東京都新宿区は13日、解雇に伴い住居を失った人に宿泊代を支給する緊急支援を実施すると発表した。労働金庫からの入居費融資を受けられる日までの宿代として、1日5000円を支給するという。同区によると、現金の支給は全国初という。今年度中に8人分120万円、来年度予算に96人分として1440万円を計上する。
離職で住居を失い(1)入居費などを融資する労働金庫の「就職安定資金融資」をハローワークで申し込む(2)同区に半年以上住んでいる--などが条件。申込日から区役所で現金を支給する。ホテルや旅館、インターネットカフェなど宿泊先に制限はなく、領収書の提出も必要ないという。【合田月美】
毎日新聞 2009年2月13日 21時54分(最終更新 2月14日 0時20分)