開発状況図。赤が完成済み、黄色が建設中(予定も含む)、白は空き地。中央下の43地区左がCSKホールディングスが本社ビル建設を予定していた土地

 情報サービス会社、CSKホールディングス(東京都港区、福山義人社長)は13日、横浜市西区みなとみらい地区への本社移転計画を中止する、と発表した。

 計画では、横浜みなとみらい21地区にグループ会社の本社機能などを集結するため、総事業費442億円をかけ敷地7848平方メートルに、地上33階建て地下2階、延べ床面積8万6400平方メートルの本社ビルを10月着工、平成24年2月完成を目指していた。

 しかし、経営体質強化・収益性改善のために財務体質の改善に取り組む必要があると判断、13日午前の取締役会で中止を決議した。午後になって、CSK担当者が市庁舎を訪れ、横浜市側に事業中止の申し入れをした。

 みなとみらい地区への進出断念は、昨年3月のセガに続き2社目。土地売買にかかった価格91億円は、2割にあたる違約金を差し引いた分を払い戻す。CSKが建設予定だった同地区では、不動産業のモリモト(東京都渋谷区)も店舗を兼ねたオフィスビルを建設途中であったが、昨年10月、東京地裁に民事再生法の手続きを申し立て(負債総額1615億2000万円)、12月に上場廃止し建設がストップしている。

 立て続けの進出中止や計画頓挫に、市の担当者は「選定のプロセスには問題ない。相思相愛だったが、(中止に)とても残念だ」と語り、「打撃がないとはいえないが、引き続き街づくりをしていく」と無念を滲ませながら語った。また、同地区については、再募集で新たな企業誘致を目指す。

 中田宏市長は、「中止決定したという残念な報告を受けた。今後の対応についての検討を所管局に指示した」というコメントを発表した。

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みなとみらい21の開発状況図。赤が完成済み、黄色が建設中(予定も含む)、白は空き地。中央下の43地区左がCSKホールディングスが本社ビル建設を予定していた土地
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