So I Love You, ---hayanomidori

　記念掲載するぜ。
　久々の早野画像は目の上のタンコブ。目の周りが赤いのは化粧じゃなくて、悔し泣きして腫れた跡です。ヒリヒリする。
　ショボイ携帯写真でリアルさが上手く伝わらず残念です。

　まだ目や眉を動かせません。少しでも上目にするとズキズキ痛む。

　ちきしょう。

　ただでさえブスだと言うのに、殴られて青痣出来たら美人になっちゃうだろ！（怒）

　顔写真を載せるのは大嫌いですが悔しくて堪らないから載せる。


　Boxingの由来って青痣をboxというからなんでしょ？


　久々だよBoxing腫れ。


　あのクソ野郎！

　13時18分、ゆうべ終電ナビしてくれたロック野郎サイトーさんから電話。

　「おい。生きてるか。ゆうべちゃんと帰れたのか」

　「おう。生きてるらしいぜ。朝起きたら息してた」

　「今何処だ」

　「バラック」

　「ちゃんと家帰ったんだな？」

　「タクシーで帰ったよ。久し振りに白タクじゃない普通のタクシーに乗ったら、高いのなんの」

　「ちゃんと払ったんだな？」

　「払ったに決まってんの。家から現金ストックを息子に持って来て貰って払ったよ。聞いてよ、4000円もしたんだぜ。稼げてないのに痛いわあ、泣けたわあ、悔しいわあ」

　「つかお前、、、まあいいや、、、払えて良かったな」

　「ホントだよな、奇跡だな。働けって言いたいんだな。言うな。働いてるが稼げてないだけだっ」

　「言ってねえよ。でもさ生きて帰れて良かったじゃん」

　「ああ生きてる。あああ、私、生きてるょぅ～。生きるのが辛いです」

　「そうか、俺もだ。で結局そいつからの反応はどうよ」

　「どうやら代表格様御夫妻に叱られて、代表格様同行で謝りに来たいとかホザいてるらしいわ。知らねーよなあ。顔なんか見たくもねーよ。45、6のオッツァンらしいで。いい歳こいたオッツァンがだ、酔っ払って人殴ってとんでもねえ野郎だな！変な顔だし！」

　「顔は仕方ねーんだから言うな。歳も関係無いぜ。ダメなやつは歳取ったってダメだ。大体、謝りに来るのに何で代表者に連れられてじゃないと謝れないわけ？男の癖に。独りで謝りに来いってんだよなあ」

　「ああ確かに、そうだよなあ、何で人を同行しないと謝れないんだろう、普通独りで謝るよね。独りで勝手にやったんだから。意味わかんない」

　「そうやってソイツはいつもトラブル起こしちゃあ人に尻拭いさせて来たんだろ。酔っ払って人殴る時点でダメなやつなんだ。ダメなやつだから独りで謝れる訳が無いんだ」

　「確かになあ、、、私もダメなやつだが下には下が居るもんだなあ」

　「沢山居るさあ！お前みたいに女独りで行動してるやつに目を着けて攻撃するカスみたいなやつなんか、世の中ゴロゴロ転がってんさ」

　「まだまだ居るよなあ、まだまだ来るんだろうなあ。。。」

　「落ち込むな。頑張れよ」

　「ああ落ち込んだかも知れない。。。」


　サイトーさんに客人、電話を切る。


　世の中、カスはゴロゴロ居るのか‥‥‥


　嫌だな‥‥‥


　私はカスみたいなやつだが、少なくとも、《人に付き纏ったり断られて逆切れして殴ったり、平然と尻拭いさせたり》、そういうベクトルのカスでは無いことは確かだ。

12時42分、先程の代表格様に私から返事を送信。


『〇〇様

　私単独の被害に〇〇様御夫妻と尚美先生を巻き込んでしまい、大変申し訳無く思っております。

　息子が私の被害を心配するあまり、高い熱を出してダウンしてしまい、私も身動きできません。
　また、この片側だけ腫れた顔では人前には出られませんし、加害者の顔など見たくもありません。
　加害者からの面会申込につきましては、公の場で司法を介しての謝罪の意志を示すことのみ許可する所存です。

　私もまた今週の出演を総てキャンセル致しました。毎日を命懸けで現場に臨んでいた私としては、甚大な損害です。
　メインの公演前に周辺区域の出演をキャンセルするという事態で、メインの公演にも経済的に影響を及ぼすわけで、それは次から仕事が無くなる可能性でもあります。　　私は出演しか仕事がありません。亡くなった主人の遺族年金等も無く、私には演奏の仕事だけが収入の総てです。これが生活や息子の学費の稼ぎ口の総てです。
　出演を生業とする人間の顔を殴るというのは、その人間と家族に死ねということでもあります。

　加害者を絶対に許しません。

　これが指でも折られたのなら一生分の糧を請求するところです。

　これが私の現実です。

　音楽家を専業に生きるとは、このようなリスクとの引き換えです。

　あのようなアマチュアクラシックオタクの加害者には、私の実際など想像も着かないことでしょうし、知って貰う必要もありませんし、その現実を誰も変えることは出来ませんが。

　尚美先生には、くれぐれも宜しくお伝えくださいませ。

　以上です。

　このまま全文を加害者に転送してください。〇〇様御夫妻にはお手数ばかりお掛けして大変恐縮なのですが、私の連絡先は決して加害者側に表示されないよう編集をお願い申し上げます。加害者の返事は見たくもありませんので不要です。

　　　早野翠　』

　キチガイ加害者を刺激するのもどうかと迷いましたが、このままでは先生も代表格様もまた身動きが取れず大変困らせてしまうばかりなので、加害者に対し反応を示してやることにしました。

　送ってしまってからハタと気付いた。アマチュア～オタクは余計だった。門下生さんの大半はアマチュアの古楽愛好家なわけで、、、

　幾ら加害者に対し忿懣るかた無いとしても、感情に任せた馬鹿な失言でした。本当にごめんなさい。反省中です。。。

　門下生の中で私達女声合唱団だけが、高確率でプロの声楽家先生だらけなのは偶然みたい。
　返す返すも、この素晴らしい合唱団に出会えたラッキーに感謝です。
　私は何故だか、子供の頃から（つまり、何も出来ないレベルの頃から）演奏や編曲を仕事にしていて、プロ集団しか見たことが無いまま世間を知らずに今に至ります。これもまた偶然です。両親は音楽関係者では無いし、両親には私の音楽キチガイっぷりを全力で阻止されながら、練習や出演がバレれば全力で虫の息にされるほどボコボコに殴る蹴るの暴行を加えられ、いつも逃げ回りながら音楽を続けて育ちました。

　関係無いですね。

　そんなの、どうでもいいです。

　往復書簡は多分これで終了です。

　あとで尚美先生にだけ、そっと経過報告したいと思います。

　私が今すぐ会いたいのは、加害者でも代表格様御夫妻でもなく、尚美先生だけです。

　この腫れた顔では会えないけど。

　気持ちだけ‥‥